用語集

HⅡAロケット

読み方
えいちつーえー

H-IIAロケット(H-IIA、H-2A Launch Vehicle)とは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と三菱重工業株式会社が運用してきた、日本の主力大型ロケットで、2001年(平成13年)の試験機1号機初打上げ以降、約20年以上にわたって日本の宇宙開発・商業衛星打上げを支えてきた、現代の日本の宇宙開発における代表的な実績ロケット概念である。H-IIAは、先代のH-IIロケットの基本設計を引き継ぎつつ、信頼性・コスト・運用性を改善した発展型で、第一に「全長53m・最大質量445トン」、第二に「液体水素・液体酸素エンジン LE-7A(推力110トン)」、第三に「固体ロケットブースター SRB-A(推力230トン×0/2/4本構成)」、第四に「打上げ能力(静止トランスファ軌道4〜5トン・低軌道10トン以上)」、第五に「種子島宇宙センターからの打上げ」、第六に「打上げ成功率約97%(業界トップクラス)」、第七に「2024年時点で50回以上の打上げ実績」などの特徴を持つ。H-IIAの主な打上げ実績として、第一に「日本の科学衛星・観測衛星(だいち・はやぶさ・きずな等)」、第二に「気象衛星ひまわり8号・9号」、第三に「準天頂衛星みちびきシリーズ」、第四に「商業通信衛星(韓国・カナダ・米国など)」、第五に「火星探査機MMX関連」、第六に「月探査機(かぐや・SLIM等)」、第七に「ISS(国際宇宙ステーション)補給機HTV」、第八に「政府衛星・防衛衛星」など多岐にわたる。H-IIAは2025年で運用終了予定で、後継機のH3ロケットへの移行が進められている。商業打上げ市場での競合は、SpaceX Falcon 9(米国)、Ariane 6(欧州)、Long March(中国)、Atlas V(米国)、Soyuz(ロシア)、Falcon Heavy(米国)など、世界各国の宇宙打上げ業界。日本の宇宙ビジネス市場規模は約4兆円(2024年)で、政府の宇宙基本計画では2030年代までに8兆円への拡大が目標とされ、H3ロケットを中心とする打上げ能力強化が国家戦略の一翼を担う。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接関連は薄いが、宇宙関連企業の本社ビル・研究施設・打上げ管制施設などの建築維持管理で関連する場合があり、JCSAでも先端産業トレンドのセミナーを開催し、加盟会社の業界視野拡張を支援している。

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