用語集

HIDランプ

読み方
えいちあいでぃーらんぷ

HIDランプ(HID Lamp、High Intensity Discharge Lamp、高輝度放電ランプ)とは、放電灯(discharge lamp)の中で特に発光輝度が高いランプの総称を指し、第一に「水銀ランプ(水銀蒸気放電灯)」、第二に「メタルハライドランプ(メタハラ、金属ハロゲン化物添加水銀ランプ)」、第三に「高圧ナトリウムランプ(オレンジ色光、トンネル・道路)」、第4に「キセノンランプ(自動車前照灯)」などを含む、現代の屋外大型照明・スポーツ照明・産業用照明・自動車照明に広く採用される、高輝度放電灯製品概念である。HIDランプの特徴として、第一に「高輝度(数千〜数万ルーメン)」、第二に「高い発光効率(80〜130lm/W)」、第三に「長寿命(10,000〜25,000時間)」、第四に「広範な色温度・演色性」、第五に「強烈な指向性照明」などが挙げられる。一方、デメリットとして、第一に「点灯までの時間が長い(メタハラで2〜10分)」、第二に「再点灯までの待機時間(高圧水銀灯で10〜15分)」、第三に「水銀含有(環境配慮型ではない)」、第四に「専用安定器が必要」、第5に「LEDより消費電力高い」などがある。主な用途として、第一に「屋外スポーツ施設(野球場・サッカー場・テニスコート照明)」、第二に「大型商業施設・ショッピングモール・体育館の高天井照明」、第三に「道路・トンネル・高速道路の照明」、第四に「工場・倉庫の高天井照明」、第5に「街路灯・公園照明」、第六に「自動車・バイクのヘッドライト(HIDヘッドライト)」、第七に「映画・舞台・テレビ撮影用照明」などである。代表的なメーカーは、Panasonic(パナソニック)、岩崎電気、東芝ライテック、フィリップス(Philips、現Signify)、オスラム(OSRAM)、GEライティング、ウシオ電機など。近年は、HIDランプから「LED化」への置換が急速に進行しており、第一に「LEDの寿命(30,000〜60,000時間、HIDの2〜3倍)」、第二に「LEDの発光効率(150〜200lm/W、HIDの1.5〜2倍)」、第三に「LEDの即時点灯(待ち時間ゼロ)」、第四に「LEDの調光制御性能」、第五に「水銀フリー(環境配慮)」のメリットから、新設・改修工事でLEDが選択されるケースが増えている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部照明・敷地内照明・駐車場照明のLED化更新で、既存のHIDランプ照明器具からLED器具への更新が主要工事項目の一つとなっている。明誠フランチャイズの電気工事専門会社が対応し、JCSAでも電気・照明関連のセミナーを定期開催している。

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