用語集
HIVP管
HIVP管(耐衝撃硬質塩化ビニル管、High Impact Vinyl Pipe)とは、ポリ塩化ビニル(PVC)に耐衝撃性向上のための変性剤を添加した、耐衝撃硬質塩化ビニル管を指し、給水管・排水管・工業用配管などで広く採用される、現代の塩ビ管分野における重要な配管材料概念である。HIVP管は、JIS K 6741(一般用硬質塩化ビニル管)・JIS K 6742(水道用硬質塩化ビニル管)等のJIS規格に基づく規格製品で、第一に「VP管(標準型・厚肉)」、第二に「VU管(薄肉型)」、第三に「HIVP管(耐衝撃型)」、第四に「HTVP管(耐熱型)」などに分類される。HIVP管の特徴として、第一に「耐衝撃性(標準VP管の2〜3倍の衝撃耐性、低温脆性が改善)」、第二に「耐腐食性・耐薬品性に優れる」、第三に「低価格(金属管比較)」、第四に「軽量・施工性が良い」、第五に「耐久性(適切な施工で50年以上)」、第六に「サイズ規格(13mm・16mm・20mm・25mm・30mm・40mm・50mm・65mm・75mm・100mm・125mm・150mm・200mm・250mm・300mm等)」などが挙げられる。日本の給水管市場におけるシェアは、第一に「HIVP管・VP管(標準)」(最大シェア、住宅・マンション主流)、第二に「ポリエチレン管(HDPE、地中埋設用)」、第三に「ステンレス鋼管(業務用・高級住宅)」、第4に「銅管(特殊用途)」、第5に「鋳鉄管(大口径・地中埋設)」などの分布。施工方法は、第一に「TS接合(テーパーソルベント、接着接合、最も主流)」、第二に「ゴム輪接合(メカニカル接合、地中埋設・大口径)」、第三に「フランジ接合(大口径・取外し可)」、第四に「ねじ接合(ねじ込み式継手)」などがある。代表的なメーカーは、株式会社クボタ、株式会社呉羽、三井化学産資、東洋ベンディング工業、株式会社栗本鐵工所、株式会社丸一鋼管、株式会社サンエスなど。一方、課題として、第一に「経年劣化(紫外線・温度・水質による)」、第二に「TS接合部の経年漏水リスク」、第三に「凍結・凍害リスク(寒冷地)」、第四に「環境負荷(ハロゲン含有・廃棄問題)」などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における給水管更新工事では、HIVP管は標準的な配管材料として広く採用される。築30〜40年経過したマンションでは給水配管の劣化・漏水・赤水リスクが高まり、計画的な配管更新工事が必要となる。明誠フランチャイズの給排水・設備工事専門会社が対応している。JCSAでも設備関連のセミナーを定期開催している。

