用語集

ICT教室

読み方
あいしーてぃーきょうしつ

ICT教室とは、ICT(情報通信技術、Information and Communication Technology)を活用した教育設備・学習空間を備えた教室の総称で、電子黒板・タブレット端末・無線LAN・プロジェクター・ドキュメントカメラ・学習管理システム(LMS)・遠隔授業システムなどの機器・設備が統合的に整備された次世代型学習空間である。文部科学省は2019年に「GIGAスクール構想」を打ち出し、全国の小中学校に1人1台の学習用端末と高速大容量通信ネットワークを整備する政策を進め、2021年度までに小中学校への端末配備をほぼ完了させ、現在は高校への展開、ICT教室の機能拡充、教師の指導力強化、デジタル教科書の本格運用、AI個別最適化学習などの第二段階へと進化している。ICT教室の主な機能は、(1)電子黒板による視覚的・対話的授業展開、(2)タブレット端末による児童生徒の主体的学習・協働学習、(3)クラウドサービスによる学習履歴・成績の電子管理、(4)遠隔授業・オンライン教材活用による多様な学習機会提供、(5)プログラミング教育・STEAM教育・情報モラル教育の実践、(6)特別支援教育における個別最適化、(7)災害時・感染症流行時の学習継続性確保などである。建築・建設業界の視点では、ICT教室の整備は学校施設の電気設備・通信設備・空調設備の大幅な強化を必要とし、コンセント数の増設、LANケーブル配線、無線AP設置、電源容量増強、可動式机・椅子の導入、ホワイトボード兼用プロジェクター対応の壁面整備などの工事案件が発生する。文部科学省「学校施設のZEB化・脱炭素化」「学校トイレ改修」「老朽化対策」と並んで、ICT教室整備は今後10年間の学校施設整備の主要テーマの一つである。明誠グループは大規模修繕を主軸としつつ、フランチャイズ加盟の電気工事会社・内装工事会社と連携して、学校・教育施設のICT環境整備工事にも対応可能な体制を整えており、JCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)を通じた建設業者向けの最新動向セミナーで学校施設DX市場の情報共有を行っている。

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