用語集
IKディスク2点固定
IKディスク2点固定とは、田島ルーフィング株式会社が開発・販売する「R-DIPS(アール・ディップス)IK工法」において、既設の防水シートや新設シートを下地材に対して2点で固定するための専用ディスク部材および固定方式の呼称である。R-DIPS IK工法は、既存改質アスファルト防水層の上から塩ビシート防水を機械固定する被せ工法(カバー工法)の一種で、既存防水層の撤去廃棄物を最小化しつつ、防水性能を確実に再構築できる環境配慮型工法として大規模修繕市場で広く採用されている。IKディスクは円形の鋼製または樹脂製プレートで、専用ビスを介して下地(コンクリート躯体や既存防水層の上に敷設したインシュレーションボード)へ確実に固定される。「2点固定」は、1枚のディスクに対して2本のビスを用いて固定する仕様で、強風地域・台風常襲地域・高層階屋上など、風圧荷重が大きい現場に対応するための強化仕様である。一般的な1点固定よりも引抜耐力・回転拘束性能が高く、ディスク中心が回転して防水シートを傷つけるリスクを低減できる。設計時には、建物所在地・建物高さ・屋上形状から日本建築学会「建築物荷重指針」に基づく設計用風荷重を算出し、ディスク配置ピッチ・本数を決定する。耐風圧計算では、特にコーナー部・パラペット周り・段差部などの局所風圧が大きい部位ほど固定密度を高める必要があり、IKディスク2点固定はこうした重要部位に集中的に配置されることが多い。マンション・ビル・ホテルの屋上防水改修工事において、ロープアクセス工法と組み合わせて屋上端部・パラペット部の固定作業を行うことで足場費用を圧縮でき、明誠が得意とするハイブリッド工法と高い相性を持つ。フランチャイズ加盟の防水専門会社による施工管理体制で、設計通りの固定密度と引抜耐力を担保することが、長期防水保証の前提条件となる。

