用語集
Is値
読み方
あいえすち
Is値(Seismic Index of structure、構造耐震指標)とは、既存建物の耐震性能を数値化した指標で、建築物の耐震診断において最も基本的かつ重要な評価指標である。1995年の阪神・淡路大震災後、国土交通省・日本建築防災協会が定める「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針」「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準」に基づき算出される。Is値の計算式は「Is = Eo × SD × T」で、Eo(保有性能基本指標、建物の強度・粘り・形状)、SD(形状指標、平面・立面の不整形性ペナルティ)、T(経年指標、経過年数・劣化状況のペナルティ)の3要素から構成される。判定基準は、Is値が0.3未満であれば「地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い」、0.3以上0.6未満であれば「危険性がある」、0.6以上であれば「危険性が低い」とされ、特定建築物(学校・病院・庁舎など)では0.6以上、地方自治体によっては0.7以上が要求基準となる。耐震診断・耐震改修工事の判断材料として極めて重要で、Is値が基準を下回る既存建物には耐震補強工事(耐震壁の追加、ブレース設置、外付け鉄骨フレーム、免震レトロフィット、制震ダンパー設置など)が必要となる。マンション・ビルの大規模修繕では、耐震改修工事と外壁・防水改修を一体化することで、足場の有効活用とコスト最適化が可能で、明誠ではフランチャイズ加盟の構造専門会社と連携して耐震診断〜耐震改修〜外装改修のワンストップ提案ができる。

