用語集
ispaceアイスペース
ispace(アイスペース、株式会社ispace)とは、東京都中央区に本社を置く日本の宇宙開発スタートアップ企業で、月面探査用ランダー(着陸船)と月面ローバー(探査車)の開発・運用を行う民間月面開発のリーディングカンパニーである。同社は2010年にHAKUTOチーム(GoogleがスポンサーするGoogle Lunar XPRIZEの参加チーム)の母体として設立され、その後民間月着陸ミッション「HAKUTO-R」を推進する事業会社へと発展し、2023年4月には日本企業として初めて月着陸を試みたミッション1(M1)を実行(着陸直前に通信途絶し失敗)、2025年6月のミッション2(M2)も着陸失敗(通信途絶)と続いた。2026年以降のミッション3(M3)以降への挑戦が予定されており、日本の民間宇宙開発を象徴する企業の一つとして注目を集めている。同社は2023年4月12日に東証グロース市場に上場(証券コード:9348)し、月面開発市場でのリーディングポジション確立を目指している。事業領域は、(1)民間月面ペイロード配送サービス(顧客の機器・実験装置を月面まで運ぶ輸送サービス)、(2)月面データ販売事業(月の鉱物資源・水資源・地形データなど)、(3)NASAの「Artemis Programアルテミス計画」へのサービス提供、(4)将来的な月面産業エコシステム構築、などである。建築・建設業界との接点としては、(A)月面建設・宇宙居住モジュール開発における日本国内の建設技術活用、(B)月面基地建設における3Dプリンティング・自動建設ロボット技術の展開、(C)地球と月のサプライチェーン構築における建設関連企業の参画、などが挙げられる。日本政府は宇宙基本計画・宇宙安全保障構想において、月面開発・宇宙資源利用・宇宙交通管理などへの民間参入を後押ししており、清水建設・大林組・鹿島建設・大成建設などのスーパーゼネコンも宇宙建築分野への研究投資を強化している。明誠は地上建築の大規模修繕を主軸とするが、JCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)を通じて建設業界の最新トピックとして宇宙開発の動向も会員企業に情報発信し、新規市場開拓のヒントとなる業界知見の共有を行っている。

