用語集
Rロックカラー
Rロックカラーとは、田島ルーフィングのアスクール仕上げなどに用いられる、ロック系の仕上げカラー塗料(特殊仕上塗料)の一種である。屋上防水や保護層の表面には、紫外線・熱・歩行による劣化から防水層を守るとともに、遮熱性や意匠性を付与するための仕上げ塗料が施されることが多い。Rロックカラーは、こうした仕上げ層に用いられる着色塗料で、同システムのSPロック系の仕上げを補完する色調・機能を担う製品として位置づけられる。
屋上の仕上げ塗料には、防水層保護という基本機能に加えて、いくつかの付加価値が期待される。代表的なものが遮熱機能である。白系・淡色系の遮熱塗料を用いることで、太陽光の近赤外線の反射率を高め、屋上表面の温度上昇を抑制できる。これにより、屋上スラブを通じた階下への熱負荷が軽減され、最上階の室内環境の改善や空調負荷の低減といった省エネ効果が得られる。夏場の屋上表面温度は高温に達するため、遮熱仕上げによる温度低減は、防水層自体の熱劣化の抑制にも寄与し、結果として防水層の寿命延長にもつながる。
また、適切な色彩設計は、屋上を上層階や周辺の高層建物から見たときの景観にも配慮できる。仕上げ塗料は防水層の最も外側に位置し、雨水・紫外線・歩行に直接さらされるため、その耐候性が防水システム全体の耐用年数に影響する。塗膜の耐摩耗性・防滑性・防汚性なども、屋上の用途(歩行の有無、設備の設置状況など)に応じて求められる性能であり、用途に適した仕上塗料の選定が重要となる。
マンション・ビル・ホテルの大規模修繕では、屋上防水の改修にあわせて仕上げ塗料を選定し、防水性能・耐候性・遮熱性・美観のバランスを取ることが、品質確保のポイントとなる。仕上げ塗料はメーカー標準のシステムの一部として設計されているため、防水材との相性を踏まえた材料選定と、適切な下地調整・塗布量管理が欠かせない。明誠では、屋上防水改修の提案において、防水材・保護材・仕上塗料を一体のシステムとして捉え、建物の用途やランニングコスト、長期修繕計画との整合を踏まえた仕様提案を行っている。通常足場・ロープアクセス・ハイブリッドの三工法を使い分けられる体制により、屋上から外壁まで一貫した品質で改修を進め、建物の耐久性・省エネ性・美観の向上に貢献している。
屋上の仕上げは、防水の最終的な耐久性と省エネ性、美観を決定づける重要な工程である。明誠は、遮熱や防滑など屋上の用途に応じた仕上塗料を適切に選定し、防水材との相性や塗布量管理に配慮した確実な施工を行うことで、長持ちし、かつ建物の維持管理コスト低減にも資する屋上改修を提供している。
仕上塗料の選定では、遮熱・防滑・防汚・耐摩耗といった求められる性能の優先順位を、屋上の使われ方に応じて整理することが大切である。明誠は、こうした性能要件をオーナーと共有しながら最適な仕上げを選定し、防水システム全体としての耐久性と省エネ性、美観を高める屋上改修を提供している。

