用語集

R加工

読み方
あーるかこう

R加工とは、建築・建設・製造業の現場で板材・型材・製品の角部分(エッジ、コーナー)を曲線状に加工する工程の総称で、英語のRadius(半径)の頭文字「R」を用いた業界用語である。R加工の目的は、(1)意匠性の向上(柔らかい印象・優美なデザイン)、(2)安全性の確保(鋭利なエッジによる怪我防止、特に病院・保育施設・介護施設で重要)、(3)清掃性の向上(出隅・入隅の角に汚れがたまりにくい)、(4)構造的応力集中の緩和(鋭利な角は応力集中が発生しやすく亀裂・破損の起点になりやすい)、(5)流体・空気の流れの円滑化(換気ダクト・排水管・配管系統)、(6)製品の手触り・操作感の向上、などである。R加工の対象材料は多岐にわたり、(A)金属板(鋼板・ステンレス板・アルミ板)、(B)木材(無垢材・合板・MDF)、(C)樹脂板(アクリル板・塩ビ板)、(D)石材(大理石・御影石)、(E)コンクリート(プレキャスト製品)、(F)ガラス、(G)紙・布、など多彩である。加工方法には、(あ)切削加工(ルーター・面取り盤・NC加工機)、(い)研削加工(ベルトサンダー・砥石)、(う)プレス加工(金型による成形)、(え)モルダー加工(連続多面加工機)、(お)レーザー切断、(か)ウォータージェット切断、(き)3Dプリント、など多様な技術が用いられる。R加工の指定方法は、図面上で「R+数値」(R5、R10、R30など、数値はミリメートル単位の半径)の形式で表示され、施工現場・工場ではこの指定に基づき正確に加工を行う。R値の選定は、(あ)大R(R50〜R200):ゆったりとしたカーブで意匠重視、(い)中R(R10〜R50):標準的な丸みで意匠と機能のバランス、(う)小R(R3〜R10):実用的な角の処理、(え)面取りR(R1〜R3):微細な角丸めで安全性・触感の向上、と使い分ける。マンション・ビル・住宅・店舗・公共施設の大規模修繕およびリニューアル工事において、R加工された建材・什器・金物の選定・施工は意匠性・安全性向上に直結する重要な施工項目で、明誠グループは塗装・タイル・防水・金物・建具等の各分野フランチャイズ加盟店との連携により、複雑なR加工を含む高品質仕上げに対応できる体制を整えている。

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