用語集

R134a

読み方
あーるいちさんよんえー

R134a(アールいちさんよんエー、HFC-134a、1,1,1,2-テトラフルオロエタン)とは、フッ素系のハイドロフルオロカーボン(HFC)冷媒の一種で、化学式CH2FCF3、分子量102.03、沸点-26.1℃の不燃性・低毒性ガスである。R134aは、1990年代以降、オゾン層破壊作用のあるR12(CFC-12、ジクロロジフルオロメタン)の代替冷媒として全世界で広く採用された、第2世代の代表的フッ素系冷媒である。主な用途は、(1)中型・大型空調機(ビル用パッケージエアコン、家庭用と業務用空調の一部)、(2)自動車エアコン(ほぼ全車種に採用、現在は次世代低GWP冷媒R1234yfへの転換が進行中)、(3)家庭用冷凍冷蔵庫の一部、(4)食品冷凍機・業務用冷凍冷蔵機、(5)医療用機器・科学実験用恒温槽、などである。R134aのオゾン層破壊係数(ODP)はゼロで、モントリオール議定書下のオゾン層保護目的では問題ないが、地球温暖化係数(GWP)は1300〜1430(CO2を1とした場合)と比較的高く、地球温暖化への影響が大きいことが課題となっている。京都議定書(1997年)以降、温室効果ガス排出削減のため、より低GWPの代替冷媒への転換が国際的に推進されており、自動車エアコンでは2017年以降EU・米国・日本でR1234yf(GWP=4)への切り替えが進行している。建築用空調分野では、R32(GWP=675)・R290(プロパン、GWP=3)・R744(CO2、GWP=1)・R1234ze(GWP=7)・R454B(GWP=466)などの新冷媒への転換が進められており、フロン排出抑制法(2015年改正)・モントリオール議定書キガリ改正(2016年)に基づき、業務用空調・冷凍冷蔵機器の冷媒転換が法的に義務付けられている。日本国内では、業務用空調・冷凍冷蔵機器の使用者・管理者は、定期点検・漏えい点検・冷媒回収・廃棄報告・冷媒管理台帳整備などの法定義務を負い、これらを怠った場合は罰則の対象となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、業務用空調設備の更新・冷媒入替・機器入替などが行われる場合、R134aから低GWP冷媒への転換、フロン排出抑制法に基づく適正な冷媒回収・廃棄処理、第一種・第二種フロン類充填回収業者の有資格者による作業実施などが必須となり、明誠グループのフランチャイズ加盟店には電気設備工事・空調設備工事を専門とする会社が多数含まれ、こうした法対応にワンストップ対応できる体制を整えている。

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