用語集

RAレベル1

読み方
あーるえーれべるわん

RAレベル1とは、IRATA(Industrial Rope Access Trade Association、国際産業用ロープアクセス協会)が定めるロープアクセス技術者の国際資格レベル1を指し、ロープアクセス作業に従事する全ての技術者が最初に取得すべき基礎的な国際資格である。レベル1取得者は、ロープアクセスの基本技術を習得した新人技術者として位置付けられ、上位資格者(レベル2・レベル3)の指導・監督下で作業を実施することが規定されている。RAレベル1取得の要件は、(1)IRATA認定トレーニングセンターでの基礎訓練コース(最低5日間40時間以上)の受講、(2)厳格な実技試験・筆記試験の合格、(3)医療資格(First Aid基礎)の保有、(4)満18歳以上、(5)健康診断による就業適性の確認、などである。訓練内容は、(A)ロープアクセス装備(ハーネス・ロープ・カラビナ・下降器・ASCENDER・DESCENDER等)の正しい装着・取り扱い、(B)ロープへの登坂・下降・横移動・障害物通過、(C)作業位置への到達・離脱、(D)救助対象者への接近とリレスキュー基本動作、(E)墜落事故防止策の知識、(F)装備の点検と廃棄基準、(G)作業前リスクアセスメントの基礎、などの幅広い基礎技術が含まれ、最終日に厳格な認定試験で合否判定される。試験合格率は概ね70〜80%程度とされ、受験前の十分な準備と訓練が必要となる。レベル1資格は3年ごとに再認定(リフレッシャートレーニング)が必要で、継続的な技術維持と最新基準の習得が求められる。日本国内ではIRATA認定企業はまだ少なく、レベル1有資格者も希少な人材である。明誠グループはロープアクセス工法フランチャイズの先駆者として、加盟店の職人をIRATAレベル1から段階的にレベル2・レベル3まで育成する体制を構築し、業界全体のロープアクセス技術レベル向上に貢献している。レベル1取得は、ロープアクセス職人としてのキャリアの第一歩であり、マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事を安全に遂行する技術力の基礎となる。

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