用語集

RA作業者

読み方
あーるえーさぎょうしゃ

RA作業者(Rope Access Worker、ロープアクセス作業者)とは、ロープアクセス工法による建築物の外壁修繕・点検・洗浄・調査・補修・救助・荷揚げなどの高所作業を、専門資格・専門訓練・専門装備を備えて行う技能技術者の総称で、明誠グループの主要技術職の一つである。ロープアクセス工法(Industrial Rope Access)は、1970年代に英国の海底油田プラットフォームの点検・補修作業を効率化するために、洞窟探検技術と登山技術を産業に応用した手法として発展し、1980年代以降は欧米を中心にビル外壁修繕・タワー保守・橋梁点検・風力発電機保守・煙突点検など多様な産業分野で標準工法として確立された。日本では1990年代後半から、明誠を含む先駆的企業によって導入が始まり、2010年代以降に急速に普及した比較的新しい高所作業工法である。RA作業者の代表的な国際資格制度には、(1)IRATA(Industrial Rope Access Trade Association、英国を中心とした世界最大のロープアクセス認証団体)が認定するLevel 1(初級・指導者の下で作業)・Level 2(中級・複雑作業対応)・Level 3(上級・指導者・救助対応)の3段階資格、(2)SPRAT(Society of Professional Rope Access Technicians、北米のロープアクセス認証団体)が認定する同様の3段階資格、(3)日本国内独自のロープ高所作業特別教育修了証(労働安全衛生規則第36条第40号、2016年義務化)、(4)ロープアクセス工法の各種民間認定資格などがある。RA作業者に求められる技能は、(A)ロープ・ハーネス・カラビナ・ディセンダー・アセンダーなどの装備の正しい取り扱い、(B)安全な昇降・降下技術、(C)アンカーポイントの選定・設置、(D)救助技術(墜落者の救助・緊急退避)、(E)作業計画書の作成・現場リスクアセスメント、(F)狭隘・斜壁・複雑形状部位での作業姿勢制御、(G)チームワーク(最低2名以上での作業)、(H)気象・建物条件の判断、(I)労働安全衛生法・関連法令の遵守、などである。明誠グループのRA作業者は、IRATA認証またはSPRAT認証の有資格者を中心に、(あ)ロープ高所作業特別教育修了、(い)足場の組立等特別教育修了、(う)墜落制止用器具の使用作業特別教育修了、(え)酸欠特別教育修了、(お)酸欠救急処置講習修了、(か)救命講習修了、などの法定資格を完備した上で、定期的な技能研修・装備点検・安全教育を受ける体制で活動している。日本でも数少ない(おそらく初の)ロープアクセス工法のフランチャイズ展開を行う明誠は、全国の加盟店にRA作業者の育成・派遣・技能標準化・装備供給を一元的にサポートする体制を整えており、マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、無足場工法であるロープアクセス、足場仮設工事、両者を組み合わせたハイブリッド工法の3つから建物にとってベストな工法を提案できる、日本でも数少ない企業として高い評価を受けている。

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