用語集

RBタイル

読み方
あーるびーたいる

RBタイルとは、田島ルーフィングが供給する屋上防水の保護仕上げ材の一種で、ポリスチレン系断熱材であるRBボードと、モルタル系の仕上げ層を一体に成型した断熱複合タイルである。一般的な寸法は450mm×450mm、厚さ約47mm(うち断熱材厚さ約50mm相当)、重量はおおむね40kg/m²前後で、防水層の上に敷き並べて用いる。

このタイルは、二つの役割を同時に果たす。第一に、防水層を紫外線・熱・歩行・物理的損傷から保護する「保護層」としての機能である。屋上は建物のなかで最も直射日光や日射熱の影響を強く受ける部位であり、防水層がむき出しのままでは熱劣化や紫外線劣化が早く進む。保護仕上げを敷設することで、防水層の耐久年数を延ばすことができる。第二に、断熱材を内蔵していることによる「断熱層」としての機能である。断熱部分の熱伝導率が低いため、屋上スラブを通じた階下への熱の出入りを抑え、最上階の室内環境改善や空調負荷の低減、いわゆる屋根外断熱に近い省エネ効果が期待できる。

歩行可能な仕上げであることから、設備点検用の歩行路や、人が立ち入る屋上での保護仕上げとしても適しており、保護コンクリート(押えコンクリート)に比べて軽量で施工しやすく、改修時の撤去・差し替えも比較的容易という利点がある。軽量であることは、既存躯体への荷重負担を抑えられる点でも有利で、とりわけ積載荷重に制約のある改修工事では重要な選定要素となる。敷設方式のため、部分的な点検・補修や将来の再改修にも柔軟に対応できる。

マンション・ビル・ホテルの大規模修繕では、屋上防水の改修にあわせて保護層・断熱層を見直すことで、漏水対策と省エネ・快適性の向上を同時に実現できる。最上階の暑さの改善は居住者満足度や住戸の付加価値にもつながり、空調負荷の低減はオーナーのランニングコスト削減に資する。明誠では、屋上防水改修の提案にあたり、防水工法の選定だけでなく、保護仕上げや断熱仕様まで含めて、建物の使われ方やランニングコスト、長期修繕計画との整合を踏まえた検討を行う。通常足場・ロープアクセス・ハイブリッドの三工法を使い分けられる強みを活かし、屋上から外壁まで一貫した品質で改修を進められる体制を整え、建物全体の耐久性と快適性の向上に貢献している。

保護仕上げや断熱層の選定は、防水層そのものの選定と同じくらい、屋上の長期性能と建物の快適性を左右する。明誠は、防水・保護・断熱を一体のシステムとして捉える視点から、建物の用途や荷重条件、ランニングコストを踏まえた最適な仕様を提案し、漏水対策と省エネ・快適性向上を同時に実現する屋上改修を提供している。

改修時には、既存の保護層の劣化状況や荷重条件を確認したうえで、コンクリート押えと断熱複合タイルのいずれが適するかを判断する。明誠は、こうした選定を建物ごとの条件に応じて丁寧に行い、漏水対策と省エネ・快適性の向上、そして将来の維持管理のしやすさまで見据えた屋上改修を提案している。

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