用語集
RC構造物大規模修繕
RC構造物大規模修繕とは、鉄筋コンクリート(RC、Reinforced Concrete)造の建築物・土木構造物に対して定期的に実施する大規模な改修工事の総称で、マンション・オフィスビル・ホテル・商業施設・公共施設・橋梁・トンネル・防波堤・ダム・水道施設など、現代の社会インフラの大半を占めるRC構造物の長寿命化・機能維持・資産価値保全のために不可欠な工事である。RC構造物の劣化機構は多様で、(1)中性化(CO2による表層コンクリートのpH低下、鉄筋腐食の主要因)、(2)塩害(塩化物イオンによる鉄筋腐食、海岸地域で深刻)、(3)アルカリ骨材反応(ASR、骨材中のシリカとセメント中のアルカリの反応によるコンクリート膨張・亀裂)、(4)凍害(凍結融解の繰り返しによるコンクリート劣化、寒冷地で深刻)、(5)化学的浸食(酸性雨・工業排ガス・汚水・温泉水等によるコンクリート分解)、(6)摩耗・衝撃(人通り・車両通行・水流等による物理的損耗)、(7)疲労(繰り返し荷重によるコンクリート・鉄筋の疲労破壊)、(8)地震・台風等の災害損傷、などがあり、これらの劣化要因が複合的に作用してRC構造物の性能低下を引き起こす。RC構造物の大規模修繕の典型的な周期は、(A)外壁塗装更新:10〜15年周期、(B)屋上防水更新:10〜15年周期、(C)シーリング更新:10〜15年周期、(D)コンクリート補修・断面修復:劣化発生時、(E)鉄筋防錆処理:腐食発生時、(F)耐震補強:診断結果に基づく実施、(G)給排水・電気設備更新:20〜30年周期、(H)エレベーター・機械設備更新:20〜25年周期、などである。修繕工事の標準的な工程は、(あ)事前調査(外観目視・打診検査・赤外線サーモグラフィ調査・コア抜き試験・鉄筋探査)、(い)診断結果に基づく仕様書作成、(う)足場仮設または無足場工法(ロープアクセス)の選定、(え)下地補修(コンクリートはつり・モルタル充填・鉄筋防錆処理・断面修復)、(お)防水改修・塗装改修・タイル補修・シーリング改修、(か)完了検査・引渡し、の一連プロセスである。明誠は、マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事を主力業務としており、通常の足場仮設工事と無足場工法であるロープアクセス工法、両者を組み合わせたハイブリッド工法の3工法を建物・予算・条件に応じて最適提案できる日本でも数少ない総合修繕会社として、業界トップクラスの差別化と高品質施工を実現している。

