用語集
RC橋
RC橋(Reinforced Concrete Bridge、鉄筋コンクリート橋、RC橋梁)とは、鉄筋コンクリート(鉄筋を組み込んだコンクリート)を主要構造材料として建設される橋梁の総称で、19世紀末から20世紀初頭にかけて発展した近代橋梁構造の代表格である。鉄筋コンクリートは、(1)圧縮力に強いコンクリート、(2)引張力に強い鉄筋、を組み合わせることで、引張・圧縮・曲げ等のあらゆる応力に対抗できる複合材料で、1867年にフランスのジョセフ・モニエが特許取得した後、世界中の建築・土木構造物の標準材料として急速に普及した。RC橋の代表的な構造形式には、(A)RC桁橋(単純桁橋・連続桁橋)、(B)RCラーメン橋(橋脚と桁を剛結合した一体構造)、(C)RCアーチ橋(アーチ作用で荷重伝達)、(D)RCトラス橋(三角形組合せ構造)、(E)RCゲルバー橋(複数径間の組合せ)、(F)RCラチス橋(格子状組合せ)、(G)RC吊床版橋、(H)PC橋(プレストレストコンクリート橋、後張り・先張り工法でコンクリートに圧縮応力を導入)、などがある。RC橋の主な特徴とメリットは、(あ)耐久性が高い(適切な設計・施工で100年以上の供用が可能)、(い)維持管理コストが低い(鋼橋と比較して塗装等の防食処理頻度が少ない)、(う)建設コストが比較的安い、(え)景観に馴染む、(お)耐火性・耐震性・耐衝撃性に優れる、(か)地域材を活用した建設が可能、(き)型枠を変えるだけで多様な形状に対応、などが挙げられる。一方、デメリットとしては、(i)自重が大きく長スパン化に限界、(ii)建設時の型枠・支保工が必要、(iii)コンクリート打設の品質管理が施工結果に直結、(iv)一度施工すると変更困難、などがある。日本国内のRC橋の代表例としては、東京の聖橋(1927年、近代RC橋の傑作)、ループ状の高速道路ジャンクション(首都高・阪神高速のRC高架橋)、瀬戸大橋・東京湾アクアラインの陸上部RC高架橋、地方道路の標準的なRC桁橋・RCラーメン橋など、全国に膨大な数のRC橋が存在する。これらの多くは1960〜70年代の高度経済成長期に建設され、現在は供用50〜60年を経て大規模補修・架替時期を迎えており、橋梁長寿命化対策・防食塗装更新・コンクリート補修・耐震補強等の改修需要が急速に拡大している。明誠グループのフランチャイズ加盟店には橋梁塗装・防食工事・コンクリート補修工事に対応する土木専門会社も含まれ、ロープアクセス工法による橋梁の点検・補修・塗装更新案件にも対応可能な体制を整えている。

