用語集

RCD工法

読み方
あーるしーでぃーこうほう

RCD工法(Roller Compacted Concrete Dam Construction Method、転圧コンクリート工法、ローラー転圧式コンクリート工法)とは、ダム建設の革新的な工法の一つで、低スランプ(スランプ0〜5cm程度)の貧配合コンクリートをブルドーザー等で敷き均し、振動ローラーで強力に転圧して締め固める乾燥土砂的な施工方法を指し、従来の有スランプコンクリート工法(柱状ブロック工法)と比較して大幅な工期短縮・コスト削減を実現する重力式コンクリートダムの主流工法である。RCD工法の歴史は、1970年代に米国・日本・カナダ・ブラジル等で同時多発的に研究開発が始まり、日本では1978年(昭和53年)に島地川ダム(山口県、堤高89m、日本初のRCDダム)で初めて本格採用された。その後、宮ヶ瀬ダム(神奈川県、堤高156m)、温井ダム(広島県、堤高156m、アーチ式とのハイブリッド)、滝沢ダム(埼玉県、堤高132m)、大滝ダム(奈良県、堤高100m)、小石原川ダム(福岡県、堤高140m)など、多数の大規模ダムにRCD工法が採用され、現在では国内の重力式コンクリートダムの主流工法として確立している。RCD工法の主な特徴とメリットは、(1)大型機械化施工による施工速度の大幅向上(従来の柱状ブロック工法と比較して2〜3倍)、(2)セメント使用量の削減(120〜150kg/m3、従来の半分以下)、(3)水和熱の低減によるひび割れリスクの軽減、(4)型枠数の削減(縦継目・横継目の数が少ない)、(5)コスト削減(工期短縮・人件費削減・材料費削減)、(6)品質の均質化(機械転圧による締固めの安定性)、などが挙げられる。デメリットとしては、(a)大規模ダム以外には適用しにくい、(b)寒冷地の冬期施工に制約、(c)コンクリート配合の設計に高度な技術が必要、(d)転圧層間の付着力確保のための特別な配慮が必要、などがある。RCD工法は日本国内のみならず、中国・米国・南米・アフリカ・東南アジアなど世界中のダム建設で採用されており、国際的な技術交流・基準整備が進んでいる。明誠グループ自体はマンション・ビル・ホテルの大規模修繕が主力で、ダム建設の元請けとなる機会は少ないが、フランチャイズ加盟店には土木・防食工事の専門会社も含まれ、ダム本体・付帯施設の点検・補修・塗装・コンクリート補修等の案件にロープアクセス工法を活用した対応が可能な体制を整えている。

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