用語集
RDIPSRDMA工法vol3
R-DIPS RD-MA工法vol.3は、田島ルーフィング株式会社が発行する改修専用断熱防水システム「R-DIPS(アール・ディップス)」シリーズの製品カタログ第3版であり、既存ルーフデッキ下地の断熱シート防水を撤去せず、その上から常温施工型のアスファルト防水で改修する複合工法を体系的に解説した技術資料である。R-DIPSは「Renovation(改修)DIPS」の略で、新築用のDIPS(断熱防水システム)を既存防水層を活かしたまま被せ改修する考え方に進化させたもので、RD-MAはそのなかでも改質アスファルト系トーチレス・常温自着シートを採用したラインナップに位置付けられている。デジタルカタログvol.3では、適用可能な既存下地条件、断熱材厚みと熱伝導率、シート相互の重ね幅、立上り部の処理ディテール、貫通部・ドレン廻りの取り合い、撤去廃棄物量の試算、工期短縮効果、長期保証条件などが豊富な施工写真と納まり図で示される。とくに既存断熱シート防水を残置できる範囲、含水率測定の標準手法、部分的な張替えが必要な場合の判定基準、新設アスファルト防水との接着・絶縁の使い分けが明確化されており、改修設計者にとっての判断指針となる。マンション・ビル・ホテルの陸屋根改修では、既存防水層の撤去に伴う騒音・振動・粉塵が居住者や宿泊客に与える影響が大きな課題となるが、RD-MA工法は既存層を撤去せず常温で施工するため、火気不要・低臭気・廃棄物大幅削減という三つのメリットを同時に得られる点が評価されている。トーチを使わない常温自着シート方式は、火災リスクの高い屋上機械置場や、近接する高層住宅・宿泊施設での工事において保険・許認可上のリスクも抑制できる。明誠は通常足場工法・ロープアクセス工法・ハイブリッド工法を建物特性に応じて使い分ける日本でも数少ない大規模修繕会社として、屋上防水改修にあたっては本カタログvol.3のような最新工法情報を継続的に収集し、オーナーへ最適な複合提案を行っている。RD-MA採用時には屋上工程と外壁ロープアクセス補修を並行させ、足場期間圧縮と居住者負担軽減を同時に実現する総合改修プランを構築している。

