用語集

RDIPSRDMV

読み方
あーるでぃっぷすあーるでぃーえむぶい

R-DIPS RD-MV工法は、田島ルーフィング株式会社の改修専用断熱防水システムR-DIPSシリーズのうち、既存ルーフデッキ下地の断熱シート防水の上に、新たな塩化ビニル樹脂系(塩ビ)シート防水を機械的固定工法で被せて改修する複合工法である。末尾の「MV」はMembrane(既存膜)の上にVinyl(塩ビシート)を被覆する意味で、Tajima独自の改修用専用シート、絶縁シート、ウルトラビス(後施工アンカー)、ディスク(座金)、補強テープなどを所定の納まりに沿って組み合わせて施工する。最大の特徴は、既存シート防水を全面撤去せずそのまま下地として活用しつつ、塩ビシートの引張強度・耐候性・意匠性を新たに付加できる点であり、既存層の含水診断と部分補修さえ的確に行えば、撤去型に比して工期を概ね30〜40%短縮し、廃棄物発生量を60〜80%削減できる事例が報告されている。塩ビシートはルーフィングメーカー各社が長期実績を有する材料で、紫外線・オゾン・薬品への耐性が高く、機械的固定により下地の動きや含水蒸気の影響を受けにくいため、湿潤下地・露出環境・断熱層を含む厚物下地に強い適性を持つ。さらに、シート色のバリエーションが豊富で、グレー・グリーン・ベージュなどの遮熱性配色を選定すれば屋上表面温度を下げてヒートアイランド対策にも貢献できる。マンション・ビル・ホテルの陸屋根改修においては、撤去音と廃棄物搬出が居住者・利用者の生活に与える影響が極めて大きいため、RD-MV工法のような被せ改修は管理組合・オーナーへの説明資料でも好まれる。住戸最上階の天井裏結露リスクも、既存断熱層を残置しつつ新規断熱層を追加できるRD-MVであれば計画的に低減できる。明誠は屋上RD-MV、外壁ロープアクセス補修、共用部内装更新を一体提案することで、足場費圧縮と工程短縮を両立した最適改修プランを実現している。これは日本でも数少ない3工法対応会社ならではの提案力であり、加盟するJCSAネットワークを通じた建設業の知見共有が背景にある。

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