用語集
RDMAライフサイクル
RDMAライフサイクルとは、田島ルーフィング株式会社の改質アスファルト系防水システム「RDMA工法(粘着シート機械固定工法)」のライフサイクル(製造・施工・運用・補修・更新・廃棄の各段階)にわたる全体的な評価指標を指す概念で、近年のSDGs・ESG投資・脱炭素化トレンドの中で、建材・建築システムの環境負荷・経済性・社会的影響を総合評価するLCA(Life Cycle Assessment)・LCC(Life Cycle Cost)の観点から重要視される評価軸である。RDMAライフサイクルの主要な評価項目は、(1)製造段階:原材料調達・製造工程のCO2排出・エネルギー消費・廃棄物発生、(2)輸送段階:製造工場から現場までの輸送CO2排出、(3)施工段階:施工時のVOC排出・廃棄物発生・エネルギー消費・近隣への影響(騒音・振動・臭気)、(4)運用段階:耐用年数・補修頻度・点検コスト・建物の運用継続性、(5)補修・更新段階:部分補修・全面更新の頻度とコスト・廃棄物発生、(6)廃棄段階:解体・廃棄処理・リサイクル・最終処分のコストと環境負荷、などである。RDMA工法のライフサイクル優位性は、(A)製造段階の効率化(改質アスファルトシートの工場連続生産、原材料の効率使用)、(B)輸送段階のロール巻きによる効率化(少ない車両で大量輸送)、(C)施工段階のアスファルト溶融釜不要によるCO2排出削減・VOC削減・燃料消費削減、(D)運用段階の長期耐用年数(10〜30年)による更新頻度削減、(E)補修段階の部分補修対応性、(F)廃棄段階のリサイクル可能性(改質アスファルトはアスファルトコンクリート骨材として再利用可能)、などに分散して現れる。具体的なLCA評価例では、従来のアスファルト溶融工法と比較してCO2排出量が30〜50%削減、VOC排出量が80%以上削減、施工エネルギー消費が40〜60%削減、ライフサイクルコスト(30年スパン)が20〜40%削減、という試算結果が得られている。マンション・ビル・ホテル・物流倉庫・工場・公共施設の大規模修繕工事において、RDMAライフサイクル評価は、(あ)建物オーナーのSDGs対応・ESG経営戦略、(い)テナント企業のサステナビリティ要求、(う)金融機関のグリーンファイナンス対応、(え)保険会社のリスク評価、などにつながる経営的価値を持ち、明誠グループは田島ルーフィングの認定施工店として、ロープアクセス工法(足場仮設の大幅削減によりCO2排出削減)と組み合わせた環境負荷の少ない屋上改修提案を強みとしている。

