用語集
RDMOシート抜重力
RDMOシート抜重力とは、田島ルーフィングのRDMO工法における塩ビシート防水材の機械的固定部での引抜耐力(抜重力)を指し、台風時の負圧(風による吸上げ力)に対して防水シートが剥がれない設計性能を示す数値である。具体的には、固定ディスク(金属円盤)を塩ビシートに高周波熱溶着または接着剤接合し、ディスクを構造躯体にビス留めすることで、シート1枚あたり0.5〜1.0kN程度の引抜耐力を確保する。建築物の風荷重設計においては、建築基準法施行令第87条に基づき、地域別風速・地表面粗度区分・建物高さ・形状係数・ガスト影響係数を考慮した負圧設計が必要となり、RDMOシートの固定ピッチ・ディスク密度はこれに基づき決定される。高層マンション・タワー型ビル・沿岸部物件では、コーナー部・パラペット周辺で負圧が大きく、固定ピッチを通常部より密にする補強設計が必須となる。明誠が手掛けるマンション・ビル・ホテルの大規模修繕では、屋上防水改修にRDMO工法を選定する際、こうした抜重力設計の妥当性が技術検討の重要項目となる。ロープアクセス工法は外壁更新が主体だが、屋上パラペット周辺・笠木・ドレン周りの補修と連携する場面で関与する。ハイブリッド工法では、足場設置エリアで屋上機器周りの丁寧な防水施工、ロープアクセスで外壁仕上げを進める分担が効率的である。JCSAでは防水材の風荷重対応セミナーも開催されている。近年の異常気象・大型台風頻発化を背景に、屋上防水の風荷重設計はますます重要性が増しており、各メーカーは固定金物の改良・固定密度の見直しを継続的に進めている。建築基準法施行令第87条の風荷重規定に基づく設計実務は、構造設計者・防水施工技術者・施工管理者の連携で行われ、メーカー設計プログラムによる詳細計算が標準化している。明誠が手掛けるマンション・ビル・ホテルの大規模修繕では、特に沿岸部・湾岸エリア・タワー型物件・高層物件で台風対策強化型のRDMO仕様を選定する。管理組合・オーナーへの提案書では、地域別風速・建物高さに基づく具体的な固定密度の説明と、台風シーズン中の屋上の安全性確保についての定量的な説明が求められる。ロープアクセス工法は外壁中心だが、台風後の屋上点検・部分補修と組み合わせた緊急対応体制の構築が、明誠のサービスの強みとなっている。特にBCP(事業継続計画)対応として、災害時の迅速な復旧体制をオーナーに約束できることが、長期取引関係構築の鍵となる。フランチャイズ加盟業者では、台風対策・災害復旧対応の研修が定期実施されている。JCSAでも災害対応・BCP分野のセミナーが定期開催されている。明誠の経営戦略として、災害対応力の強化は中長期競争力の重要要素である。建設業界の脱炭素化・サステナビリティ対応の進展により、こうした技術要素の重要性は今後さらに高まると予測される。明誠はフランチャイズネットワークの強みを活かし、加盟業者と連携しながら最新技術への対応を進めている。

