用語集

RSI

読み方
あーるえすあい

RSI(Repetitive Strain Injury、反復性ストレス障害)とは、長時間にわたる同一動作の繰り返しによって筋肉・腱・神経・関節に蓄積される慢性的な損傷で、現代のオフィスワーカー・コンピュータ作業従事者・特定の職業作業者に広く見られる職業性障害の一つである。経営の観点では、従業員の健康管理・労働災害防止・労働生産性向上・離職率低下・労務リスク軽減の観点から重要な課題として位置付けられている。代表的なRSIの症状としては、(1)手首・肘・肩の慢性的な痛み・しびれ、(2)腱鞘炎(けんしょうえん、Tendonitis、特に親指基部のド・ケルバン症候群が有名)、(3)手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん、Carpal Tunnel Syndrome、正中神経の圧迫による手首の痺れ・痛み)、(4)テニス肘・ゴルフ肘(外側上顆炎・内側上顆炎)、(5)頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)、(6)VDT症候群(Visual Display Terminal、コンピュータ画面長時間使用による眼精疲労・肩こり)、などがある。発症要因には、(A)長時間の同一姿勢、(B)反復動作の継続、(C)不適切な作業姿勢、(D)作業ストレス、(E)休憩不足、(F)人間工学的に劣る作業環境、などが複合的に関与する。予防策としては、(あ)人間工学的に設計されたデスク・椅子・モニター・キーボード・マウスの導入(エルゴノミクスチェア、ハーマンミラーのアーロンチェア等)、(い)定期的な休憩・ストレッチ、(う)作業姿勢の改善、(え)従業員教育、(お)健康診断と早期介入、などが挙げられる。日本では労働安全衛生法・労働安全衛生規則に基づき、VDT作業ガイドラインの遵守、作業環境管理、健康診断の実施が事業者に求められる。明誠グループおよびJCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)が運営する建設業向け経営支援においても、現場作業員のみならずオフィス勤務者のRSI対策・健康管理・労務リスク軽減を経営戦略の一環として推進し、加盟企業への啓発活動・ガイドライン提供・人材定着支援を行っている。

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