用語集
Sフロアウェルダー
Sフロアウェルダーとは、ロンシール工業株式会社の床用塩ビシート「Sフロアシリーズ」を施工する際に、シート相互の継ぎ目(ジョイント部)を熱風溶着(ホットエア溶着)して完全一体化させる工法、またはそれに用いる専用溶着機(ホットエアウェルダー)を指す。塩ビシート床材は、(1)シート同士の継ぎ目を熱風で溶着することで継ぎ目の隙間をゼロにし、水・汚れ・細菌の侵入を完全に遮断、(2)継ぎ目の凹凸が消えて平滑な仕上がりとなり、清掃性・歩行性・意匠性が向上、(3)継ぎ目の強度が母材並みに高まり長期耐久性を確保、(4)防水性・防菌性・防カビ性が確保でき衛生環境を高める、といった多面的なメリットを提供する。ウェルダー溶着の標準工程は、(i)シート相互の継ぎ目をU字状にカット(または専用治具で溝加工)、(ii)専用溶着棒(同色・同材質の塩ビ棒)をホットエアで加熱しながらU字溝に押し込んで溶融一体化、(iii)冷却後に余剰部分を平刃工具で削り落として平滑仕上、という流れである。ホットエアウェルダーの温度は400〜600℃、押し込み速度は毎分1〜3mで、職人の熟練度が仕上がり品質を大きく左右する。Sフロアウェルダー工法の主な適用先は、医療施設・介護施設・食品工場・厨房・実験室・クリーンルーム・公衆トイレ・浴室など、衛生性・防水性・耐薬品性が特に重要な空間である。明誠の大規模修繕案件においても、医療施設・介護施設併設マンション・複合用途ビルの該当区画の床更新でSフロアウェルダー工法が採用され、フランチャイズ加盟の内装専門会社が熟練職人による高品質溶着施工を提供している。HACCP対応・感染症対策・清掃性向上といった現代的要求に応える付加価値の高い改修工事を実現している。

