用語集
Sフロア下地調整
Sフロア下地調整とは、ロンシール工業株式会社の床用塩ビシート「Sフロアシリーズ」を施工する前段階で、下地(既存床・コンクリート床・モルタル床・木質下地・既存塩ビシート床等)の表面を平滑化・補強・清浄化する一連の工程を指す。塩ビシート床材は、(1)下地の凹凸が直接シート表面に反映されて美観を損なう、(2)下地の脆弱部・剥離・含水がシート剥離の原因となる、(3)下地のクラック・段差がシート損傷の原因となる、(4)下地の汚染・油分が接着不良の原因となる、といった理由から、下地の状態が施工品質と長期耐久性を決定づける最重要要素である。Sフロア下地調整の標準工程は、(1)既存床の撤去(必要に応じて)または既存床の清掃・点検、(2)下地の不陸補修(セルフレベリング材・モルタル・パテによる平滑化)、(3)クラック・段差・欠損部の補修(樹脂モルタル・エポキシ系充填材)、(4)含水率の確認(含水率8%以下が標準)、(5)下地表面の清掃・脱脂・粉化層除去、(6)プライマー塗布(接着性向上)、という6工程が標準である。特に重要なのは含水率管理で、新築コンクリートは打設後最低28日以上の養生期間を経て含水率8%以下になってから施工する必要があり、含水率が高いまま施工するとシートと下地の界面で結露が発生し剥離・膨れ・カビ発生の原因となる。また、既存床の上に重ね貼りする場合(かぶせ工法)、既存床の損傷・凹凸・接着不良部分を事前に補修・修正することで、新規シートの長期耐久性を確保できる。明誠の大規模修繕案件においては、共用廊下・エントランスホール・エレベーターホールなどの床更新で、フランチャイズ加盟の内装専門会社が下地調整の重要性を熟知した熟練職人による確実な前処理を行い、長期にわたって美観と機能を維持できる高品質仕上を提供している。

