用語集

STI

読み方
えすてぃーあい

STI(エスティーアイ、Speech Transmission Index)とは、建築音響分野における「音声明瞭度指数」を指す国際規格(IEC 60268-16)に基づく評価指標で、室内における音声情報の伝達品質を0〜1の数値で定量評価する指標を指す。STIの値が高いほど音声明瞭度が良く、(1)STI ≥ 0.75:優秀(Excellent)、(2)0.60 ≤ STI < 0.75:良好(Good)、(3)0.45 ≤ STI < 0.60:普通(Fair)、(4)0.30 ≤ STI < 0.45:不良(Poor)、(5)STI < 0.30:劣悪(Bad)、と評価される。STIに影響を与える要素は、(A)室内の残響時間(長すぎると音が混濁し明瞭度低下)、(B)背景騒音レベル(騒音が高いと音声を聞き取りにくい)、(C)信号対雑音比(S/N比)、(D)音響反射特性、(E)話者と聞き手の位置関係、などである。STIを向上させる対策には、(i)吸音材の適切な配置(壁・天井・床に吸音材設置)、(ii)残響時間の最適化(用途に応じた残響時間設定)、(iii)拡声装置(スピーカー)の適切な設置、(iv)背景騒音の低減(空調騒音・外部騒音の遮音)、などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部(エントランスホール・会議室・宴会場・ホール等)の音響改善では、STIを含む音響指標を考慮した音響設計が重要であり、明誠グループは音響専門コンサルタントと連携した高品質な音響改善提案を行う体制を整えている。

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