用語集

XB

読み方
えっくすびー

XBとは、建築・建材分野で用いられる略号の一つで、複数の意味を持つが、主には「Cross Bracing(クロスブレース)」もしくはアイカ工業のメラミン化粧板「XB」コードを指す。クロスブレースとしてのXBは、鉄骨造の柱間に斜め材を×字状に配置し、地震や強風で生じる水平力をブレース材の引張・圧縮で吸収する耐震要素である。高層オフィスビル、物流倉庫、立体駐車場、工場建屋などに広く採用され、純ラーメン構造に比べて鋼材量を抑えつつ高い剛性を確保できるのが特長である。日本では建築基準法施行令および各種告示でブレース構造の保有水平耐力計算が定められており、設計時にはbsr(座屈拘束ブレース)、引張専用ブレース、ターンバックルブレースなど形式の選定が行われる。一方、建材としてのXBはアイカ工業の不燃メラミン化粧板ラインで、不燃認定(NM-8593等)を取得した内装制限対応品として、商業施設や公共施設の壁面・什器・カウンターに採用される。近年では木目柄や石目柄など意匠グレードが拡充され、ホテルロビーや病院待合の天板にも展開が進む。明誠が手掛けるマンション・ビル・ホテルの大規模修繕においては、外壁改修や耐震補強と内装改修を組み合わせる場合に、構造側のXブレース補強と建材XBの両方を扱う場面がある。ロープアクセス工法で外壁更新を行うと、室内のクロスブレース部材を露出させずに改修できるため、テナント営業や居住を継続したままの工事が可能となる。ハイブリッド工法を採用した場合は、上層階をロープアクセスで仕上げ、下層階を足場で施工し、ブレース接合部のボルト増し締めや塗装更新を効率化する。JCSA加盟業者には鉄骨補強・耐火被覆を専門とする会社も含まれ、XBを含む耐震改修と大規模修繕を一体で受注できる体制が整いつつある。明誠が直接施工する大規模修繕案件のうち鉄骨造ビル・SRC造マンションでは、耐震診断・耐震補強提案も一連の業務として行われており、設計事務所・耐震診断技術者と連携した提案が増えている。特に1981年以前の旧耐震基準で設計された建物では、補強ブレース増設・耐震スリット設置・既存ブレース部材の更新といった工事が大規模修繕と同時実施されるケースがある。内装制限対応の不燃メラミン化粧板XBについては、ホテル客室・共用部・店舗テナント区画で内装材として使用され、改修時のグレード変更や色柄リフレッシュも明誠の業務領域に含まれる。フランチャイズ加盟業者の中には鉄骨工事専門業者・内装工事業者も含まれ、ワンストップで耐震補強と内装更新を提案できる体制を構築している。JCSAでは年に数回、構造補強・耐震診断分野のオンラインセミナーを開催しており、加盟業者の技術力底上げに貢献している。大規模修繕の長期修繕計画では、耐震性能評価と外壁・防水工事を統合した中長期戦略立案が重要となり、明誠の総合提案力が活きる場面である。今後の業界の動向を踏まえ、明誠は引き続き技術研鑽・人材育成・フランチャイズネットワーク強化を進めていく方針である。収益不動産オーナー・建設業経営者の信頼に応える総合改修パートナーとしての地位確立が、長期的な経営目標となっている。

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