
エアコンは室内機と室外機に分かれているので、室外機は共用部に設置する必要があります。
但し、その2つの機材を繋ぐ冷媒管の処理をしっかりと行っていないと結露による漏水が発生し、室内の壁を腐食させることにもなるんです。
世の中、「気が利く」職人さんばかりではないので(私の経験則では、ほとんどの職人さんが気が回らないです)オーナー様として認識をした上で確認と指摘をした方が良い
以外な盲点のお話になります。
1. エアコン工事で起きやすいトラブル
(1) 配管勾配の不良
エアコンの冷媒配管は室外機へ戻る方向に 適切な勾配(傾き) を取る必要があります。勾配が不十分だと結露水や冷媒が滞留し、室内機側で結露しやすくなることがあります。
事例:
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施工後数週間で室内機から滴下が発生。点検したところ配管に “逆勾配” があり、水が室内側に溜まっていた。
→ 業者が再施工し、その場で改善したものの、クロス(壁紙)の張替えが必要に。
(2) ドレンホースの誤配管・未接続
エアコンの結露水はドレンホースで屋外へ排出されるのが基本です。
ドレンホースの未接続や折れ・逆勾配があると、室内機から漏水が起こります。
事例:
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マンション高層階への設置で、ベランダ側にドレンを出すべきところを間違って屋内天井裏へ接続。
→ 漏水が数日後に発覚し、天井のクロス・断熱材が損傷。修繕費で数十万円単位。
(3) 室外機の設置不良
室外機が斜め・不安定な場所に置かれると、冷媒配管やドレンが本来の位置・勾配になりません。
また、振動や騒音トラブルにもつながります。
事例:
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駐車場の傾斜にそのまま室外機を設置 → 水が逆流し、配管内部に水溜まりが発生。
→ 室内機の効きが悪化し、結局配管交換+室内外ユニットの再施工。
(4) 配管保温材の不適切施工
冷媒配管は、保温材(断熱材)でしっかり包まないと結露しやすくなります。
特に室内側の配管露出部は注意が必要です。
事例:
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冬季に配管保温を怠り、室内配管部分で大量の結露 → 壁面内部に浸水。
→ 内装全交換(壁紙・下地・場合によっては木材交換)で数十万円超。
2. 結露の発生メカニズム
エアコン内部で冷媒が蒸発・膨張する際、周囲の空気を冷やします。
その際に 露点温度 を下回ると、空気中の水分が水滴となって表面に付着します。
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冷媒配管が保温されていない
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配管勾配が悪く水が停滞
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ドレン排水不良による逆流
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室外機設置不良
といった施工ミスがあると、正常時よりも大量・異常な結露が発生しやすくなります。
3. 典型的なトラブルの修繕費用目安
※費用は地域や業者によって大きく異なることがありますが、一般的な目安です。
| トラブル内容 | 原因 | 修繕内容 | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 断熱材未施工 | 施工不良 | 配管保温のやり直し | 5,000〜20,000円 |
| ドレン不良 | 未接続/逆勾配 | ドレン再施工 | 10,000〜30,000円 |
| 配管勾配修正 | 誤施工 | 配管取り直し | 15,000〜50,000円 |
| 壁内漏水 | ドレン誤接続 | クロス/下地交換 | 50,000〜200,000円 |
| 天井裏水害 | 配管不良 | 天井内装・断熱交換 | 100,000円以上 |
※クロスや下地の交換範囲によってはさらに増額するケースもあります。
4. 費用負担とクレーム処理のポイント
(1) 施工保証・瑕疵担保
多くの業者は工事保証を付けています。
工事後すぐに結露トラブルが発生した場合、保証対象であれば 無償修繕 が原則です。
ポイント
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工事見積もり時に保証期間・内容を確認する
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工事完了後すぐ写真を撮影・保存
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異常を感じたらすぐ連絡
(2) 瑕疵(かし)として認められるケース
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設計通りの施工をしていない
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明らかに専門業者として不適切な仕事
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排水が本来のルートではない(屋内流入など)
→ この場合、施工業者が原則的に負担すべきです。
(3) 増改築や後施工とのトラブル
過去に別業者が工事した配管や設備を再利用する場合、情報不十分でトラブルになることがあります。
事例
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既存配管が長年の劣化・テープ巻きが未施工 → 新設機で結露多発。
→ 保証対象とならず、依頼者が全額負担で再施工。
対処
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既存設備の状態を業者とよく確認
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写真・説明を求める
5. 事前チェックと予防策
✔ 見積もり前の相談
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配管取り回しのルートを確認
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ドレンの排水先と勾配を明確に
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室外機置き場の安定性
✔ 工事時の確認
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施工前・施工中・施工後の写真撮影
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配管保温材の有無・品質チェック
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ドレンの勾配と排水先の確認
✔ アフターフォローの確保
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保証書・連絡先を控える
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トラブル発生時は 早期連絡
6. まとめ
エアコン工事では、見落とされがちな 配管勾配・ドレン処理・保温施工 がトラブルの主要因になります。これらは一見小さなミスでも、結露や漏水という形で大きな損害につながり、内装修繕費用も嵩む可能性があります。
トラブルを未然に防ぐポイント
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施工前に専門的な確認を行う
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工事中・後の写真で証拠を残す
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保証内容を理解・活用する
適切な対応と専門家の意見を取り入れることで、トラブルと高額修繕費を避けることができます。
弊社は通常の足場による大規模修繕工事と無足場工法によるロープアクセス工事の両方をメイン事業としていますが、
空室対策、不動産管理、地震保険や補助金助成金申請サポート、各専門の士業の御紹介などオーナー様の様々なお困りごとをトータルでサポートをしております。
相談は無料ですので、お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。
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