
弊社がロープアクセス技術のフランチャイズ展開をしている「ロープdemo工事 RITA」の定期トレーニングを実施しました。
弊社が取り入れているロープアクセス技術はISO22846で規程された安全要件を満たしており、国際基準の地位を確立している安全性が非常に高い技術になります。
但し、どのように素晴らしい技術でも人間が行うことですので、弊社では年に3回のトレーニングを実施し、全員が、それぞれのレベルに合ったカリキュラムを行っています。
今回、ビギナーはいなかったので、高度な座学から始まり実施トレーニングを行いました。
機械を使用してロープを上に登ることは可能ですが、どのような状況でも対応が出来るように自力で足を使って登っていきます。
ロープアクセスの最大の特徴として、人命救助を行うことが出来るため、山岳レスキュー隊もロープアクセスを取り入れています。
私たちの場合は、作業が少ない現場でも安全担保の観点から必ず2人以上で作業を行います。
吊元、装備を互いにダブルチェックして安全を確認し作業に入りますが、万が一、作業員が病気などで意識を失った場合、動けなくなった場合に、もう1人が助けられるようにしています。
安心安全が一丁目一番地ですので、慢心することなく、今後も日々、トレーニングに励んでいき、より良いサービスを提供していきます。
- 世界最大の団体: 英国で設立され、世界中で数万人の技術者が活躍する、産業用ロープアクセス分野で最大の組織です。
- 安全性の徹底: 「2本のロープ(作業用・安全用)」と「フェイルセーフ(fail-to-safe)」方式を原則とし、作業者の安全を最優先します。最終的なレスキュー技術まで含め、厳しい訓練を行います。
- 国際資格: トレーニングと試験に合格すると、国際的に通用するロープアクセス技術者資格が発行されます。
- 適用範囲の広さ: 高層ビル、橋梁、プラント、風力発電機、オフショア施設など、足場設置が困難なあらゆる高所での点検・保守・建設・調査に利用されます。
- ロープ: しなやかで強度があり、荷重に耐えるセミスタティックロープ(直径8mm~12mm程度)が使用されます。
- その他器具: ハーネス、アッセンダー(昇降器具)、ディッセンダー(下降器具)、カラビナなど、専用の装備を組み合わせて使用します。
- 日本国内では2008年頃に技術が導入され、各企業や技術者のスキルを可視化する指標として、資格取得のメリットが認識され普及が進んでいます。
- GRAB合同会社やJIRAAなどがトレーニングを提供し、国内法(ロープ高所作業特別教育など)と連携しながら、国際標準の技術習得を支援しています。
- 起源と標準化: IRATAは1992年に設立され、ロープアクセス技術の安全性を高めてきましたが、その技術が2013年に国際標準化機構(ISO)によってISO 22846として規格化されました。
- 完全準拠: IRATAのトレーニングと運用は、ISO 22846-1およびISO 22846-2に完全に準拠しており、作業者は必ず2本のロープ(作業用・安全用)を使用するなどの多重安全システムが義務付けられています。
- 目的: 産業用ロープアクセス作業の安全性と品質を確保し、世界共通の基準で作業を行うことを目指しています。
- 「2ロープ・2ポイント」: 独立したアンカーを持つ2本のロープに接続することが基本原則です(ワーキングラインとセーフティーライン)。
- 国際的な認知: IRATAの技術と認定は国際的に通用し、JIRAA(日本産業用ロープアクセス協会)などもその普及に貢献しています。
- 技術者の認定: IRATAは技術者の訓練と認定を行い、その仕組みはISO/IEC 17024(適合性評価 – 人員認証機関に対する一般要求事項)の規格に準拠した監査を受けています。
ロープアクセスによる外壁工事や点検のメリット
近年、高層ビルやマンション、工場の外壁工事・点検において、ロープアクセス(ロープによる高所作業) が注目されています。足場を組まずにロープで降下・昇降しながら作業するこの方法は、従来の足場工法やゴンドラ工法に比べて様々なメリットがあり、建物オーナー・施工会社・利用者のそれぞれにとって利点が多いのが特徴です。本稿では、ロープアクセスの基本とメリット、適用事例、注意点などをわかりやすくまとめました。
1. ロープアクセスとは
ロープアクセスとは、専用のハーネス(安全帯)やロープ、下降器・昇降器などの装備を用いて、 建物外壁などの高所で安全に移動・作業する技術です。
映画のスタントやクライミングで使われるものと似ていますが、建設・メンテナンス用途に特化した安全基準と訓練が存在します。
2. ロープアクセスの主なメリット
✔(1)足場不要によるコスト削減
従来の外壁工事・点検では足場の組立が必要でしたが、ロープアクセスでは 足場を設けません。そのため:
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足場組立・解体の費用が大幅に削減
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作業全体の工期短縮
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足場資材の搬入・搬出の手間と交通規制が不要
といった コストメリット が得られます。とくに都市部や狭小敷地では足場設置が困難なケースも多く、その制約が解消されます。
✔(2)作業時間と工期の短縮
足場設置には通常、数日〜数週間かかります。これに対しロープアクセスは:
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現場到着後すぐに作業可能
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移動が早く、複数ポイントの点検も効率的
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天候や周辺環境への影響が比較的小さい
という特徴があり、結果として 全体の工期を短縮 できます。
✔(3)安全性の高さ
「高所=危険」という印象があるかもしれませんが、ロープアクセスは以下のように 高度な安全基準に基づいて実施されます:
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訓練を受けた技術者だけが作業
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二重・三重の安全装備
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定期的な点検・機材交換
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緊急時のレスキュー体制
実際、適切な教育と装備により、足場上での作業と比べても同等あるいは高い安全性が確保されています。
✔(4)建物への影響が少ない
足場を組む場合、外壁や植栽に傷がついたり、荷重が加わったりするリスクがあります。一方、ロープアクセスでは:
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建物の外壁にクランプやフックを取り付けずに作業可能
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既存設備や設備配線を避けながら移動可能
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足元がフリーなため、狭いバルコニーやベランダも対応可
など、 建物への物理的な影響が少ない というメリットがあります。
✔(5)騒音・生活への影響が少ない
足場工事では、組立・解体時にトラックや機材が出入りし、騒音や振動が発生しますが、ロープアクセスはこれらがほぼありません。そのため:
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近隣住民への影響が軽減
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住民の生活環境が保たれる
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施工側の近隣対応が容易
という 社会的メリット も得られます。
3. 適用事例
ロープアクセスは、次のようなケースで効果を発揮します:
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タワーマンションや高層ビルの外壁点検・清掃
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シーリング・コーキングの劣化診断・補修
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外壁タイルの浮き・ひび割れ検査
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窓ガラス清掃(高層階)
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看板・広告塔の点検
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橋梁・プラント構造物の補修
こうした場所は足場設置が難しい、あるいはコストが高くなることが多いため、ロープアクセスが適しています。
4. 注意点と選び方
■ 作業者の技術力を確認する
ロープアクセスには専門の訓練と資格があります。必ず 実績と安全教育が整った業者 に依頼しましょう。
■ 作業計画・リスク評価
高所作業は天候に左右されやすいので、事前に 風速・雨量・作業内容に応じたリスク評価 を行うことが重要です。
■ 保険・保証の確認
施工中の事故や損害に備え、適切な 賠償責任保険や工事保証 があるか確認しましょう。
5. まとめ
ロープアクセスは、従来の足場工法に比べて 低コスト・短工期・建物への影響が少ない・生活環境への配慮が高い といった複数のメリットがあります。特に都市部の高層建築や、狭小・複雑な形状の建物ではその価値が高まります。
もちろん、適切な技術者と計画、安全管理が必要ですが、これらの条件を満たせば、外壁工事・点検の有効な選択肢として非常に優れた手法です。
弊社は通常の足場による大規模修繕工事と無足場工法によるロープアクセス工事の両方をメイン事業としていますが、
空室対策、不動産管理、地震保険や補助金助成金申請サポート、各専門の士業の御紹介などオーナー様の様々なお困りごとをトータルでサポートをしております。
相談は無料ですので、お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。
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