
最近では物価の上昇とともに、賃貸価格も上げたいが、なかなか上げることが出来ないオーナー様も多くいます。
そんな中、弊社では、IOTの導入を推進しています。
電子錠、防犯カメラ、エアコンをはじめ室内の全ての電化製品の操作を外出先からでも可能で、全てのメーカー(中国製、韓国製問わず)を網羅して行えるのは
日本でも数少ないのが現状です。
本日は、専門的な知識ではなく、IOTにするメリットを御紹介します。
近年、AI・IoT技術が住宅市場にも浸透しつつあり、賃貸物件における差別化や収益性向上の戦略として「スマート賃貸」化が注目されています。特に、賃貸住宅は供給過剰が続く中で競争が激化しており、単なる「住む場所」以上の価値を提供することが重要です
LinkJapan-リンクジャパン
+6
SpaceCore(スペースコア)
+6
upr-net.co.jp
+6
。
IoT技術の一般化により、かつて高価だったスマート機器が比較的低コストで導入可能になり、後付けも容易になっていることも広がりを後押ししています
メイクス
Atlicu(アトリク)
。
2. IoT賃貸住宅とは
「IoT賃貸住宅」とは、賃貸物件にスマートロックやスマートスピーカー、各種センサーなどのIoT機器を導入し、インターネット経由で生活設備を制御・自動化できる住宅を指します
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション
+12
SpaceCore(スペースコア)
+12
メイクス
+12
。
こうした設備の導入は、新築物件における標準仕様となりつつあり、既存の物件でも、リノベーション時に後付けで導入するケースが増加しています
SpaceCore(スペースコア)
。
3. 主なIoT設備・技術とその機能
以下に代表的なIoT機器とその導入による機能・利点について整理します。
3.1 スマートロック
鍵を使わずスマホ・暗証番号・ICカード等で解錠・施錠が可能。
一時利用コードの発行や履歴管理、自動施錠機能付きで利便性と防犯性が高い
不動産業界をITシステムでトータルサポート| ビジュアルリサーチ
+3
SpaceCore(スペースコア)
+3
Atlicu(アトリク)
+3
。
無人内見(セルフ内見)にも活用でき、管理業務の効率化にも貢献
不動産業界をITシステムでトータルサポート| ビジュアルリサーチ
+2
LinkJapan-リンクジャパン
+2
。
3.2 スマートスピーカー/音声操作システム
Alexa(Amazon)、Google Nest、HomePodなどを通じて、音声操作で家電や照明を制御可能
メイクス
+1
。
特に高齢者や障害のある入居者にも扱いやすい設計。
3.3 スマート照明・家電制御
エアコン・照明・テレビなどをスマホや音声で遠隔操作可能。
共働き世帯には特に、「帰宅前に室温を整える」「お湯はり遠隔操作」などの利便性が高く評価される
トークン
+1
。
2019年の富山市のアパートでは、スマートスピーカー+家電制御によって月額家賃を当初予定より約4,000円高く設定して、満室を達成した事例もあります
residence-kit.co.jp
+13
Atlicu(アトリク)
+13
upr-net.co.jp
+13
。
3.4 スマートメーター/HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)
電気・水道・ガスの使用量をリアルタイムに把握・送信可能。料金の正確な把握・節約にも繋がる
メイクス
。
HEMSと連携すれば照明・給湯・床暖房・EVとの連携も実現可能になるほか、省エネおよび利便性の両立による高付加価値化が可能
upr-net.co.jp
。
3.5 スマート宅配機器(宅配ロッカー・ポスト)
荷物の受取通知がスマホに届く、入居者にとって大きなメリットとなる設備。
スマート宅配ロッカー等は高価格帯向けの設備として導入され、新たな差別化ポイントとなり得る
upr-net.co.jp
。
3.6 セキュリティ機器(ネットワークカメラ等)
電球一体型の防犯カメラ、ワイヤレステレビドアホンなど後付けできるセキュリティ機器が複数公開されており、スマホでの映像確認・録画等にも対応
Atlicu(アトリク)
+1
。
防犯性が高まることで、特に女性単身者への訴求力が強化される。
4. 賃貸価格上昇に寄与する効果
4.1 賃料アップ・付加価値強化
IoT化によって「快適性」「安全性」「便利さ」が付加され、賃料にも上乗せできる価値になることが報告されています。ある調査では、導入物件で賃料が10%以上アップした事例もあります
SpaceCore(スペースコア)
。
また、レオパレスの調査では、入居検討者の約半数がIoT化物件を望み、家賃に「1,000円以下〜5,000円まで」プラスしても良いとの回答が複数得られています
不動産業界をITシステムでトータルサポート| ビジュアルリサーチ
。
4.2 入居率・マーケティング優位性
IoT設備は他物件との差別化となり、募集段階からの訴求力を高める。
導入物件は競合に比べて入居率が高く維持できる可能性があり、結果として空室リスクの低減にもつながります
HEDGE GUIDE
SpaceCore(スペースコア)
トークン
。
4.3 管理効率・コスト削減
スマートロックによる無人内見や遠隔対応、スマートメーターによる自動検針などにより、鍵の受け渡しや定期点検の労力を削減可能
1. IoT導入の初期費用(イニシャルコスト)
代表的な事例と相場
リンクジャパンの「eLife」:
フルセット導入時には1戸あたり約10万円が目安となります
LinkJapan-リンクジャパン
。
三菱地所 × ブロードエンタープライズ「HOMETACT/BRO‑ROOM」:
初期導入費用なしで提供され、初期コスト分が月々の利用料に分割で上乗せされる仕組み
プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES
。
その他一般的なIoT導入:
スマートロック、スマートリモコン、スマートメーター、センサー類、宅配ポストなど機器によってコスト差はあるが、そこまで高額な事例は多くないとの報告もあります
ルーム・スタイル
+2
note(ノート)
+2
。
初期費用の補足
比較的安価な後付け可能な機器が多く、単体での導入は数万円~十万円程度。ただしHEMSや全室統一制御などを含む総合的なスマートホームシステムでは、数十万円~数百万円規模になるケースも想定されます(文献による直接金額は確認できませんが、概念的に高額であることは指摘されています)
SpaceCore(スペースコア)
ルーム・スタイル
。
2. 損益分岐時期(回収/ブレイクイーブンポイント)
家賃収入による回収
家賃上乗せによる回収:
一例として、IoT導入により賃料を1,000円~5,000円アップしても良いという入居希望者の声があります
LinkJapan-リンクジャパン
+9
note(ノート)
+9
ルーム・スタイル
+9
。
例えば、1戸あたり月5,000円の上乗せが可能なら、10万円の初期投資は約20ヶ月(=1年8ヶ月)で回収可能です。
管理コスト削減による回収
IoTによる運営コスト削減:
IoT導入により、管理業務をリモート化することで、人的訪問や業務回数を大幅に削減した例があります
note(ノート)
。
日本賃貸住宅管理協会による調査では、IoT導入物件では運営コストが平均で15〜20%削減との報告があり
note(ノート)
、共用部の光熱費やメンテ費削減も可能
エリアマネージャー
メイクス
。
試算例:
共益費や管理費相当年額が15万円/戸の場合、20%削減で年間3万円の削減。
この場合、10万円の初期投資を回収するには、単なる家賃上乗せではおおよそ2年、運営コスト削減を合わせればもっと短期で回収可能です。
回収期間のシミュレーション表(例)
導入コスト/要素 想定額 効果・年間収益 回収見込み(目安)
初期投資(eLifeフル導入) 約10万円/戸 — —
家賃上乗せ(例:月5,000円) — 年間6万円/戸 約1年8か月
管理コスト削減(20%) — 年間3万円/戸(共益費15万円として) 約3年半 ⇨ 家賃併用でさらに短期
※実際の数値は物件規模、地域、設備内容、入居者層などにより変動します。
3. バイアウト時の価値向上(リバリュー)
資産価値としての評価アップ
IoT設備導入により資産が「近代化」「差別化」されたとして、将来的な売却時あるいは再評価時に+αの価値がつく可能性があります。
築古リノベーションにおいて、最新IoT設備とのコントラストが評価され、資産価値を向上させる手法としても有効です
バンソウDX
+9
SpaceCore(スペースコア)
+9
エリアマネージャー
+9
。
管理効率や省エネ性能(ESG対応など)も中長期的な評価材料となり、リバリューに寄与する可能性があります
SpaceCore(スペースコア)
。
運用実績の一例
リンクジャパン「eLife」導入事例では、物件に付加価値を与えることで賃料アップと満室維持に成功し ⇒ 賃料や収益性の向上があれば、売却時評価にも反映されやすい傾向があります
LinkJapan-リンクジャパン
。
「HOMETACT」など大手開発会社によるパッケージは、ブランド力(例:三菱地所)による物件格上げ効果も期待され、資産価値向上に貢献
プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES
。
4. 総合まとめ(損益分岐とリバリューに関する観点)
● 初期投資(イニシャルコスト)
一戸あたり 約10万円 が一つの目安(eLifeフル導入)
LinkJapan-リンクジャパン
。
事業内容に応じたパッケージ選択や分割払いの仕組み(ゼロ円導入プランなど)も有用
プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES
。
● 損益分岐(回収時期)
家賃上乗せで回収:月5,000円なら約20ヶ月で投資回収可能。
運営コスト削減の効果を加えると、さらに回収スピードは速まる(例:管理・光熱費で年間3万円節約なら、さらに数ヶ月短縮)。
場合によっては投資回収期間は 1~2年程度が実現可能な範囲。
● 売却時のバイアウト:資産価値の向上(リバリュー)
IoT化による設備更新は資産の付加価値向上につながる。
管理効率・省エネ性能・セキュリティ強化は、購入希望者にとって魅力であり、売却時評価を高める要素となる。
高付加価値としての「スマート住宅」化は、将来にわたって評価され続ける可能性が高い。
5. 導入時のポイントと戦略的視点
物件規模や入居ターゲット層に応じたIoT機器選定が重要(単身者向けならスマートロックやリモコン、家族層ならHEMS+自動制御など)。
補助金制度や初期費用ゼロ型サービスの活用で導入負担を軽減。
定期的なメンテナンスとサポート体制の確保により、長期的な価値維持と入居率向上を支える。
データ活用により、エネルギー最適化・メンテナンス時期の予知などで、コスト削減と差別化を同時に図る
メイクス
+1
。
要約すると、IoT技術による賃貸住宅のスマート化には、初期投資として1戸あたり約10万円(例)程度が目安となり、家賃上乗せ・管理コスト削減によって1〜2年以内に投資回収が可能となるケースが多く見込まれます。さらに、売却時にはIoT設備が「付加価値」として認識されるため、**資産評価の向上(リバリュー)**にも期待が持てます。
弊社は通常の足場による大規模修繕工事と無足場工法によるロープアクセス工事の両方をメイン事業としていますが、
空室対策、不動産管理、地震保険や補助金助成金申請サポート、各専門の士業の御紹介などオーナー様の様々なお困りごとをトータルでサポートをしております。
相談は無料ですので、お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。
https://meiseitosou.com/contact/