本間社長ブログ
藤岡市のマンション補助金|大規模修繕2026年度版
目次
- 早見表:藤岡市のマンションで使える制度・使えない制度
- 藤岡市のマンション事情-群馬県内の「市部」の中で考える
- マンション管理計画認定制度-藤岡市はどこが窓口になるのか
- マンション長寿命化促進税制-期限は2027年3月31日
- 藤岡市のマンションで「使えない」制度も確認しておく
- 藤岡市のマンションの大規模修繕-内陸の市で考えること
- 補助金の代わりに頼れる、群馬県住宅供給公社の相談窓口
- 藤岡市で賃貸マンション・事業用ビルをお持ちのオーナーの方へ
- この記事で確認できなかったこと(正直にお伝えします)
- 制度を使うときの共通の落とし穴
- 藤岡市のマンションが大規模修繕に向けて動く5つのステップ
- よくあるご質問
- この記事のポイントまとめ
- 出典・参考資料

-
著作者プロフィール
株式会社明誠 代表取締役
本間 幸紘
大規模修繕・外壁工事・ロープアクセス工事に関する情報を、現場経験をもとに分かりやすくお届けします。
2026年10月15日 更新
「藤岡市のマンションで、大規模修繕に使える補助金はありますか?」
先に結論をお伝えします。2026年10月15日時点で、藤岡市の公式サイトと群馬県の公式情報から確認できた範囲では、外壁塗装や屋上防水といったマンション共用部分の大規模修繕を、管理組合に直接補助する制度は見つかりませんでした。
ただ、補助金がないから打つ手がない、という話ではありません。国の制度には、マンション管理計画認定制度とマンション長寿命化促進税制があります。群馬県の要綱では、県が行う管理計画の認定は「市の区域を除く」と定められており、藤岡市のような市のマンションは、市として認定の窓口があるかどうかが出発点になります。この記事では、その確認方法まで含めて整理します。
こんにちは、株式会社明誠の本間です。マンション・ビル・大手ホテルチェーンの大規模修繕に20年以上携わってきました。この記事では、藤岡市の理事長さま・修繕委員の皆さま、そして市内に賃貸マンションや事業用ビルをお持ちのオーナーさまに向けて、市・県・国の制度を「共用部に使えるか、使えないか」で仕分けします。あわせて、足場・ロープアクセス・ハイブリッドの3工法を公平に比べ、概算費用の考え方もお伝えします。
早見表:藤岡市のマンションで使える制度・使えない制度
2026年10月15日時点で確認できた藤岡市・群馬県・国土交通省の公式ページをもとに整理しました。
| 制度 | 窓口 | 管理組合(共用部)で使えるか | 内容・2026年度の状況 |
|---|---|---|---|
| マンション管理計画認定制度 | 市の区域は市が所管する仕組み(県の認定は市の区域を除く) | ○ 間接的に有利 | 藤岡市の受付開始の有無は公式サイトから確認できず。建築課に要確認 |
| マンション長寿命化促進税制 | 国(固定資産税は市の税務課) | ○ 間接的に有利 | 2027年3月31日まで適用期間が延長。減額割合や要件は市・国資料で要確認 |
| 住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金 | 藤岡市 環境課 | × 「自ら居住する住宅」への設置が対象 | 令和7年度は太陽光2万円/kW(上限8万円)など。令和8年度の内容は要確認 |
| 住宅耐震化の支援(診断士派遣・精密診断・改修費・ブロック塀撤去) | 藤岡市 | △ 制度名のみ確認。マンション可否の記載なし | 令和6年度のアクションプログラムに名称あり。補助率や対象は確認できず |
| 空き家リフォーム/空き家バンク | 藤岡市 建築課 | × 空き家の購入・活用が対象 | 令和7年7月時点の県資料の記載 |
| 外壁塗装・屋上防水そのものを対象とする市の補助 | - | - | 公式サイトからは確認できず |
この表のポイントは、「藤岡市の住宅系の補助は、戸建ての省エネや空き家の活用に向いている。分譲マンションの共用部は、認定と税制と工事の組み立て方で守る」という構図です。
藤岡市のマンション事情-群馬県内の「市部」の中で考える
藤岡市は、群馬県の南西部に位置する市です。藤岡市の令和7年度の税務概要によると、人口は61,247人、世帯数は28,123世帯(令和7年4月1日現在)でした。人口は前年から794人減った一方、世帯数は53世帯増えており、世帯の小規模化が進んでいる様子がうかがえます(藤岡市 令和7年度 税務概要)。
では、市内に分譲マンションはどれくらいあるのでしょうか。国土交通省の資料に載っている群馬県内のモデル支援の報告では、令和4年度時点の県内のマンションは308棟・23,014戸です。内訳は、市部が268棟・15,311戸、町村部が40棟・7,703戸でした。市部のうち、前橋市は94棟・4,974戸、高崎市は119棟・7,776戸、伊勢崎市は15棟・626戸、太田市は23棟・1,172戸で、それ以外の市を合わせて17棟・763戸とされています(国土交通省「群馬県内におけるマンション管理組合へのモデル支援の取組」令和6年10月)。
藤岡市は個別の数字が掲げられておらず、この「それ以外の市」に含まれて集計されていると読めます。藤岡市だけのマンション数や戸数は、今回確認できた公式資料からは拾えませんでした。 推測で数字を書くことは避け、この記事では「藤岡市の数字」ではなく「県全体・市部全体の数字」として扱います。
数字から見えてくるのは、群馬県のマンションが前橋市と高崎市に集中していることです。この2市で、県内の市部のマンションの戸数の大半を占めています。つまり、藤岡市のように分譲マンションの数が多くない市では、管理組合の数が少なく、近くに同じ規模の建物がないことになります。私は現場で、こうした地域の理事長さまから「相場も進め方も分からない」というお声をよくいただきます。
また、同じ資料には、県内のマンション管理の課題として、管理組合と連絡が取れないマンションが残っていることや、管理組合や管理規約がない物件があることも挙げられています。藤岡市の物件がそうだという意味ではありません。ただ、小規模なマンションでは、理事長や管理者の交代が滞ると、修繕の検討そのものが止まりやすいのは、私の現場感覚としても同じです。
マンション管理計画認定制度-藤岡市はどこが窓口になるのか
国と群馬県の公式ページで確認できたこと
管理計画認定制度は、管理組合が作る管理計画が一定の基準を満たす場合に、行政が認定する制度です。国土交通省の制度ページによると、認定の主体は次のとおりです。
| 区域 | 認定の主体 |
|---|---|
| 市・特別区 | マンション管理適正化推進計画を策定した市・特別区 |
| 町村部 | 都道府県 |
群馬県の側を見てみます。群馬県マンション管理適正化推進計画のページでは、県の計画の対象は町村部の40棟・7,703戸で、計画期間は令和4年度から令和12年度の9か年とされています。さらに、群馬県の施行要綱の第3条には、県への認定申請ができるのは「群馬県の区域内(市の区域は除く)」の管理組合の管理者等と定められています。
ここから分かることは、はっきりしています。藤岡市は「市」ですので、群馬県の窓口ではなく、藤岡市が認定を行う仕組みになっているかどうかが焦点です。
藤岡市の受付状況は、今回の調査では確認できませんでした
正直に申し上げます。私が確認した範囲では、藤岡市の公式サイトから、管理計画認定制度の受付案内や、市のマンション管理適正化推進計画のページは見つけられませんでした。 藤岡市建築課の長期優良住宅のページ(2026年10月1日更新)にも、管理計画認定や耐震補助への案内はありませんでした(藤岡市「長期優良住宅の認定制度について」)。
見つけられなかったことは、「制度がない」という意味ではありません。市のページの構成上、別の場所に掲載されている可能性もあります。理事会で話題にするときは、次のように確認するのが確実です。
- 藤岡市 都市建設部 建築課 建築指導係(電話 0274-40-2827)に電話し、「マンション管理計画認定制度の受付を始めているか」を尋ねる
- 受付がある場合は、申請方法(国の手続支援サービスの利用か、窓口提出か)と、手数料の有無を確認する
- 受付がない場合は、今後の開始予定の有無と、近隣の市の運用を参考にしてよいかを確認する
近隣の高崎市の運用が参考になります
同じ群馬県の高崎市は、高崎市のマンション管理計画認定制度のページによると、令和7年4月に受付を開始しています。高崎市への申請は無料で、認定申請は「管理計画認定手続支援サービス」から行います。市独自の基準はなく、国の指針と同じ基準で審査されます。同ページ(2025年11月28日更新)には、認定を受けたマンションとして、令和7年9月8日認定のマンションと、令和7年11月7日認定のマンションの2件が掲載されています。
藤岡市の管理組合が高崎市の認定を受けられるわけではありませんが、認定の流れと必要書類のイメージをつかむ材料にはなります。認定の基準は、国土交通省の制度ページによると、次の5つの分野で構成されています。
- 管理組合の運営(集会=総会の開催など)
- 管理規約(作成など)
- 管理組合の経理(管理費と修繕積立金の区分経理など)
- 長期修繕計画の作成及び見直し等(計画期間が30年以上で、大規模修繕工事が2回以上含まれること、修繕積立金の平均額が著しく低額でないことなど)
- その他(組合員名簿・居住者名簿の適切な備え付けなど)
認定を取る側の準備として、まず長期修繕計画が「30年以上・大規模修繕2回以上」の形になっているかを見直すことをおすすめします。これは認定を目指すかどうかに関係なく、積立金の不足を早めに見つけることにつながります。
認定を受けるメリット
国土交通省のページでは、認定のメリットとして次の2つが紹介されています。
税制面:マンション長寿命化促進税制により、長寿命化に資する大規模修繕工事を実施した場合、固定資産税額が減額されます。
融資面(住宅金融支援機構):
– 【フラット35】の金利引下げ、および返済期間最長50年の【フラット50】の利用
– マンション共用部分リフォーム融資の金利引下げ
– マンションすまい・る債の利率上乗せ
ただし、地方公共団体が独自基準を定めている場合もあると、国土交通省のページに明記されています。申請先となる藤岡市の運用は、窓口で確認してください。
マンション長寿命化促進税制-期限は2027年3月31日
国のマンション長寿命化促進税制は、長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに対し、固定資産税額を減額する特例措置で、令和5年度に始まりました。マンション管理・再生ポータルサイト(国土交通省)によると、適用期間は2年間延長され、令和9年(2027年)3月31日までです。また、令和7年度からは、管理組合の管理者(理事長)等が必要書類を一括で提出でき、区分所有者ごとの申告書の提出は不要になりました。
制度の中身は、「管理計画認定マンション」の場合と、「助言又は指導を受けた管理組合の管理者等に係るマンション」の場合で分かれています。要件を定める国土交通省の告示(令和5年国土交通省告示第290号〜第293号)と、制度概要のPDFは、上記の国土交通省のページからたどれます。
ここで、確認できなかったことを書いておきます。 減額の割合や、申告の窓口・手順は、固定資産税を担当する市の税務課の所管です。今回の調査で、藤岡市の公式サイトからは、このマンション向けの減額割合や申告方法の案内を確認できませんでした。藤岡市の税務課(資産税係 0274-40-2228)に、次の3点を直接確認してください。
- 市として、減額の割合をどう定めているか
- 理事長が一括で申告する場合の、提出書類と提出期限
- 工事の完了時期と、減額が始まる年度の関係
期限の2027年3月31日までは、記事の公開時点で約5か月半です。これから総会で決議する管理組合が、認定の取得・積立金の見直し・工事の完了をそろえるのは、スケジュール的にかなり厳しいと、私は見ています。2027年4月以降の扱いは今後の税制改正で決まるため、現時点で延長は確定していません。間に合わない場合でも、認定の取得と長期修繕計画の見直しは、将来の融資や建物の資産価値を守る面で意味があります。
藤岡市のマンションで「使えない」制度も確認しておく
ここからは、名前だけ見ると使えそうに見えて、実際には共用部の大規模修繕には向かない制度を整理します。理事会で「あの補助金は使えないのですか」と聞かれたときの、答えの準備にお使いください。
住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金
藤岡市の令和7年度 住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金の申請の手引き(令和7年4月1日作成)には、次の内容があります。
| 対象設備 | 補助額 | 上限 |
|---|---|---|
| 住宅用太陽光発電システム | 合計出力×2万円 | 8万円 |
| 蓄電システム(太陽光と同時設置) | 蓄電容量×2万円 | 10万円 |
| 蓄電システム(単体設置) | 蓄電容量×1万円 | 5万円 |
| 電気自動車等用充放電システム(V2H) | 定額5万円 | 5万円 |
対象は「自ら居住する住宅」に設置する方で、共同住宅やマンション管理組合に関する明記はありません。管理組合が共用部で行う外壁や防水の工事とは別の制度です。この手引きは令和7年度のものですので、令和8年度の内容や受付状況は、環境課にご確認ください。
住宅耐震化の支援
藤岡市住宅耐震化緊急促進アクションプログラム2024には、住宅の耐震診断士派遣事業、住宅の精密診断補助、住宅の耐震改修費補助、ブロック塀の撤去費補助という制度名が載っています。ただ、この資料に載っているのは制度の名称と令和6年度の取組実績・自己評価が中心で、補助率・上限額・対象要件は確認できません。資料内の記載も、申請の実績に食い違いがあるなど、情報としては限定的です。分譲マンションが対象かどうかも明記がないため、「使える」とも「使えない」とも言えません。気になる場合は、建築課に直接ご確認ください。
空き家リフォーム・空き家バンク
群馬県の移住情報の資料(ぐんま暮らし「藤岡市」、令和7年7月時点)には、藤岡市の「空き家リフォーム」と「空き家バンク」が載っています。空き家リフォームは、不動産会社を通じて空き家を購入した方が改修して入居するケースが想定されており、マンションの共用部分の修繕を想定した制度ではありません。同じ資料には、新築・増築向けの「ふるさとの木で家づくり支援事業補助金」や「勤労者住宅建設資金」も載っていますが、これらも戸建ての取得・建築が対象です。
外壁・屋根の塗装を対象にした市の補助
外壁塗装や屋根塗装を直接の対象にした補助制度は、藤岡市の公式サイトから確認できませんでした。民間の補助金まとめサイトには、さまざまな記述がありますが、民間サイトは情報が古い場合があるため、この記事では公式サイトで確認できたかどうかを基準にしています。
藤岡市のマンションの大規模修繕-内陸の市で考えること
継ぎ目と屋上から先に傷む
藤岡市は群馬県の内陸にある市です。内陸の建物では、夏の強い日射と冬の冷え込みで、外壁や防水層が膨張と収縮を繰り返します。この経験則は、私が関東の内陸部の現場で見てきたものです。 藤岡市の気象データに基づいた数値ではないため、具体的な気温や回数はここでは述べません。
私の経験でも、内陸の中層マンションでは、南面・西面のシーリングのひび割れや、屋上の防水層のふくれから雨水が入り、上階の住戸で漏水が見つかるケースが少なくありません。外壁全体の見た目はまだきれいでも、継ぎ目と屋上から先に傷むのが、典型的なパターンです。現場で20年以上見てきて、悔しい思いをするのは、「あと1回の点検で見つかったはずの小さな傷みが、漏水になってから分かる」ケースです。
管理組合の数が少ない地域ならではの落とし穴
分譲マンションの数が多くない地域では、次のようなことが起こりがちです。
- 近くに同規模の建物がなく、見積りが高いのか安いのか比べにくい
- 理事長が数年で交代し、前回の修繕の経緯が引き継がれていない
- 長期修繕計画が古いまま、修繕積立金の不足に気づくのが遅れる
見積りの比較には、「相見積りを取る」「調査と施工を分けて発注する」といった方法があります。考え方の詳細は大規模修繕の料金の考え方(明誠)でご紹介しています。
費用の目安
金額は物件によって大きく変わるため、あくまで参考値です。私たちが見積りの入口でお伝えしている目安は次のとおりです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 30戸規模マンションの大規模修繕 総工費 | 約3,500万〜5,000万円 |
| うち仮設足場の割合 | 総工費の約15〜25% |
| 外壁塗装 | 1㎡あたり約3,500〜4,500円 |
| 外壁の打診調査 | 1㎡あたり約250〜500円 |
| 防水工事 | 1㎡あたり約5,000〜8,000円 |
10階建て・外周80m・工期3か月の建物を例にとると、足場の費用が約168万円かかるところ、ロープアクセスでは約59万円、差額は約109万円という試算になります。実際の見積りは、建物の形状・劣化状況・工事範囲によって変わります。
3つの工法を、公平に比べる
| 工法 | 向いている建物・工事 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 通常の足場仮設工法 | 外壁の全面補修、塗装・防水・タイル・サッシ交換を一括で行う大規模修繕 | 作業の安全性と品質を確保しやすく、全面的な工事に適する | 設置・解体の費用と工期がかかる。足場期間中は防犯・採光・ベランダ使用に配慮が必要 |
| ロープアクセス工法(無足場工法) | 外壁の部分補修、シーリングの打替え、鉄部・金物の補修、調査・点検 | 足場が不要なため、工期と費用を抑えやすい。居住者の生活への影響が少ない | 作業内容によっては向かない。強風時は作業を止める判断が必要。専門技能を持つ職人が必要 |
| ハイブリッド工法 | 南面・西面だけ劣化が早いなど、面ごと・部位ごとに状態が違う建物 | 部位ごとに最適な方法を選べ、総額を最適化しやすい | 計画と工程管理に専門性が必要 |
ロープアクセス工法では、作業者がメインロープとバックアップロープの2本に接続し、屋上などに2点以上の吊元(ロープを固定する支点)を確保して作業します。明誠の工法の詳細は明誠のロープアクセス工法の技術と実績で、業界全体の安全基準や施工例は姉妹サイトのロープアクセスドットコム(無足場工法の専門メディア)で詳しく紹介しています。安全管理の考え方は明誠の高所作業の安全管理にまとめています。
ここは正直に申し上げます。 私たちは3つの工法をすべて扱うので、足場が最適なら足場を、ロープが向くならロープを提案します。どれか1つに誘導するための記事ではありません。
長寿命化促進税制と工法選びの関係
税制の対象になる工事は、国土交通省の告示で定められた「長寿命化に資する工事」です。外壁・屋根・床の防水など、広い範囲を一体的に直す工事は、足場が合理的になる場合が多くあります。一方で、税制の期限に間に合わない場合や、劣化がシーリングや一部の面に集中している段階では、ロープアクセスで部分補修して、次の全面改修まで建物を持たせる選択肢が生きてきます。どちらが合うかは、調査をしてみないと言えません。
明誠について、数字でお伝えします
株式会社明誠は、これまでに約6,000棟のマンション・ビル・大手ホテルチェーンの大規模修繕を手がけてきました。ロープアクセス工法での高所作業について、明誠と全国のフランチャイズ加盟企業では、過去16年間、墜落による労働災害ゼロを維持しています。IRATA(国際産業ロープアクセス協会)水準の技能訓練を受けた作業員が施工し、ISO9001の品質マネジメントシステムを運用しています。また、日本初のロープアクセス工事のフランチャイズ本部として、塗装・防水・タイル・電気・看板の各分野の専門職と連携しています。
補助金の代わりに頼れる、群馬県住宅供給公社の相談窓口
補助金がなくても、無料で相談できる公的な窓口はあります。群馬県住宅供給公社のマンション管理組合支援のページ(2026年9月10日更新)では、次の内容が案内されています。
- 一般相談(無料):平日9:30〜15:30に、窓口と電話で対応
- 特別相談(無料):弁護士・一級建築士・マンション管理士が対応する予約制
- 支援業務:管理組合の運営支援、会計業務の支援、長期修繕計画の作成・見直し(内容により有料)
- 連絡先:電話 027-224-1881(音声ガイダンス2番)
私は、大規模修繕の入口で迷っている管理組合には、まず第三者の相談窓口を使うことを、おすすめしています。修繕積立金が足りるのか、長期修繕計画が古くないか、といった点は、施工会社が最初に言うと営業に聞こえてしまうからです。相談した上で、調査や見積りの段階で私たちにお声がけいただければ十分です。
藤岡市で賃貸マンション・事業用ビルをお持ちのオーナーの方へ
賃貸物件の修繕では、空室期間を短くし、入居者の生活への影響を抑えることが収益を左右します。足場を組まないロープアクセスは、工期と生活への影響を抑えやすい点で、オーナーさまにもメリットがあります。
制度の面では、再生可能エネルギー設備の補助は「自ら居住する住宅」が対象で、空き家リフォームは空き家の購入・活用が対象です。管理計画認定と長寿命化促進税制は分譲マンション向けの制度で、一棟所有の賃貸マンションは基本的に対象になりません。一棟所有のオーナーさまは、補助金ではなく、工事の組み立てで収益を守ることになります。
オーナーさま向けの考え方は収益不動産オーナーさま向けの修繕の考え方、ビルオーナーさま向けのサービスはビルオーナーさま向け大規模修繕サービスをご覧ください。
管理組合向けのサービス内容はマンション管理組合さま向けの大規模修繕サービスにまとめています。明誠のこれまでの施工の様子は、明誠の施工事例からご覧いただけます。
同じ群馬県内の周辺事情は、前橋市のマンション補助金、高崎市のマンション補助金、埼玉県北部の本庄市のマンション補助金の記事でも整理しています。
この記事で確認できなかったこと(正直にお伝えします)
制度の記事は、「分からなかったこと」を隠さないことが信頼につながると考えています。今回の調査で、確認できなかった点は次のとおりです。
- 藤岡市の管理計画認定制度の受付状況・窓口・手数料:県の要綱で「市の区域は除く」とされていることは確認できましたが、藤岡市の案内ページは見つけられませんでした
- 藤岡市内のマンション数・戸数:国土交通省の資料では「それ以外の市」にまとめて集計されており、市別の数字は確認できませんでした
- 長寿命化促進税制の市の減額割合と申告方法:市の公式サイトからは確認できませんでした
- 住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金の令和8年度の内容:令和7年度の手引きのみ確認しました
- 住宅耐震化の支援の補助率・対象要件:令和6年度のアクションプログラムに制度名があるのみで、詳細は確認できませんでした
これらは、窓口に1本電話すれば分かることばかりです。電話の際は、制度名と「共同住宅(分譲マンション)の共用部は対象になりますか」と、そのまま聞いてしまうのが早道です。
制度を使うときの共通の落とし穴
「補助金の有無」で発注先を決めない
補助金が出ないからといって、修繕を先送りして漏水が広がれば、結果として工事費は膨らみます。工事内容と総額で比べることを、おすすめします。
期限から逆算して動く
長寿命化促進税制の期限は2027年3月31日です。総会の決議、業者選定、契約、工事、完了確認までの流れを考えると、動き出しは早いほど選択肢が残ります。一方で、焦って1社だけの見積りで決めるのは、避けてください。
調査と施工を分けて考える
最初に建物の状態を調べる段階で、全面改修が必要か、部分補修で足りるかを見極めます。調査の段階で、足場・ロープアクセス・ハイブリッドの3つの案を並べて比べると、管理組合内の合意形成もしやすくなります。
藤岡市のマンションが大規模修繕に向けて動く5つのステップ
- 市の窓口へ電話確認:建築課(0274-40-2827)に管理計画認定の受付状況を、税務課(0274-40-2228)に長寿命化促進税制の減額割合と申告方法を確認する
- 第三者の相談窓口を使う:群馬県住宅供給公社の無料相談(027-224-1881)で、長期修繕計画と修繕積立金の状況を点検する
- 長期修繕計画を見直す:計画期間30年以上、大規模修繕2回以上の形になっているかを確認する
- 建物の調査を行う:外壁の打診調査、屋上防水、シーリングの状態を調べ、3工法の案を比べる
- 総会で合意を取る:認定・税制・工事の流れをまとめ、理事会から総会へ段階的に説明する
よくあるご質問
Q1. 藤岡市に、マンションの大規模修繕を直接補助する制度はありますか?
A. 2026年10月15日時点で、藤岡市の公式サイトと群馬県の公式情報からは、管理組合の共用部の大規模修繕を直接補助する制度は確認できませんでした。制度は変更される可能性があるため、窓口で最新の情報をご確認ください。
Q2. 藤岡市のマンションは、管理計画認定を受けられますか?
A. 群馬県の施行要綱では、県への認定申請は「市の区域は除く」とされています。藤岡市が認定の受付を始めているかは公式サイトから確認できなかったため、建築課(0274-40-2827)にお問い合わせください。(出典:群馬県の施行要綱)
Q3. マンション長寿命化促進税制の期限はいつまでですか?
A. 国土交通省の案内では、適用期間は2年間延長され、令和9年(2027年)3月31日までです。(出典:マンション管理・再生ポータルサイト)
Q4. 藤岡市の住宅用再生可能エネルギー設備の補助金は、マンションの共用部に使えますか?
A. 令和7年度の手引きでは、対象は「自ら居住する住宅」への設置で、共同住宅や管理組合に関する明記はありません。共用部の大規模修繕とは別の制度です。
Q5. 補助金がなくても、大規模修繕の費用を抑える方法はありますか?
A. あります。調査と施工を分けて発注する、相見積りを取る、劣化が一部の面に集中している場合は足場とロープアクセスを組み合わせたハイブリッド工法を検討する、といった方法です。
Q6. 足場とロープアクセスは、どちらが安いですか?
A. 建物の形状と工事範囲によります。明誠の試算では、10階建て・外周80m・工期3か月の例で、足場約168万円に対し、ロープアクセスは約59万円です。ただし全面的な塗装と防水を同時に行う工事では、足場が適する場合も多くあります。
Q7. 無料で相談できる窓口はありますか?
A. 群馬県住宅供給公社が、マンション管理組合向けの一般相談(無料)と、弁護士・一級建築士・マンション管理士による特別相談(無料・予約制)を案内しています。(出典:群馬県住宅供給公社)
この記事のポイントまとめ
- 藤岡市で共用部の大規模修繕を直接補助する制度は、公式情報から確認できなかった
- 県の認定は「市の区域を除く」ため、藤岡市の認定窓口は建築課に確認する
- 長寿命化促進税制は2027年3月31日まで。減額割合は市の税務課で確認する
- 住宅用設備補助・耐震支援・空き家関連は、共用部の修繕向けではない
- 補助金の有無ではなく、工事内容と総額で3工法を比べる
出典・参考資料
- 国土交通省「マンション管理計画認定制度」
- 国土交通省「マンション長寿命化促進税制(固定資産税の特例措置)」
- 国土交通省「マンション長寿命化促進税制の期間が延長されました(マンション管理・再生ポータルサイト)」
- 国土交通省「群馬県内におけるマンション管理組合へのモデル支援の取組(令和6年10月)」
- 群馬県「群馬県マンション管理適正化推進計画を策定しました」
- 群馬県「マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行要綱」
- 藤岡市「令和7年度 住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金 申請の手引き」
- 藤岡市「藤岡市住宅耐震化緊急促進アクションプログラム2024」
- 藤岡市「令和7年度 税務概要」
- 藤岡市「長期優良住宅の認定制度について」
- 高崎市「マンション管理計画認定制度について」
- 群馬県住宅供給公社「マンション管理組合支援のご案内」
- ぐんま暮らし「藤岡市(住まい・移住支援の一覧)」
本記事の情報の鮮度について:本記事は2026年10月15日時点で公表されている群馬県・藤岡市・高崎市・国土交通省の公式情報をもとに執筆しています。藤岡市の住宅用再生可能エネルギー設備の補助は令和7年度の手引き、耐震化の支援は令和6年度のアクションプログラム、県の移住資料は令和7年7月時点の記載を参照しており、現行の内容は市にご確認ください。民間情報サイトの記述は、公式サイトで裏付けが取れた範囲でのみ使用しています。制度は年度途中でも改正・予算終了があり得ます。実際に申請される前に、藤岡市および該当窓口へ最新の内容をご確認ください。本記事は法的・税務上の助言ではありません。
藤岡市のように、マンション向けの制度の情報が集まりにくい地域だからこそ、使える制度と使えない制度を最初に仕分け、工事の組み立てで総額を抑えることが大切だと考えています。屋上やシーリングの診断、税制の期限に間に合うかの整理だけでも、お力になれることがあります。ご相談だけでも遠慮なくお問い合わせフォームからお声がけください。
▼ロープアクセス工法・無足場工法の詳細解説はこちら
ロープアクセスドットコム|無足場工法専門メディア
この記事の執筆者
本間 幸紘(ほんま ゆきひろ)
株式会社明誠 代表取締役/東京都東大和市
マンション・ビル・大手ホテルチェーンの大規模修繕20年以上の実務経験。3工法(通常足場/ロープアクセス/ハイブリッド)から建物特性に応じて最適提案。日本初のロープアクセス工事フランチャイズ本部を運営。JCSA(一般社団法人 全国建設業支援協会)代表理事。
最終更新:2026年10月15日
関連記事(姉妹サイト)
ロープアクセス工法の詳細や実例については、姉妹サイト「ロープアクセスドットコム」の以下の記事もぜひご覧ください。
本間社長の著書のご案内
『大規模修繕工事 職人だから言える本当の話 —— 見積書では見えない業界の裏側と、修繕積立金を守る発注術』(Kindle版)を出版しています。20年以上の現場経験から、管理組合・オーナーが修繕積立金を守るための発注術と、業界の内幕を書き下ろしました。

