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川崎市宮前区の管理組合が使える無料相談窓口20選|宮前区役所の毎週水曜の弁護士相談・予約不要の住宅相談から市のアドバイザー派遣(年3回まで無料)まで【令和8年度版】

川崎市宮前区の管理組合が使える無料相談窓口20選|宮前区役所の毎週水曜の弁護士相談・予約不要の住宅相談から市のアドバイザー派遣(年3回まで無料)まで【令和8年度版】
本間 幸紘

著作者プロフィール

株式会社明誠 代表取締役

本間 幸紘

大規模修繕・外壁工事・ロープアクセス工事に関する情報を、現場経験をもとに分かりやすくお届けします。

2026年10月13日 更新

川崎市宮前区のマンションの理事長さまから、こんなご相談をいただくことがあります。

「大規模修繕の時期が近づいてきたが、誰に何を聞けばいいのか分からない。専門家への相談料を修繕積立金から出すのは気が引ける」

宮前区の管理組合には、費用をかけずに動ける入口が3つあります。1つ目は、宮前区役所(宮前平2丁目)の1階にある地域振興課相談情報担当で受けられる、弁護士・司法書士・行政書士などの特別相談です。弁護士相談は毎週水曜日の午前に設けられており、令和8年4月1日付の区役所の相談一覧には「次の相談を行っています。(無料)」と書かれています。2つ目は、同じ区役所で毎月第3火曜日の午前に開かれる住宅相談で、予約が要りません。3つ目は、川崎市がマンション管理士や一級建築士による無料相談を委託している川崎市住宅供給公社の「ハウジングサロン」です。ここを入口に、現地へアドバイザーを派遣してもらえます。

申し遅れました。私は株式会社明誠の本間幸紘と申します。東京都東大和市を拠点に、20年近くマンション・ビル・ホテルの外壁の仕事をしてきました。この記事では、令和8年10月13日時点で宮前区の管理組合が使える窓口を、費用の根拠とあわせて整理します。


結論:宮前区で使える窓口は20、無料と読めるのは16

先に一覧でお示しします。公式ページに「無料」と書かれているものと、費用の記載が見つからなかったものを分けています。

# 制度・窓口 誰が対応するか 費用 申込先
1 宮前区役所 弁護士相談(毎週水曜) 弁護士 無料(区役所の相談一覧に明記) 相談予約コールセンター 044-200-0108
2 宮前区役所 司法書士相談(第2金曜) 司法書士 無料(同上) 同上
3 宮前区役所 認定司法書士相談(第4木曜) 認定司法書士 無料(同上) 同上
4 宮前区役所 行政書士相談(第1火曜) 行政書士 無料(同上) 同上
5 宮前区役所 税務相談(第3木曜) 税理士 無料(同上) サンキューコールかわさき 044-200-3939
6 宮前区役所 市民相談(平日) 市職員・市民相談員 無料(同上) 宮前区役所 地域振興課 044-856-3132
7 宮前区役所 行政相談(第3水曜) 行政相談委員 無料(同上) 同上
8 宮前区役所 人権相談(第3火曜) 人権擁護委員 無料(同上) 同上
9 宮前区役所 住宅相談(第3火曜、予約不要) 住宅相談運営委員の専門家 無料(市の案内に明記) 川崎市住宅相談運営委員会 044-233-3947
10 宮前区役所 まちづくり相談(偶数週の月曜) 専門相談員 要確認(費用の記載なし) 宮前区役所 地域振興課 044-856-3132
11 ハウジングサロン マンション管理相談(中原区上小田中) マンション管理士・一級建築士 無料 044-874-0180
12 川崎市アドバイザー派遣(現地相談) 同上 無料(登録組合は3回まで、未登録は1回まで) 同上
13 マンション耐震診断の予備調査 市が派遣する一級建築士 無料(市が費用負担) 防災まちづくり推進課 044-200-3017
14 マンション管理組合登録・支援制度 市(情報提供・派遣の窓口) 無料(市の一覧に明記) 住宅整備推進課 044-200-2996
15 マンション管理組合交流会(年2回) 市・専門家 無料(第12回は参加費無料と明記) 同上
16 川崎市消費者行政センター(川崎区砂子) 消費生活相談員 要確認(相談料の記載なし) 044-200-3030
17 川崎すまいる相談 弁護士会の相談窓口 要確認(記載なし) 市の支援制度ページで確認
18 管理計画認定制度 相談ダイヤル(日管連) マンション管理士 無料(何回でも、1回30分程度まで) 03-5801-0858
19 マンション管理センター 電話相談 専門相談員 要確認(費用の記載なし) 03-3222-1517/1519
20 法テラス 無料法律相談 弁護士等 無料(収入・資産の基準あり) 0570-078374

「無料と読める」の16は、区役所の特別相談と住宅相談9つ(1〜9)、ハウジングサロンの相談と派遣(11・12)、耐震予備調査(13)、登録制度と交流会(14・15)、日管連のダイヤル(18)、法テラス(20)です。法テラスは基準を満たす方が対象です。

正直にお伝えします。公式ページで「費用がかかるかどうか」の記載を確認できなかった窓口が4つありました。電話で申し込むときに「相談料はかかりますか」とひと言確認するだけで、あとから戸惑わずに済みます。

もう一つ、大事な点があります。神奈川県の「マンションアドバイザー派遣事業」は無料ですが、川崎市の管理組合は対象外です。県の案内には、横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市は各市の制度を使うと書かれています(出典:神奈川県「マンションアドバイザー派遣事業」、令和8年6月26日更新)。宮前区の管理組合は、次の市の制度を使う形になります。


川崎市のマンション管理相談とアドバイザー派遣:専門家に無料で相談できる

私が宮前区の管理組合に最初にお勧めするのは、市の制度です。川崎市の「マンション管理組合を支援する制度について」のページ(令和8年7月22日更新)には、次のように整理されています(出典:川崎市「マンション管理組合を支援する制度について」)。

項目 内容
無料相談窓口 大規模修繕や管理組合運営について、マンション管理士などが対応。予約制
運営 川崎市住宅供給公社 ハウジングサロン(電話 044-874-0180)
アドバイザー派遣 窓口または電話での相談のあと、必要と認められた場合に現地で相談
費用 無料
回数 登録組合は3回まで、未登録は1回まで

つまり、専門家の現地派遣は、ハウジングサロンでの相談を入口にする仕組みです。建築士だけを無料で呼べる別の制度は、私が確認した範囲では、後述の耐震予備調査を除いて見つかりませんでした。

登録しておくと派遣が年3回に増える

回数の差は大きいです。登録組合は3回、未登録は1回です。登録は「川崎市マンション管理組合登録・支援制度」で行います。申請には、理事長であることが確認できる書類(総会等の議事録)の添付が必要です。申込みはオンライン(LoGoフォーム)のほか、郵送・窓口でもできます。

登録すると、次の5つの支援を受けられると市のページに書かれています(出典:川崎市「マンション管理組合登録・支援制度」、令和7年9月9日更新)。

  1. 年2回発行の「川崎市マンション便り」
  2. 管理組合交流会への参加
  3. 子育て世帯や高齢者世帯等を対象とした相談員・講師等の派遣(内容によっては希望に添えない場合あり)
  4. マンション段差解消工事等費用助成制度の利用
  5. マンション管理アドバイザーの派遣(年3回まで)

問い合わせは、まちづくり局住宅政策部住宅整備推進課(川崎区宮本町1番地、本庁舎18階)で、電話は044-200-2996です。

ハウジングサロンは宮前区内にはありません

ハウジングサロンの所在地は、川崎市中原区上小田中6丁目34番24号(スターブル中原1階)です。宮前区内ではなく、お隣の中原区にあります。マンション管理相談は火・木・土曜日の10時〜12時と13時〜16時、予約の受付は火〜土曜日の9時〜12時と13時〜16時と案内されています。祝日と年末年始は休みです。方法は窓口・電話・オンラインから選べるため、まず電話かオンラインで相談し、必要なら現地派遣に進む使い方が現実的です(出典:川崎市「川崎市住宅供給公社 ハウジングサロン」)。

ご注意いただきたい点があります。このハウジングサロンのページの更新日は令和7年11月26日で、令和8年度の掲載ではありません。日時や会場は、予約のお電話で最新の内容を確認してください。回数と費用の考え方は、令和8年7月22日更新の市のページと一致しています。

派遣の「使いどき」は、見積依頼の前

ここで、現場にいる私の立場から一つお伝えします。アドバイザーの価値は、施工会社の営業とは別の第三者の意見が聞けることです。見積書が出てから慌てて呼ぶより、見積依頼の前に呼ぶほうが、仕様のぶれが小さくなります。私が現場で何度も見てきた遠回りは、見積りを3社取ったあとで「そもそも何を比べればいいのか」に立ち返ってしまう流れです。

大規模修繕の費用感の目安も、先に頭に入れておくと相談の質が上がります。あくまで目安ですが、30戸規模のマンションで総工費は3,500万円〜5,000万円、そのうち仮設足場が15〜25%という幅が一般的です。外壁塗装は1㎡あたり3,500円〜4,500円、打診調査は1㎡あたり250円〜500円が参考値です。実際の見積りは建物の形状や劣化状況で大きく変わります。高層の建物ほど足場の割合が大きくなりやすく、足場をかけない工法の検討余地が出てきます。技術情報は、姉妹サイトのロープアクセスドットコムでも解説しています。


建築士の無料派遣:マンション耐震診断の予備調査

川崎市には、一級建築士を無料で派遣する制度がもう一つあります。「マンション耐震診断の予備調査」です。市が派遣する一級建築士が、設計図書や修繕等の管理履歴を確認し、目視で劣化の状況を調べます。そのうえで、耐震診断の方法と概算の診断費用を算出し、管理組合に報告・説明します。費用は市が負担するため、予備調査は無料です。

ただし、予備調査は耐震性の有無を判定するものではありません。診断を受ける前の「見立て」の段階と理解してください。対象条件は、市のページに「対象となる分譲マンションの管理組合」とあるだけで、具体的な要件は書かれていませんでした。申込み前に窓口で確認が必要です。窓口は、まちづくり局防災まちづくり推進課耐震化支援担当で、電話は044-200-3017です(出典:川崎市「マンション耐震診断予備調査について」、令和8年5月27日更新)。

大規模修繕の計画を立てる前に、建物の状態を第三者の建築士に見てもらう機会はあまり多くありません。外壁の打診調査とは目的が違いますが、「建物をプロに診てもらう習慣」をつける入口になります。


弁護士・司法書士などの無料相談:宮前区役所の特別相談

管理費の滞納、規約の読み方、理事会の議事の進め方。工事の前段階で出てくるこうした疑問は、まず専門家の相談で整理できることが多いと、私は見ています。

宮前区役所の特別相談(毎週水曜に弁護士相談があります)

宮前区役所は、宮前区宮前平2丁目20番地5にあります。相談は地域振興課の相談情報担当(区役所1階、電話 044-856-3132)で受け付けています。令和8年4月1日付の「宮前区役所相談一覧」には、「宮前区役所では次の相談を行っています。(無料)」と書かれています(出典:宮前区役所相談一覧(令和8年4月1日〜)、区のページは令和8年4月30日更新)。その内容を、10月・11月の日付に直したのが次の表です。

相談 日程 時間 予約 10月・11月の日付
弁護士相談 毎週水曜日 9:30〜11:30(開始は9:30・10:00・10:30・11:00の4枠) 要(044-200-0108) 10月14日・21日・28日、11月4日・11日・18日・25日
司法書士相談 第2金曜日 13:00〜16:00 要(同上) 11月13日(10月9日は終了)
認定司法書士相談 第4木曜日 13:00〜16:00 要(同上) 10月22日、11月26日
行政書士相談 第1火曜日 13:00〜16:00 要(同上) 11月3日は祝日のため要確認(10月6日は終了)
税理士による税務相談 第3木曜日 13:00〜16:00 要(044-200-3939) 10月15日、11月19日
人権相談 第3火曜日 13:00〜16:00 記載なし 10月20日、11月17日
行政相談 第3水曜日 13:00〜16:00 記載なし 10月21日、11月18日
住宅相談 第3火曜日 9:00〜12:00 不要 10月20日、11月17日
市民相談(市職員・市民相談員) 月〜金 8:30〜17:00 記載なし 平日随時

予約が必要な弁護士・司法書士・認定司法書士・行政書士の相談は、相談予約コールセンター(044-200-0108、平日8時〜17時)で受け付けます。税務相談は、サンキューコールかわさき(044-200-3939)で、希望日の2か月前の月の初日から予約できます。予約制の相談は1回25分以内です。

宮前区の弁護士相談は、毎週水曜の午前に枠があります。週に1度あるのは、理事会の日程に合わせやすい利点だと私は考えます。ただし、枠は1回4つしかありません。早めの予約をお勧めします。

読み取りの注意点を3つ挙げます。

  1. 弁護士相談の案内は、資料により更新日が違います。 市の「弁護士相談」のページ(令和7年1月20日更新)にも、宮前区は水曜日の9時30分〜11時30分とあり、令和8年4月1日付の区の一覧と一致しています。ただし費用はページ自体に書かれておらず、無料の根拠は区の一覧の記載です(出典:川崎市「弁護士相談」)。
  2. 不動産相談(宅地建物取引士)は、宮前区では実施されていません。 市の「宅地建物相談」のページ(令和8年1月22日更新)に載っているのは川崎区・中原区・多摩区・麻生区の4区で、宮前区は掲載がありません。不動産の相談は、実施区の窓口を使う形になります(出典:川崎市「宅地建物相談」)。
  3. 認定司法書士相談には金額の上限があります。 区の一覧には、民事紛争は140万円以下に限ると書かれています。

住宅相談は予約不要・無料。ただし管理組合向けとは書かれていません

もう一つの宮前区の強みが、毎月第3火曜日の午前9時から12時に開かれる住宅相談です。川崎市住宅相談運営委員の専門家が、住宅の修理、耐震改修工事、建替えか改築・リフォームかの判断、新築工事などの相談に応じます。費用は無料で、予約も要りません。令和8年10月は20日、11月は17日が該当します(出典:川崎市「川崎市住宅相談」、令和8年1月20日更新)。

ただし、対象は「市内に在住・在勤・在学の方」で、住宅の相談が中心です。マンションの管理組合が使えるかどうかは、ページに書かれていません。管理組合としての大規模修繕の相談は、先ほどのハウジングサロンを軸に考え、住宅相談は「理事の方が建物の修繕の基本を聞く場」として使うのが無理のない形だと思います。問い合わせ先は、川崎市住宅相談運営委員会(044-233-3947)です。

まちづくり相談は、費用の記載がありません

宮前区役所1階の地域振興課には、「まちづくり相談」の窓口もあります。良好な住環境の保全や土地利用計画、建築・開発・都市計画の制度に関する相談です。相談日は月の偶数週の月曜日で、時間は9時〜12時と13時〜16時、予約は不要で先着順です。ただし、費用の記載がページにはありません。修繕工事そのものより、周辺の開発や建築のルールの相談向きです(出典:川崎市「まちづくり相談」、令和7年4月11日更新)。

管理組合として使えるかは、書かれていません

見落としやすい点を2つお伝えします。

  • 対象外の相談があります。 区の一覧では、弁護士相談は、すでに弁護士に依頼中の案件、訴訟中の案件、同種案件の繰り返し、法人からの相談が対象外とされています。紛争相手との交渉や書類の作成・審査も対象外です。
  • 管理組合の理事として使えるかは、公式ページに書かれていません。 区役所の特別相談は、市内に在住・在勤・在学の個人の暮らしの相談が基本と読めます。「マンションの管理組合の理事として相談したい」と、予約の電話で伝えて確認してください。

川崎市消費者行政センター(川崎区砂子)

訪問販売や、工事の契約を巡るトラブルの相談先です。電話は044-200-3030(相談専用)、所在地は川崎区砂子1丁目8番9号の川崎御幸ビル5階で、宮前区内に窓口はありません。受付は平日9時〜16時(金曜は電話のみ19時まで延長)、土曜は10時〜16時(電話のみ)と案内されています。対象は、市内に在住・在勤・在学し、契約の当事者である消費者です。相談料の記載はありません。管理組合としての利用可否も含め、電話で確認してください(出典:川崎市「消費生活相談」案内)。

川崎すまいる相談

住まいの問題に特化した相談窓口で、神奈川県弁護士会川崎相談センターで行われると、市の支援制度ページに掲載されています。費用や日時の記載は、私が確認した範囲では見つかりませんでした。利用の際は、市の支援制度ページから最新の案内を確認してください。


自治体のセミナー・相談会・啓発資料:管理組合交流会と「マンション便り」

川崎市は、管理組合同士が学び合う「管理組合交流会」を年2回開催しています(出典:川崎市「管理組合を支援する制度・取組」、令和8年4月1日更新)。

直近の開催は、令和8年10月10日(土)14:00〜16:00の第12回です。会場は川崎市役所本庁舎の復元棟301会議室、テーマは「大規模修繕工事の発注方式」でした。申込期間は9月15日から10月5日までで、すでに終了しています。参加費は無料と案内されていました(出典:川崎市「第12回マンション管理組合交流会」)。

次回の日時は、私が確認した範囲では公表されていませんでした。登録・支援制度に登録しておくと、案内が届く形になります。問い合わせ先は住宅整備推進課(044-200-2996)です。「マンション便り」は年2回発行され、登録した管理組合に法改正の情報などが届きます。


都道府県・国の相談窓口:日管連・マンション管理センター・法テラス

市の窓口で足りないときの、二の矢として知っておくと役に立ちます。

窓口 内容 受付 費用
管理計画認定制度 相談ダイヤル(日管連) 03-5801-0858 制度や改正マンション管理適正化法の質問にマンション管理士が回答 月〜土 10:00〜17:00(祝日を除く) 無料。何回でも、1回30分程度まで
マンション管理センター 電話相談 03-3222-1517(管理組合運営・管理規約等)/03-3222-1519(建物・設備の維持管理) 管理組合からの相談 月〜金 9:30〜17:00(祝日・年末年始を除く) ページに記載なし
法テラス・サポートダイヤル 0570-078374 無料法律相談の予約案内 平日 9:00〜21:00、土曜 9:00〜17:00 無料(収入・資産の基準あり)

日管連のページは、令和8年7月28日の更新です(出典:日本マンション管理士会連合会「管理計画認定制度 相談ダイヤル」)。マンション管理センターの電話相談は、賃貸マンションの相談は対象外です(出典:(公財)マンション管理センター「電話相談」)。

法テラスの無料法律相談には、収入と資産の基準があります。1回30分、同じ問題について3回まで無料で、原則として事前予約が必要です。収入の基準額は地域の区分で変わり、川崎市がどの区分にあたるかはページに書かれていません。管理組合という団体として使えるかどうかも含め、窓口での確認が必要です。法テラス川崎の予約電話は0570-078309(平日9時〜17時)です。ページには更新日の表示がありません(出典:法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」)。

国の制度としては、国土交通省が「マンション管理計画認定制度」を運営しています。認定を受けると、フラット35の金利引下げなどの優遇を受けられる場合があります(出典:国土交通省「マンション管理計画認定制度」)。


何を用意していけばいいか:3点セット

どの窓口でも、手ぶらで行くと「それは資料を見ないと分かりません」と言われがちです。私は理事長さまに、次の3点を揃えておくようお伝えしています。

  1. 総会議事録(直近2年分):修繕積立金の状況や、大規模修繕についての決議の経過が分かります。登録制度の申請でも、理事長であることを示す書類として使います。
  2. 長期修繕計画:次回の大規模修繕の時期と、見込まれる総額が分かります。
  3. 管理規約:管理費の滞納、専有部分のルール、理事会の権限を調べるときに必要です。

さらに余裕があれば、前回の大規模修繕の見積書や竣工図、直近の劣化診断の報告書があると、建築士の相談が一段と具体的になります。


宮前区の管理組合が、無料相談のあとに考えたい工事の選び方

相談で論点が整理できたら、次に工事の進め方を考える段階に入ります。明誠は、通常の足場工法、無足場のロープアクセス工法、両方を組み合わせるハイブリッド工法の3つから、建物に合った進め方をご提案しています。

足場工法とロープアクセス工法の費用差は、規模によって変わります。10階建て・外周80m・工期3か月の例では、足場費が168万円、ロープアクセスが59万円と、109万円の差が出た試算があります。あくまで目安で、実際の見積りは物件ごとに異なります。階数が高い建物や、敷地に余裕がなく足場の架設が難しい建物では、足場の費用と工期が論点になりやすいと、私は見ています。

ロープアクセス工法は、メインロープとバックアップロープの2本に接続して作業し、2点以上の吊元を確保する国際基準(IRATA)の考え方を採り入れた工法です。明誠はこれまでに約6,000棟のマンション・ビル・ホテルの大規模修繕を手がけ、ロープアクセスでの高所作業について、明誠および全国のフランチャイズ加盟企業では過去16年間、墜落による労働災害ゼロを維持しています。

明誠のこれまでの施工事例もご覧いただけます。


よくあるご質問

Q. 宮前区の管理組合が無料で使える専門家の派遣はありますか?

A. はい。川崎市住宅供給公社のハウジングサロンに相談し、必要と認められると、マンション管理士などのアドバイザーが現地へ伺う制度があります。費用は無料で、登録組合は3回まで、未登録は1回までです。

Q. ハウジングサロンは宮前区にありますか?

A. いいえ。中原区上小田中6丁目34番24号のスターブル中原1階です。予約の電話は044-874-0180で、火〜土曜日の9時〜12時、13時〜16時に受け付けています。電話やオンラインでも相談できます。

Q. 神奈川県のマンションアドバイザー派遣は宮前区でも使えますか?

A. 使えません。県の令和8年度の事業は、横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市が対象外で、各市の制度を使います。

Q. 宮前区役所の弁護士相談は管理組合として使えますか?

A. 公式ページには書かれていません。相談は個人の暮らしの相談が基本で、区の一覧では法人からの相談は対象外とされています。予約の電話で「管理組合の理事として相談したい」と伝えて確認してください。

Q. 宮前区役所の弁護士相談はいつありますか?

A. 毎週水曜日の9時30分〜11時30分です。開始は9:30・10:00・10:30・11:00の4枠で、相談予約コールセンター(044-200-0108)で予約します。相談は無料と、区の相談一覧に書かれています。

Q. 建築士に無料で建物を診てもらえますか?

A. 市の「マンション耐震診断の予備調査」が無料です。ただし、耐震性の有無を判定するものではなく、診断の方法と概算費用の説明が中心です。対象条件は窓口で確認してください。

Q. 無料相談のあとに、工事を頼む義務はありますか?

A. 市の相談やアドバイザー派遣は、特定の施工会社を紹介するものではありません。工事の発注先は、管理組合の総会で決めるものです。

Q. 大規模修繕の費用は、いくらくらいを見ておけばいいですか?

A. 30戸規模で総工費は3,500万円〜5,000万円、うち仮設足場が15〜25%という幅が一般的です。外壁塗装は1㎡あたり3,500円〜4,500円が参考値です。建物の状態で大きく変わるため、相談のうえで概算見積りをお取りください。

Q. 明誠に概算見積りを頼むと費用はかかりますか?

A. 概算お見積りは無料でご提示しています。お気軽にお問合せフォームからご連絡ください。


まとめ+今週動くこと3点

宮前区の管理組合が使える相談先は、区役所、市、国と、20の入口があります。そのうち16は、公式ページで無料と読めます。区役所では毎週水曜に弁護士相談があり、毎月第3火曜は予約不要の住宅相談があります。大規模修繕の本筋は、中原区のハウジングサロンを入口にしたアドバイザー派遣です。登録組合なら3回まで、費用をかけずに専門家の意見を聞けます。

今週動くことを、3点に絞ります。

  1. ハウジングサロン(044-874-0180)に電話し、マンション管理相談を予約する。 「理事会で相談したい議題」を1つだけ決めて伝えてください。
  2. 登録・支援制度に登録していなければ、住宅整備推進課(044-200-2996)に申請方法を聞く。 総会議事録を手元に用意してから連絡すると話が早いです。
  3. 総会議事録・長期修繕計画・管理規約の3点を、理事会の共有フォルダに集める。 相談の質は、この3点で決まります。

私は、工事の話に入る前の「聞く力」が、修繕積立金を守ると考えています。相談だけでも遠慮なくお声がけください。総会の前段階の整理だけでも、お力になれることがあります。


出典・参考資料


本記事の情報の鮮度について:本記事は2026年10月13日時点で公表されている川崎市・宮前区役所および国土交通省・神奈川県の公式情報をもとに執筆しています。制度は年度途中でも改正・予算終了があり得ます。実際に申請される前に、川崎市および該当窓口へ最新の内容をご確認ください。なお、ハウジングサロン(令和7年11月26日更新)、登録・支援制度(令和7年9月9日更新)、まちづくり相談(令和7年4月11日更新)、弁護士相談(令和7年1月20日更新)のページは令和7年度以前の掲載で、令和8年度の運用は、令和8年7月22日更新の市のページと、令和8年4月1日付の宮前区役所相談一覧で確認できた範囲です。消費者行政センター・川崎すまいる相談・マンション管理センターの相談料、まちづくり相談の費用、区役所の特別相談と住宅相談の管理組合としての利用可否、耐震予備調査の対象条件、次回の交流会の日程は、公式ページで確認できませんでした。法テラスのページには更新日の表示がありません。


この記事の執筆者

本間 幸紘(ほんま ゆきひろ)

株式会社明誠 代表取締役/東京都東大和市

マンション・ビル・ホテルの大規模修繕20年以上の実務経験。3工法(通常足場/ロープアクセス/ハイブリッド)から建物特性に応じて最適提案。日本初のロープアクセス工事フランチャイズ本部を運営。JCSA(一般社団法人 全国建設業支援協会)代表理事。IRATA水準の技能訓練を受けた作業員、ISO9001品質マネジメントシステムのもとで施工しています。

最終更新:2026年10月13日


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ロープアクセス工法の詳細や実例については、姉妹サイト「ロープアクセスドットコム」の以下の記事もぜひご覧ください。

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