本間社長ブログ

横浜市戸塚区の管理組合が使える無料・低コストの相談窓口14選|区役所の法律相談(毎週金曜・無料)から市のアドバイザー派遣(初回無料)まで【令和8年度版】

横浜市戸塚区の管理組合が使える無料・低コストの相談窓口14選|区役所の法律相談(毎週金曜・無料)から市のアドバイザー派遣(初回無料)まで【令和8年度版】
本間 幸紘

著作者プロフィール

株式会社明誠 代表取締役

本間 幸紘

大規模修繕・外壁工事・ロープアクセス工事に関する情報を、現場経験をもとに分かりやすくお届けします。

2026年10月11日 更新

横浜市戸塚区のマンションの理事長さまから、こんなご相談をいただくことがあります。

「大規模修繕の時期が近いが、誰に何を聞けばいいのかわからない。専門家への相談料を、修繕積立金から出すのは気が引ける」

私は、こうしたお話を聞くたびに、相談先を知らないだけで遠回りをしている管理組合が多いと感じます。戸塚駅周辺、東戸塚駅周辺、そして住宅地のなかの中低層マンションと、戸塚区は築年数も規模も違う建物が並びます。そのぶん、管理組合が抱える疑問も一つではありません。

戸塚区役所では、弁護士による法律相談が、第2火曜日と毎週金曜日に開かれています。区のページには、費用は「無料」と書かれています。横浜市には、マンション管理士や建築士が管理組合へ訪問する「マンション・アドバイザー派遣」があり、令和8年度は初回が無料です(令和7年度以前に利用実績がない場合)。国の窓口である日管連の相談ダイヤルは、何度でも無料です。

申し遅れました。私は株式会社明誠の本間幸紘と申します。東京都東大和市を拠点に、20年近くマンション・ビル・ホテルの外壁の仕事をしてきました。工事の話に入る前に、いま戸塚区の管理組合が使える「お金をかけずに(または少額で)聞ける相談先」を整理してお伝えします。


結論:戸塚区で使える窓口は14、費用が無料と明記されているのは6つ

先に一覧でお示しします。公式ページに「無料」と書かれているものと、費用の記載が見つからなかったものを分けています。

# 制度・窓口 誰が対応するか 費用 申込先
1 戸塚区役所 法律相談(第2火曜・毎週金曜) 弁護士 無料(区のページに明記) 区政推進課広報相談係 045-866-8321
2 戸塚区役所 行政書士相談(第3水曜の午前) 行政書士 無料(区のページに明記) 同上
3 戸塚区役所 公証相談(第3火曜) 公証人 要確認(一覧ページに費用の記載なし) 同上
4 戸塚区役所 行政相談(第1水曜) 行政相談委員 要確認(費用の記載なし) 同上
5 横浜市役所 市民相談室(法律・夜間法律・司法書士・宅建ほか) 弁護士・司法書士ほか 要確認(市の案内ページに料金の記載なし) 市民相談室 045-671-2306
6 マンション・アドバイザー派遣 マンション管理士・建築士ほか 初回無料(要件あり)、2回目以降は1回12,650円(税込) 横浜市住宅供給公社(支援事務局)
7 顧問導入支援(令和8年度開始) アドバイザー派遣の登録専門家 月額25,300円(市が半額負担)。有料 同上の支援事務局
8 横浜市マンション管理組合サポートセンター(各区交流会) 管理組合・マンション管理士等 要確認(費用の記載なし) 事務局 045-663-5459
9 神奈川県マンション管理組合交流会(令和8年11月) マンション管理の専門家 無料 神奈川県マンション管理士会 045-662-5471
10 管理計画認定制度 相談ダイヤル(日管連) マンション管理士 無料(何回でも) 03-5801-0858
11 マンション管理センター 電話相談 専門相談員 要確認(費用の記載なし) 03-3222-1517/1519
12 住まいるダイヤル(住宅専門の相談窓口) 国土交通大臣指定の相談窓口 要確認(相談料の記載なし) 市の案内ページから確認
13 横浜市消費生活総合センター 消費生活相談員 要確認(費用の記載なし) 045-845-6666
14 法テラス 無料法律相談 弁護士等 無料(収入・資産の基準あり) 0570-078374

「無料と明記」の6つは、戸塚区の法律相談(1)と行政書士相談(2)、アドバイザー派遣の初回(6)、県の交流会(9)、日管連のダイヤル(10)、法テラス(14)です。法テラスは基準を満たす方が対象で、アドバイザー派遣の初回無料にも要件があります。

正直にお伝えします。私が令和8年10月11日時点で公式ページを確認した範囲では、「費用がかかるかどうか」の記載がない窓口が6つありました。電話で申し込むときに「相談料はかかりますか」とひと言確認するだけで、あとから戸惑わずに済みます。

もう一つ、大事な点があります。神奈川県の「マンションアドバイザー派遣事業」は、横浜市の管理組合は対象外です。県のページに「横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市を除く」と書かれています(出典:神奈川県「マンションアドバイザー派遣事業」、令和8年6月26日更新)。戸塚区の管理組合は、県ではなく市の制度を使う形になります。


戸塚区役所の特別相談:法律相談と行政書士相談は無料、公証・行政相談は費用の記載なし

戸塚区役所の特別相談は、次のとおりです(出典:横浜市戸塚区「特別相談」の案内ページ、令和8年4月28日更新)。会場は、いずれも戸塚区役所9階の特別相談室です。

相談 日程 時間・枠 予約
法律相談(弁護士) 第2火曜日と毎週金曜日(祝日・年末年始を除く) 13:00〜16:00、1件25分 事前予約制。相談は年度に1回まで
行政書士相談 毎月第3水曜日 9:00〜12:00、1件25分 事前予約(予約は9:50から)。当日先着の枠(9:00・9:25開始)は予約不要
公証相談(公証人) 毎月第3火曜日 13:00〜15:00、1件20分 前営業日の15時までに予約
行政相談(行政相談委員) 毎月第1水曜日 13:00〜16:00 前営業日の15時までに予約

予約先は、戸塚区総務部区政推進課の広報相談係(電話045-866-8321、平日8:45〜17:00)か、区役所9階の窓口です。法律相談は、前営業日の17時までに連絡すればキャンセルできます。当日キャンセルや無断キャンセルをすると、同じ年度のうちは予約を断られると書かれています。希望者が多く、状況によっては約1か月待つこともあるそうです(出典:横浜市戸塚区「法律相談」、令和8年3月27日更新)。

今月と来月の日程を、曜日で確認しておきます。

  • 法律相談:10月は13日(火・第2火曜)、16日(金)、23日(金)、30日(金)。11月は6日(金)、10日(火・第2火曜)、13日(金)、20日(金)、27日(金)
  • 行政書士相談:10月21日(水)、11月18日(水)
  • 公証相談:10月20日(火)、11月17日(火)
  • 行政相談:10月の第1水曜(7日)は過ぎました。次は11月4日(水)です

ここで、私が現場で感じていることをお伝えします。管理費の滞納、理事会の議事の進め方、規約の読み方といった「工事の前段階」の疑問は、この法律相談で整理できることが多いと見ています。ただし、相談は年度に1回、1件25分です。聞きたいことを3つに絞って臨むのがおすすめです。

また、区のページは、相続、離婚、借地・借家などの相談が受けられるとしていますが、管理組合としての利用が可能かどうかは、公式ページでは確認できませんでした。契約書の作成や鑑定などの実務、事件の解決や仕事の依頼は受けられません。予約の際に「マンションの管理組合の理事として相談したい」と伝えてください。

行政書士相談は、官公署への提出書類、遺言書、遺産分割協議書、各種契約書の作成などに関する相談が対象で、無料と書かれています。ただし、交渉で法的紛争の解決が避けられない案件は対象外です(出典:横浜市戸塚区「行政書士相談」、令和8年4月28日更新)。

戸塚区の相談ページには、司法書士・税務・不動産の相談は掲載されていません。これらは、次の市役所の市民相談室が窓口になります。


横浜市役所の市民相談室:登記・不動産・夜間の法律相談

市役所の市民相談室(電話045-671-2306)では、次の相談が開かれています(出典:横浜市「市民相談室」、令和8年10月9日更新)。

  • 司法書士相談:月〜水曜 13:00〜16:00、対面、25分以内。債務整理(140万円以下)、相続・不動産登記、成年後見など。年度内一人1回以内
  • 宅地建物相談:月曜 10:00〜12:00/13:00〜16:00、35分以内。不動産の売買・賃貸借契約など。令和8年8月から、電話か対面を選べます
  • 夜間法律相談:毎月第2・4水曜、電話かオンライン(選択制)。予約はその月の最初の開庁日から
  • 予約:日中の枠は、1週間前の同じ曜日の8時45分から、電話か窓口で受付。FAXとメールでの予約は行っていません

専門相談の対象は横浜市民で、在勤・在学の方は利用できません。戸塚区のマンションにお住まいの区分所有者であれば、利用の道が開かれています。ただし、ページに料金の記載はなく、無料かどうかは確認できませんでした。


市のマンション・アドバイザー派遣:初回無料(要件あり)

私が最も使いやすいと感じるのが、横浜市のこの制度です。マンション管理士や建築士などの登録専門家が、管理組合の会合に訪問して相談に応じます。管理運営・規約、修繕積立金、長期修繕計画や大規模修繕、管理計画認定制度、共用部の省エネ改修まで、相談できる範囲は広いです(出典:横浜市「マンション・アドバイザー派遣」、令和8年4月13日更新)。

項目 内容
対象 分譲マンションの管理組合(有志や個人名での申込みは不可)。マンション登録制度への登録が要件
時間 1回につき3時間以内
回数 原則通算6回まで(令和8年度以降)。6回に達した後は年度あたり1回
費用 初回無料(令和7年度以前に利用実績がない場合)。2回目以降は1回あたり税込12,650円(令和8年度)
申込先 横浜市住宅供給公社 街づくり事業課(マンション・アドバイザー派遣支援事務局)。Eメール mansion-adviser@yokohama-kousya.or.jp(件名に【マンション名】)、FAX 045-451-7789
対象外 居住者間や周辺住民との紛争解決・権利調整

ご注意いただきたいのは、同じページの別の箇所に、2回目以降の費用が「12,572円(令和7年度の金額)」と書かれている点です。令和8年度の金額は12,650円と読めますが、申込みの際に事務局で確認してください。

建築士の派遣については、市の独自制度としては、このアドバイザー派遣の枠組みの中で対応する形です。「建築士だけを無料で派遣する」制度は、私が確認した範囲では見つかりませんでした。

さらに令和8年度から、アドバイザー派遣を通算6回利用した管理組合を対象にした「顧問導入支援」が始まっています。6か月間、月額25,300円(通常50,600円の半額を市が負担)で、月1回(60分以内)の定期相談、メール相談(月3件まで)、理事会への参加(2回まで)、終了時の簡易レポートが付きます。予算に上限があり、先着順です。長期修繕計画の改定や工事仕様書の作成、入札支援は対象外です。無料ではありませんが、外部のコンサルタントを入れる前の選択肢として知っておく価値があります。

ここで、現場にいる私の立場から一つお伝えします。アドバイザー派遣は、施工会社の営業とは別の第三者の意見が聞ける点が最大の価値です。見積書が出てから慌てて呼ぶより、見積依頼の前に呼ぶほうが、仕様のぶれが小さくなります。戸塚区のように、築年数の異なる棟が混在する地域では、同じ区内でも「うちの棟はいつ何を直すか」が管理組合ごとに違います。第三者に一度整理してもらう価値は大きいと感じます。


管理組合のつながり:市のサポートセンターと県の交流会

横浜市マンション管理組合サポートセンター

NPO等のマンション関係団体と横浜市が協働し、マンション管理士等の専門家を交えた交流会やセミナーを開いています。対象は横浜市内の分譲マンションの管理組合の方です(出典:横浜市「マンション管理組合サポートセンター」、令和8年4月3日更新)。

  • 各区の交流会:毎月1回、全区で実施。月によってオンラインの区もあります。日程は、チラシの裏面か事務局のホームページで確認します
  • リモート交流会(Zoom):毎月第3日曜日の19:00〜20:30
  • 問合せ:サポートセンター事務局 045-663-5459

ページには戸塚区の日程や会場、参加費用の記載がありません。同じページに、4月5日の交流会が中止になったとの案内もありました。直前の変更もあり得ますので、参加前にお電話での確認をおすすめします。

神奈川県マンション管理組合交流会(令和8年度)

神奈川県内のマンション管理組合の役員を対象に、専門家の講義と意見交換を行う交流会です。費用は無料で、11月に4会場で開かれます(出典:神奈川県「マンション管理組合交流会」、令和8年9月3日更新)。

  • 11月7日(土)箱根町役場:マンションの適正管理
  • 11月14日(土)ユニコムプラザさがみはら:区分所有法、標準管理規約改正
  • 11月22日(日)茅ヶ崎市民文化会館:修繕(長期修繕計画を含む)
  • 11月28日(土)葉山マリーナ:区分所有法、標準管理規約改正

いずれも14:00〜16:00の予定で、会場ごとのGoogleフォームから申し込みます。修繕をテーマにした11月22日の茅ヶ崎会場は、戸塚区から電車で通える範囲です。問合せは神奈川県マンション管理士会事務局(045-662-5471、平日10〜17時)です。


管理計画認定制度:認定の相談は無料、申請には費用がかかる

認定を受けるかどうかの相談は、日管連の相談ダイヤルで無料です。03-5801-0858、月〜土曜(祝日を除く)の10:00〜17:00、何回でも相談でき、1回あたり30分程度までです(出典:日本マンション管理士会連合会「管理計画認定制度 相談ダイヤル」)。

一方、実際に認定を受けるには費用がかかります。横浜市のページには、次のように書かれています(出典:横浜市「管理計画認定制度」、令和7年12月8日更新)。

  • 市の申請手数料:3,900円に郵送料を加算。長期修繕計画が複数ある場合は、1計画につき1,700円を追加
  • 手続きシステムの利用料:10,000円
  • 事前確認(適合確認)の手数料:依頼する専門家によって異なり、金額はページに示されていません
  • 申請方法:マンション管理センターの手続きシステムから。問合せは建築局住宅部住宅再生課 045-671-2954

このページの更新は令和7年12月で、令和8年度の変更点の記載はありません。申請前に、住宅再生課へ最新の金額を確認してください。認定には5年の有効期間があり、認定を受けるとフラット35の金利引下げなどの優遇が受けられます(出典:国土交通省「マンション管理計画認定制度」)。


国の電話相談と、契約トラブル・法律扶助の窓口

マンション管理センターの電話相談

(公財)マンション管理センターの電話相談は、平日9:30〜17:00(祝日・年末年始を除く)、1回あたり15分前後が目安です。管理組合の運営・規約は03-3222-1517、建物・設備の維持管理は03-3222-1519です。ページに費用の記載はありません(出典:マンション管理センター「電話相談」)。

住まいるダイヤル

国土交通大臣が指定した住宅専門の相談窓口で、横浜市のマンション管理の相談窓口一覧にも載っています。電話番号と相談料は、市の一覧では確認できませんでした。お問い合わせの前に、住まいるダイヤルの公式ページで確認してください(出典:横浜市「マンション管理に関する相談窓口」、令和8年4月8日更新)。

横浜市消費生活総合センター

契約トラブルの相談は、横浜市消費生活総合センターの相談専用ダイヤル045-845-6666が窓口です。平日は9時から18時、土日は9時から16時45分に受け付けています(祝日・年末年始を除く)。訪問販売や工事契約のトラブルの相談先として、覚えておいてください。費用は、掲載ページでは確認できませんでした(出典:横浜市保土ケ谷区「消費生活」のページ、令和7年12月12日更新)。

法テラス

法テラスの無料法律相談は、収入と資産の基準を満たす方が対象です。たとえば家族が1人の場合、収入は月182,000円以下(東京23区などは200,200円以下)で、資産は180万円以下が基準です。サポートダイヤルは0570-078374(平日9〜21時、土曜9〜17時)です(出典:法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」)。管理組合という法人格のない団体の場合に基準がどう適用されるかは、法テラスに直接確認が必要です。


相談の後に来る「工法の選び方」も、先に知っておいてください

無料の相談で整理した後、実際の工事の計画に進むとき、工法の選択が総額を大きく変えます。私どもは、通常の足場工法、ロープアクセス工法、両方を組み合わせるハイブリッド工法の3つから、建物に合う方法をご提案しています。

目安として、10階建て・外周80m・工期3か月のマンションで、仮設足場に約168万円かかる場面で、ロープアクセスなら約59万円という比較例があります(建物の形状や条件で大きく変わります。あくまで参考値です)。外壁の打診調査の単価は、一般に1㎡あたり250〜500円程度が目安です。

ロープアクセス工法は、メインロープとバックアップロープの2本に接続し、2点以上の吊元を確保して作業します。明誠と全国のフランチャイズ加盟企業では、過去16年間、墜落による労働災害はゼロです。株式会社明誠はこれまでに約6,000棟のマンション・ビル・ホテルの大規模修繕を手がけてきました。詳しい工法の仕組みは明誠のロープアクセス工法の技術詳細に、同業者向けの技術・訓練情報は姉妹サイトのロープアクセスドットコムにまとめています。

料金の考え方は大規模修繕の料金の考え方でお伝えしています。明誠のこれまでの実績は明誠の施工事例からご覧いただけます。管理組合さま向けの詳しいご案内は管理組合向けサービスのページに、私たちの考え方は明誠の理念に書いています。ロープアクセスの安全面や費用面を、もう少し具体的に知りたい方は、姉妹サイトのロープアクセスの解説記事もご覧ください。

駅前の高層棟や、足場を組みにくい立地のマンションがある戸塚区では、足場一択で考えず、ロープアクセスやハイブリッド工法も見積りの比較に入れておくと、判断の材料が増えます。


何を用意して相談に行けばいいか:3点セット

専門家に相談するとき、手元に次の3点があると、相談の時間がずっと有効になります。私はいつも理事長さまにこの3つをお願いしています。

  1. 総会議事録(直近2〜3期分):何を決めてきたかが分かります。
  2. 長期修繕計画:作成年、次回の大規模修繕の予定、修繕積立金の残高と見通しを確認します。
  3. 管理規約(使用細則を含む):議決の要件や、専有部分・共用部分の範囲を確認します。

加えて、築年数、戸数、階数、管理会社の有無が分かると、アドバイザーも法律相談の弁護士も、一般論ではなく自分たちのマンションの話として答えられます。戸塚区の法律相談は1件25分、年度に1回です。限られた時間を有効に使うために、質問は紙に書き出しておくことをおすすめします。


よくあるご質問

Q. 戸塚区の管理組合は、神奈川県のマンションアドバイザー派遣を使えますか?

A. 使えません。県の制度は横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市が対象外です。戸塚区の管理組合は、横浜市のマンション・アドバイザー派遣(横浜市住宅供給公社の支援事務局)を使います。

Q. 市のアドバイザー派遣は、本当に無料ですか?

A. 初回は無料ですが、令和7年度以前に利用実績がない管理組合が対象です。マンション登録制度への登録も要件です。2回目以降は1回あたり税込12,650円(令和8年度)で、1回は3時間以内、通算6回までが原則です。

Q. 戸塚区役所の法律相談は、管理組合の理事でも使えますか?

A. 公式ページでは管理組合としての利用可否は確認できませんでした。予約の電話(045-866-8321)で「管理組合の理事として」と伝えて確認してください。費用は無料と書かれており、利用は年度に1回までです。

Q. 戸塚区役所の法律相談は、いつ受けられますか?

A. 第2火曜日と毎週金曜日(祝日・年末年始を除く)の13:00〜16:00で、1件25分です。事前予約制で、予約は電話か区役所9階の広報相談係の窓口です。希望者が多く、約1か月待つこともあります。

Q. 登記や不動産の相談は、どこでできますか?

A. 登記は、横浜市役所の市民相談室の司法書士相談(月〜水曜)が窓口です。不動産の売買などは、市民相談室の宅地建物相談(月曜)です。戸塚区役所の相談ページには、司法書士・不動産の相談は掲載されていません。

Q. 管理計画認定を受けると何が良くなりますか?

A. フラット35の金利引下げなどの優遇があり、市場での評価向上も期待されています。横浜市の申請手数料は3,900円(郵送料別)で、手続きシステムの利用料10,000円と事前確認の手数料が別にかかります。相談は日管連のダイヤル(03-5801-0858)が無料です。

Q. 無料相談のあと、工事の見積りだけ取ることはできますか?

A. できます。相談と見積りは別です。見積りの前に専門家の意見を聞くと、仕様のぶれが小さくなります。明誠も、お見積りのみのご相談を承っています。

Q. 窓口に電話する前に、何を用意すればよいですか?

A. 築年数、戸数、階数、管理会社の有無と、総会議事録・長期修繕計画・管理規約の3点を手元にご用意ください。聞きたいことを3つに絞ると、短い相談枠でも足ります。


まとめ:今週動くこと3点

私は、戸塚区の管理組合の皆さまに、今週のうちに次の3つを提案します。

  1. 3点セットをそろえる:総会議事録、長期修繕計画、管理規約を1つのフォルダにまとめます。
  2. 電話をかける:戸塚区役所(045-866-8321)で、10月16日(金)以降の法律相談の空きを聞いてみてください。同時に、市のアドバイザー派遣の支援事務局(横浜市住宅供給公社)で、マンション登録と初回無料の対象かを確認します。
  3. 理事会で議題にする:次回の理事会で、「見積りの前に第三者の意見を聞く」ことを1分だけでも話題にしてください。

相談先を知ることは、修繕積立金を守る最初の一歩です。工事のことで、ご相談だけでも遠慮なくお問合せフォームからお声がけください。総会の前段階の整理だけでも、お力になれることがあります。


出典・参考資料


本記事の情報の鮮度について:本記事は2026年10月11日時点で公表されている横浜市および国土交通省・神奈川県の公式情報をもとに執筆しています。制度は年度途中でも改正・予算終了があり得ます。実際に申請される前に、横浜市および該当窓口へ最新の内容をご確認ください。なお、公証相談・行政相談・市民相談室・サポートセンター・住まいるダイヤル等の相談料、区の相談の管理組合としての利用可否、市独自の建築士単独派遣制度の有無は、公式ページで確認できませんでした。管理計画認定制度と消費生活総合センターの参照ページは令和7年12月の更新で、令和8年度の変更点は確認できていません。アドバイザー派遣の2回目以降の費用は、同一ページに令和8年度12,650円と令和7年度12,572円の記載があり、本記事では令和8年度の金額を採用しています。


この記事の執筆者

本間 幸紘(ほんま ゆきひろ)

株式会社明誠 代表取締役/東京都東大和市

マンション・ビル・ホテルの大規模修繕20年以上の実務経験。3工法(通常足場/ロープアクセス/ハイブリッド)から建物特性に応じて最適提案。日本初のロープアクセス工事フランチャイズ本部を運営。JCSA(一般社団法人 全国建設業支援協会)代表理事。IRATA水準の技能訓練を受けた作業員、ISO9001品質マネジメントシステムのもとで施工しています。

最終更新:2026年10月11日


関連記事(姉妹サイト)

ロープアクセス工法の詳細や実例については、姉妹サイト「ロープアクセスドットコム」の以下の記事もぜひご覧ください。

▶ ロープアクセスドットコムの関連記事を見る


本間社長の著書のご案内

『大規模修繕工事 職人だから言える本当の話 —— 見積書では見えない業界の裏側と、修繕積立金を守る発注術』(Kindle版)を出版しています。20年以上の現場経験から、管理組合・オーナーが修繕積立金を守るための発注術と、業界の内幕を書き下ろしました。

▶ Amazonで見る(Kindle版)

← 前の記事 記事一覧 次の記事 →

お気軽にご相談ください!