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【保存版】東京都台東区のマンション管理組合が使える助成金完全ガイド|2026年最新版

【保存版】東京都台東区のマンション管理組合が使える助成金完全ガイド|2026年最新版

はじめに

東京都台東区は、上野、浅草、谷中、入谷、蔵前、御徒町など、江戸時代から続く下町情緒と現代の観光都市が共存する東京の代表的な区のひとつです。上野公園、浅草寺、上野動物園、東京国立博物館など、国内外から多くの観光客を集める文化観光地を擁する一方で、住民の暮らしを支える落ち着いた住宅地と、築年数を重ねた中高層マンションも数多く存在しています。

台東区は、東京23区のなかでもマンション管理組合への助成制度がライフサイクル全般にわたって整備されている区として知られています。計画修繕調査、共用部分のバリアフリー化、耐震診断・耐震改修、リフォーム融資の利子補給、アドバイザー派遣助成、アスベスト対策など、管理組合が直面するさまざまな課題に対応するメニューが用意されています。

本記事では、2026年(令和8年度)時点で台東区のマンション管理組合が活用できる主要な助成制度を、制度ごとに丁寧に解説します。築浅マンションから築古マンションまで、すべての管理組合に役立つ完全ガイドとしてまとめました。


台東区の助成制度の全体像

台東区のマンション管理組合向け助成は、すべて台東区役所 住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028)が運営の中心を担っています。一元化された窓口体制が、台東区の制度活用の大きな利点です。

主要な助成制度・支援制度は以下のように整理できます。

ひとつ目が「マンション計画修繕調査費助成」で、大規模修繕工事の前段階となる計画修繕調査の費用を助成します。

ふたつ目が「マンション共用部分バリアフリー化支援助成制度」で、共用部分の手すり設置・スロープ設置などのバリアフリー化工事費用を助成します。

3つ目が「マンションの耐震化助成(耐震診断・補強設計・耐震改修工事)」で、旧耐震基準のマンションの耐震化を支援します。

4つ目が「マンション耐震改修工事利子補給制度」で、住宅金融支援機構のリフォーム融資を利用した耐震改修工事の利子を補給します。

5つ目が「マンションアドバイザー利用助成制度」で、東京都防災・建築まちづくりセンターのアドバイザー派遣料を助成します。

6つ目が「アスベスト含有量調査・除去助成」です。

これらに加えて、東京都や国の制度を組み合わせれば、さらに大きな経済効果を得ることができます。台東区独自の特徴として、これらの助成を受けるためには「台東区マンション管理組合登録制度」への登録が前提となるケースが多く、登録を起点として支援制度を体系的に利用できる仕組みになっています。


1. マンション計画修繕調査費助成

大規模修繕工事を計画する第一歩は、建物の現状を正確に把握する計画修繕調査です。台東区はこの調査費用を、管理組合の負担軽減のため積極的に支援しています。

助成内容

  • 補助対象経費:マンション共用部分の建物(配線等電気関係を含む)および給排水管の調査費用(消費税を除く)
  • 助成額:調査費(消費税を除く)の3分の1(千円未満切り捨て)または助成限度額のいずれか少ない額
  • 上限額:最大67万円(調査項目・規模により異なる)

対象となる調査

  • 屋上または屋根、バルコニー、外部廊下、各種目地材の防水およびその他の防水に関するもの
  • 外壁、内壁、天井および床ならびに付属建物の壁面およびその他の壁面(窓等を含む)に関するもの
  • 手すり、各種扉、階段、配管等の鉄製品、その他の鉄製品、金属製品および配線等に関するもの
  • 給排水管に関する調査

住宅部分とそれ以外の用途部分が並存する場合、住宅共用部分にかかる調査費のみが対象となります。

申込資格(分譲マンション管理組合の場合)

  • 管理規約が整備され、管理組合が適正に運営されている
  • 調査の実施および経費について総会または臨時総会で決議されている
  • 過去10年以内に本制度の同じ調査項目の助成を受けていない
  • 台東区マンション管理組合登録制度に登録している、または登録すること

申込資格(賃貸マンション所有者の場合)

賃貸マンションを所有する個人または法人(社宅・寮および公的住宅は除く)も対象です。

  • 賃貸マンションが申込者の所有であることが確認できる
  • 所有者が住民税または法人税を滞納していない
  • 過去10年以内に本制度の同じ調査項目の助成を受けていない

申請の流れ

調査前に区への申請が必須です。令和7年度案件については、事前相談を令和7年2月17日窓口相談分より予約制で開始しています。事前相談→申請→交付決定→契約→調査実施→実績報告という流れで進める必要があり、契約前の交付決定取得が絶対条件です。

予算の範囲内での事業のため、年度途中で受付終了となる可能性があります。年度の早い段階での相談・準備が成功のカギです。


2. マンション共用部分バリアフリー化支援助成制度

台東区独自の支援制度として、マンション共用部分のバリアフリー化工事費用を助成する制度があります。

助成内容

  • 補助対象経費:共用部分の手すり設置またはスロープ設置工事費用
  • 上限額:50万円

東京都内でマンションを対象としたバリアフリー助成制度を実施しているのは、品川区、台東区、横浜市など限られた自治体のみであり、台東区のこの制度は貴重な支援メニューです。

対象工事

  • 共用部分への手すり設置
  • 共用部分へのスロープ設置
  • その他、住民の安全な移動を支援するバリアフリー化工事

活用のメリット

台東区は下町文化が根付いた地域であり、長く同じマンションに住み続ける高齢居住者も多くいらっしゃいます。バリアフリー化は居住者の安全・安心の確保はもちろん、マンション全体の資産価値・募集力向上にもつながります。大規模修繕工事のタイミングでバリアフリー化工事を組み合わせることで、効率的な施工が可能です。

東京都内では「東京都福祉のまちづくり条例 施設整備マニュアル」に準拠している必要があるため、設計時にこの基準への適合を意識する必要があります。


3. マンションの耐震化助成(耐震診断・補強設計・耐震改修工事)

台東区は、旧耐震基準のマンションの耐震化を促進するため、耐震アドバイザー派遣から耐震診断、補強設計、耐震改修工事まで、一連の費用を助成する制度を整備しています。

主な助成メニュー

  • 耐震アドバイザー派遣(耐震化の検討段階での専門家派遣)
  • 耐震診断費用助成
  • 耐震補強設計費用助成
  • 耐震改修工事費用助成

対象建築物

  • 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた旧耐震基準のマンション
  • 構造が鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造であること

活用のメリット

首都直下地震への備えが急務とされる現在、旧耐震マンションの耐震化は管理組合にとって最優先課題のひとつです。台東区の制度では、検討段階から工事完了まで一連の流れで支援を受けられるため、合意形成から事業実施までを段階的に進めることができます。

特に、耐震アドバイザー派遣制度を活用することで、専門家の助言を受けながら区分所有者間の合意形成を進められる点は、大規模耐震改修プロジェクトを成功に導く重要な支援となります。


4. マンション耐震改修工事利子補給制度

台東区独自の支援として、マンションが住宅金融支援機構のリフォーム融資を利用して耐震改修工事を行う場合、その融資に関する利子の一部を補給する制度です。

助成内容

住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資を活用して耐震改修工事を行った管理組合に対し、利子相当額の一部を区が補給します。

活用のメリット

耐震改修工事は大規模で高額な工事になるケースが多く、住宅金融支援機構のリフォーム融資を活用するのが一般的です。台東区の利子補給制度を活用することで、融資の借入コストを大幅に圧縮できます。

東京都の「マンション改良工事助成(利子補給)」と組み合わせれば、東京都+台東区の二段階の利子補給を受けられる可能性があり、大規模修繕・耐震改修の資金調達コストを大幅に圧縮できる構造です。


5. マンションアドバイザー利用助成制度

公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンターが実施する「マンション建替え・改修アドバイザー制度」の一部コースを利用した管理組合等に対して、派遣料を助成する制度です。

助成内容

  • 派遣料の助成(コースにより異なる)

対象

  • 台東区内の分譲マンションの管理組合等
  • マンション建替え・改修アドバイザー制度の一部コースを利用した場合

各コースの内容

  • 管理アドバイザー:管理組合の運営、財務、修繕計画、修繕積立金等についてのアドバイス
  • 建替え・改修アドバイザー:建替えや改修に関する勉強会・研究会等での講演、指導、検討書作成

活用のメリット

通常、マンション管理士などの専門家に相談するには相応の費用がかかります。台東区のアドバイザー利用助成制度を活用すれば、管理組合の負担を軽減しながら専門家の知見を得られるため、複雑な合意形成や専門的判断が必要なテーマで強力な支援となります。

なお、「東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例」に基づく「管理状況届出書」が受理されているマンションでは、アドバイザー制度自体が無料で利用できる場合もあります。詳細は(公財)東京都防災・建築まちづくりセンターへの事前確認が必要です。


6. アスベスト含有量調査・除去助成

築年数の古いマンションでは、共用部分や設備配管の保温材などにアスベスト含有材が使われている可能性があります。台東区はアスベスト関連の調査・除去費用を助成する制度を運用しています。

助成額の目安

  • 調査費用:10万円〜100万円程度
  • 除去工事費用:30万円〜1,000万円程度

工事内容や規模によって幅があり、台東区は東京・神奈川の他の自治体(足立区、千代田区、品川区、新宿区、港区、江戸川区、横浜市、相模原市など)と同様に手厚い助成体系を整備しています。

活用のタイミング

大規模修繕工事を計画する段階で、アスベスト含有調査を組み込むことが推奨されます。事前調査により含有が判明すれば、除去工事を含めた総合的な工事計画を立てることができ、工事中のアスベスト飛散リスクも回避できます。

特に1970〜1980年代に建てられた中高層マンションは、吹付材や保温材にアスベストが含まれている可能性が高いため、早めの調査が安心です。


7. 台東区マンション管理組合登録制度(助成活用の前提)

台東区の助成制度を活用するうえで重要なのが、「台東区マンション管理組合登録制度」への登録です。マンション計画修繕調査費助成をはじめとする多くの制度で、この登録が要件となっています。

登録制度の概要

台東区マンション管理組合登録制度に登録することで、台東区のマンション関連助成制度等を利用できるようになります。区がマンション管理組合の状況を把握し、適切な情報提供・支援を行うための仕組みとして運用されています。

登録のメリット

  • 各種助成制度の利用が可能になる
  • 区からのマンション関連情報の提供を受けられる
  • マンション管理・修繕相談員派遣制度の利用
  • マンション管理計画認定制度の活用検討

マンション管理計画認定制度

台東区もマンション管理計画認定制度を運用しており、マンションの管理計画が一定の基準を満たす場合に、適切な管理計画を持つマンションとして認定を行います。認定マンションは、住宅金融支援機構の金利優遇、マンションすまい・る債の利率上乗せ、長寿命化促進税制(固定資産税減額)の対象となるなど、多面的な優遇措置を受けられます。


8. その他の台東区マンション関連支援

マンション管理・修繕相談員派遣制度

マンション管理組合が抱える管理運営や修繕に関する課題について、専門家を派遣して相談に応じる制度です。

マンション管理個別相談会

マンションにお住まいの個人を対象に、年6回、専門家(弁護士または一級建築士)による相談会を実施しています。個人レベルでの相談を中心とした制度です。

東京都・国の制度の併用

台東区独自の制度と組み合わせて活用できる制度として、以下があります。

  • 東京都マンション改良工事助成(利子補給):住宅金融支援機構の共用部分リフォーム融資を受けた管理組合に対し、最長20年間1%分の利子補給
  • 東京とどまるマンション普及促進事業:登録マンションへの防災備蓄資器材、非常用電源、浸水対策設備、エレベーター閉じ込め防止対策等の補助
  • 東京都既存マンション省エネ・再エネ促進事業:太陽光発電・蓄電池導入の費用対効果検討費用補助
  • 国の住宅省エネ2026キャンペーン:窓リノベ、給湯省エネ、断熱改修支援
  • マンション長寿命化促進税制:固定資産税の減額措置(条件を満たす場合)

これらを組み合わせて活用することで、自己負担を大幅に圧縮できます。


助成金活用の実践ポイント

台東区の助成制度を最大限活用するためには、いくつかの実践的なポイントを押さえておく必要があります。

①事前相談・予約制が前提

台東区のマンション計画修繕調査費助成は、事前相談が予約制となっています。令和7年度案件は令和7年2月17日窓口相談分より予約受付を開始しており、事前相談を経て申請に進む流れです。問い合わせ先は、台東区役所 住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028)です。

②工事・調査開始前の申請が絶対条件

調査前・工事前に区への申請が必須です。すでに契約済み・着手済みの工事は対象外となります。

③管理組合の総会決議が必須

調査の実施および経費について、管理組合の総会または臨時総会での決議が必要です。決議のタイミングから逆算した計画立てが重要です。

④台東区マンション管理組合登録制度への登録

多くの助成制度で「台東区マンション管理組合登録制度に登録している、または登録すること」が要件となっています。まだ登録していないマンションは、助成申請と並行して登録手続きを進める必要があります。

⑤10年に一度の制限

マンション計画修繕調査費助成は、過去10年以内に同じ調査項目の助成を受けていないことが要件です。長期的視点で「いつ・どの調査項目に使うか」を計画することが大切です。

⑥予算上限到達で受付終了

すべての助成制度は予算消化型のため、予算上限に達した時点で受付終了となります。年度の早い時期、可能であれば前年度から相談・準備を始めるのが理想です。

⑦複数の助成を組み合わせる

台東区の助成、東京都の助成、国の助成を3層で組み合わせることで、自己負担を大幅に圧縮できます。たとえば「マンション計画修繕調査費助成(台東区)→耐震改修工事助成(台東区)+利子補給制度(台東区)+マンション改良工事助成・利子補給(東京都)」という連動活用は、旧耐震マンションの耐震改修における王道パターンです。


台東区マンション管理組合の典型的な活用フロー

第2回大規模修繕+耐震改修を実施する際の、典型的な活用フローをご紹介します。

ステップ1:台東区マンション管理組合登録制度への登録 助成制度活用の前提として、まず登録を済ませます。

ステップ2:マンションアドバイザー派遣の活用 建替え・改修アドバイザー制度を利用し、専門家のアドバイスを受けながら大規模修繕・耐震改修の方向性を検討。派遣料は台東区の助成制度を活用します。

ステップ3:管理組合総会で計画修繕調査を決議 調査実施について総会決議を取得します。

ステップ4:マンション計画修繕調査費助成の申請 事前相談(予約制)→申請→交付決定→契約→調査実施→実績報告という流れで、調査費の3分の1(上限67万円)の助成を受けます。

ステップ5:長期修繕計画の見直しと耐震診断の検討 調査結果に基づき長期修繕計画を見直し、旧耐震マンションの場合は耐震診断を実施。

ステップ6:耐震補強設計・耐震改修工事の実施 台東区のマンション耐震化助成、利子補給制度、東京都のマンション改良工事助成を組み合わせて活用します。

ステップ7:バリアフリー化工事の同時実施 大規模修繕のタイミングで、共用部分バリアフリー化支援助成(上限50万円)を活用したバリアフリー化工事も検討します。

このフローを通じて、調査から大規模修繕・耐震改修・バリアフリー化までを一連の流れで進めることができ、自己負担の大幅な圧縮と工事の効率化が同時に実現できます。


まとめ

台東区のマンション管理組合向け助成制度は、東京23区のなかでもライフサイクル全般を網羅した、きめ細かな支援体系が大きな特徴です。マンション計画修繕調査費助成(上限67万円)、共用部分バリアフリー化支援助成(上限50万円)、マンション耐震化助成(耐震診断・補強設計・耐震改修工事)、マンション耐震改修工事利子補給制度、マンションアドバイザー利用助成、アスベスト調査・除去助成と、管理組合のあらゆる場面に対応するメニューが整備されています。

特に、東京23区内でマンションを対象としたバリアフリー助成制度を実施しているのは品川区・台東区など限られた区のみであり、台東区の制度は貴重な支援メニューです。また、耐震改修工事に対する利子補給制度を区独自で運用している点も、台東区の制度の大きな特徴です。

ただし、台東区の助成制度は「台東区マンション管理組合登録制度への登録が前提」となっているケースが多く、まずは登録を済ませることが第一歩です。登録を起点として、各種助成制度を順序立てて活用することで、効果を最大化できます。加えて、「事前相談(予約制)」「総会決議必須」「契約前の交付決定取得」「予算消化型」「10年に一度の制限」といった共通ルールがあり、計画的なスケジュール管理が成否を分けます。

大規模修繕や耐震化、バリアフリー化を控えた台東区のマンション管理組合は、早めに台東区役所 住宅課 マンション施策担当へ相談し、適用可能な助成制度を洗い出した上で、工事計画と申請スケジュールを統合的に組み立てることをおすすめします。区独自の助成、東京都の制度、国の制度を3層で重ねて活用すれば、自己負担を大幅に圧縮しながら、マンションの資産価値・耐震性・居住性を高めることが十分に可能です。

台東区役所 住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028、〒110-8615 東京都台東区東上野4丁目5番6号)が補助制度の窓口となっており、申請前の相談を受け付けています。長期修繕計画の見直しや大規模修繕、耐震化を検討されている管理組合は、ぜひ早めに相談されることをおすすめします。


弊社は通常の足場による大規模修繕工事と無足場工法によるロープアクセス工事の両方から最適なご提案が出来る日本でも数少ない事業形態で、ロープアクセスによる工事は通常の足場による工事と比べて平均20%ほど安く工事が可能です。一方でロープアクセスで工事を行える会社が非常に少ないため、ロープアクセスによる工事が行える会社を増やすためにFC本部として安価に施工が出来る会社を増やしています。事業内容として外壁打診調査、漏水調査、ピンポイントの塗装、防水、タイル補修など建物の事であれば何でも行っています。また空室対策、不動産管理、地震保険や補助金助成金申請サポート、各専門の士業の御紹介などオーナー様の様々なお困りごとをトータルでサポートもしております。相談は無料ですので、お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。

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