
早くも先週から関東では夏日が続いていますね。。。
春は3~4月の2カ月間しかなかったような感覚になります。。。
そんな中、東京都が、発注工事現場における熱中症対策を強化するというニュースが出ました。
建築工事においては、人件費を割り増しして支払い、現場で適切な休憩を取れる体制をつくる。
さらに、土木工事では7〜8月の一斉休工も認める方向とのことです。
このニュースを見て、私は率直に「ようやくここまで来たか」と感じました。
建設業界で働いている人間であれば、ここ数年の夏の異常さは誰もが感じています。
正直、昔の“暑い”とは次元が違います。
外に立っているだけで体力を奪われる。
空調服を着ていても危険を感じる。
朝から30度を超える。
コンクリートや屋上は40〜50度近くになる。
そんな環境で、毎日現場が動いています。
ニュースでは「熱中症対策」と簡単に言いますが、現場の感覚で言えば、これは“命を守る問題”です。
建設現場の夏は本当に過酷です
一般の方が想像する以上に、夏の建設現場は厳しい環境です。
特に近年は異常気象とも言える暑さが続いています。
私たちのような塗装、防水、修繕、外壁工事の現場では、
- 屋上
- 外壁面
- 足場内部
- コンクリート照り返し
- 金属部分
など、熱がこもる場所で長時間作業を行います。
足場の中は風が通りにくく、体感温度はさらに上がります。
しかも現場作業は、ただ立っているだけではありません。
重い材料を持つ。
工具を使う。
集中力を維持する。
高所で安全確認を行う。
常に神経も体力も使っています。
その状態で炎天下にさらされれば、熱中症リスクが高まるのは当然です。
実際、毎年のように建設業界では熱中症による搬送や事故が発生しています。
そして怖いのは、熱中症は「気合い」で防げないということです。
昔は、
「水飲んで頑張れ」
「根性だ」
「慣れれば平気」
そんな空気もありました。
ですが今は違います。
無理をすれば、本当に命に関わります。
「休むと工期が遅れる」という現実
ただ一方で、現場には難しい現実もあります。
それが「工期」です。
建設現場は、決められたスケジュールの中で動いています。
一日遅れれば、その後の工程にも影響が出る。
天候で止まることもある。
材料納期もある。
職人の手配もある。
つまり、現場は常に時間との戦いです。
だからこそ、暑くても「休みにくい」という空気が生まれてしまう。
実際には危険な状態でも、
「もう少し頑張ろう」
「今日は終わらせたい」
「工程が押している」
そうして無理をしてしまうケースは少なくありません。
今回、東京都が「人件費を割り増ししてでも休憩を確保する」という方向を示したことには、大きな意味があると思います。
これは単なる補助ではなく、
“安全のための休憩を、正式にコストとして認める”
ということだからです。
これは建設業界にとって非常に重要な変化です。
「安全より工期」が当たり前ではいけない
建設業界では長年、
- 工期優先
- 納期優先
- 予定優先
になりがちな部分がありました。
もちろん、お客様との約束を守ることは大切です。
しかし、そのために職人が倒れてしまっては意味がありません。
安全があってこその品質です。
健康があってこその施工です。
特に近年は、人手不足も深刻化しています。
経験ある職人さんが減り、若手人材も不足している。
その中で、一人ひとりの負担は以前より重くなっています。
だからこそ、これからの建設業界は、
「無理して頑張る業界」
ではなく、
「安全に長く働ける業界」
へ変わっていかなければならないと思います。
株式会社明誠としての現場対応
私たち株式会社明誠でも、夏場の現場については年々危機感を強めています。
特に大規模修繕や屋上防水、外壁工事は直射日光との戦いです。
そのため、
- こまめな休憩
- 水分・塩分補給
- 空調服
- 作業時間調整
- 無理な工程を組まない
- 体調確認
などを徹底しています。
正直、以前より施工効率は落ちることもあります。
ですが、それでいいと思っています。
職人さんが安全に帰宅すること。
それが一番大切です。
現場で働く人間が倒れてしまえば、会社として意味がありません。
最近は特に、「今日は危険だから止めよう」という判断も以前より増えました。
昔なら無理していた場面でも、今は止める勇気が必要です。
建設業界全体で変わる必要がある
今回の東京都の取り組みは、全国の自治体や民間発注にも影響を与えるかもしれません。
私はこれは非常に良い流れだと思っています。
なぜなら、建設業界は今、大きな転換点に来ているからです。
昔ながらの、
- 気合い
- 根性
- 長時間労働
- 無理な工程
だけでは、もう持続できません。
若い世代は、そういう働き方を選びません。
そして実際に危険です。
これから必要なのは、
- 適正工期
- 適正価格
- 適正休憩
- 安全優先
を当たり前にすることです。
もちろん簡単ではありません。
コストもかかります。
発注者側の理解も必要です。
ですが、建設業界を未来につなげるためには避けて通れない問題だと思います。
「現場の命」を守ることが一番大事
建設業は、人が作る仕事です。
AIでもロボットでも、まだ完全には代替できません。
だからこそ、現場で働く人を守らなければなりません。
どれだけ立派な建物でも、現場で無理をして命を削っていては、本当に良い仕事とは言えないと思います。
東京都の今回の発表は、単なる制度変更ではなく、
「これからの建設業の在り方」
を示しているように感じました。
現場で働く人を守る。
安全をコストとして認める。
無理な働き方を変える。
これらは今後ますます重要になっていくと思います。
最後に
これから夏本番を迎えます。
今年も厳しい暑さになると言われています。
私たち株式会社明誠としても、現場の安全を最優先にしながら、一つひとつ丁寧に施工を行ってまいります。
建物を守る前に、まず働く人を守る。
それが結果として、お客様にとっても良い工事につながると考えています。
弊社は通常の足場による大規模修繕工事と無足場工法によるロープアクセス工事の両方から最適なご提案が出来る日本でも数少ない事業形態で、ロープアクセスによる工事は通常の足場による工事と比べて平均20%ほど安く工事が可能です。
一方でロープアクセスで工事を行える会社が非常に少ないため、ロープアクセスによる工事が行える会社を増やすためにFC本部として安価に施工が出来る会社を増やしています。
事業内容として、
- 外壁打診調査
- 漏水調査
- ピンポイントの塗装
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- タイル補修
など、建物の事であれば幅広く対応しております。
また、
- 空室対策
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- 地震保険申請サポート
- 補助金・助成金申請サポート
- 各専門士業のご紹介
など、オーナー様のお困りごとをトータルでサポートしております。
相談は無料ですので、建物に関するお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。


