
「東武東上線とJR武蔵野線が交わる好立地で、入居率も悪くない。だからこそ、修繕やリフォームは後回しになっていませんか」——朝霞市で賃貸マンションやビルを保有されているオーナーさまと話すと、私は必ずこの問いから入ります。稼働が安定している物件ほど、設備の更新や外壁のメンテナンスは「まだ大丈夫」と先送りされがちです。ところが、その先送りが数年後のNOI(実質賃料収入)と売却価格に、静かに、しかし確実に効いてきます。
私が代表を務める株式会社明誠は、マンション・ビル・ホテルの大規模修繕を、足場を組む従来工法・無足場のロープアクセス工法・その両方を組み合わせるハイブリッド工法の3つから、建物ごとに最適な形でご提案しています。現場を20年以上見てきた立場から言えば、朝霞市の収益物件は「補助金を使いながら計画的に手を入れる」ことで、投資利回りと物件価値の両方を伸ばせる余地がまだ大きい。この記事では、2026年度(令和8年度)に朝霞市の賃貸オーナーが実際に使える補助金を、税務とキャッシュフローの視点で整理します。
朝霞市の賃貸マーケットと「なぜ今、補助金なのか」
朝霞市は、池袋まで東武東上線で20分前後、北朝霞・朝霞台からはJR武蔵野線で都心各方面へ抜けられる、埼玉県南部でも屈指の交通利便エリアです。単身・DINKS・ファミリーの各層に賃貸需要があり、和光市や志木市と並んで、都心通勤者のベッドタウンとして底堅い市場を形成しています。空室リスクが相対的に低い分、オーナーの多くは「今の家賃で回っているなら、大きな投資は不要」と考えがちです。
しかし、私が現場で繰り返し目にするのは、築15年、20年を超えたあたりから起こる「じわじわとした競争力の低下」です。新築や築浅のライバル物件が同じ路線に供給されるたび、築古物件は募集家賃を数千円ずつ下げないと決まらなくなる。外壁の色あせ、共用部の古さ、給湯器やサッシの旧式さは、内見時の第一印象を確実に削ります。築年数なりの劣化は、賃料の下落圧力として静かに効いてくる——これはデータ以前に、現場の肌感覚として断言できます。
だからこそ「今」なのです。2026年度は、国・埼玉県・朝霞市のいずれのレベルでも、賃貸物件のオーナーが使える省エネ・耐震・改修系の補助金が出そろっています。補助金は、同じ工事を「実質的に割り引いて」実施できる仕組みです。入居率と賃料単価を維持・改善する投資を、キャッシュアウトを抑えながら前倒しできる。この機会を使わない手はありません。
もうひとつ強調しておきたいのは、補助金は「知っている人だけが得をする」情報だということです。行政は制度を用意して公表はしますが、一軒一軒のオーナーに「あなたはこれが使えます」と教えに来てはくれません。私が朝霞市周辺のオーナーさまとお話ししていても、「そんな制度があるなら、去年の工事のときに使いたかった」という声を本当によく聞きます。だからこそ、年度が動くこのタイミングで、使える制度の全体像を一度整理しておく価値があるのです。
2026年度・朝霞市の賃貸オーナーが狙える補助金 早見表
細かい解説に入る前に、この記事で扱う制度を一覧にまとめておきます。どの階層(国・県・市)の、どんな工事に効く制度かを俯瞰してから、自分の物件に当てはめて読み進めてください。金額はいずれも2026年7月時点で確認したもので、年度途中の予算枠到達や要件変更があり得ます。
| 制度名 | 実施主体 | 主な対象工事 | 補助の目安 |
|---|---|---|---|
| 建築物耐震診断・改修等補助金 | 朝霞市 | 旧耐震(1981年5月以前着工)建物の耐震診断・改修 | 費用の一部(募集枠上限1,000万円規模) |
| 創エネ・省エネ設備設置費補助金 | 朝霞市 | 太陽光・蓄電池・エネファーム・V2H等 | 太陽光1kWあたり3.5万円、管理組合上限50万円ほか |
| 個人住宅リフォーム資金補助金 | 朝霞市 | 住宅のリフォーム全般 | 工事費の5%・上限5万円(住民登録要件あり) |
| 店舗等リフォーム資金補助金 | 朝霞市 | 空き店舗等の内装・改修 | 工事費の30% |
| 民間建築物アスベスト対策補助 | 埼玉県 | 吹付けアスベストの含有調査等 | 調査費1検体8万円・1棟25万円上限 |
| 賃貸集合給湯省エネ2026事業 | 国(経産省) | 賃貸集合住宅の給湯器を省エネ型へ交換 | 1台5万〜10万円 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 国(環境省) | 内窓・外窓の断熱改修 | 集合住宅は1棟あたり100万円×総戸数が上限 |
| マンションストック長寿命化等モデル事業 | 国(国交省) | 老朽化マンションの長寿命化改修・建替え | 先導性の高い取組を計画・工事段階で支援 |
この表を見て「意外と使える制度がある」と感じたオーナーさまは多いはずです。ポイントは、これらを単発で使うのではなく、大規模修繕や設備更新の計画に合わせて重ねて設計することです。以下、上から順に中身を見ていきます。
朝霞市が用意する2026年度の補助金(自治体独自)
まずは朝霞市が独自に設けている制度から見ていきましょう。国や県の制度と違い、地元自治体の補助金は競争が緩やかで、地域の施工業者と組めば申請もスムーズです。ただし、いずれも予算枠に上限があり、達し次第受付終了となる点は共通の注意点です。
建築物耐震診断・改修等補助金
朝霞市は、原則として昭和56年5月31日以前に着工された市内の建築物を対象に、耐震診断や改修等の費用の一部を補助しています。ここで重要なのは、マンションについては「その管理を行う団体(管理組合等)」が補助対象者となる点です。1棟をオーナー単独で保有している賃貸マンションの場合、その管理主体はオーナー自身になりますので、実務上は管理体制の整理をしたうえで申請することになります。募集ベースでは上限1,000万円規模の枠が設けられており、耐震診断は建築士事務所等へ依頼し、診断を実施する前に申請書を提出する必要があります(出典:朝霞市「建築物耐震診断・改修等補助金」)。
旧耐震基準(1981年5月以前)の築古ビルを保有されているオーナーにとって、耐震性の確保は入居者・テナントの安全そのものであると同時に、出口戦略上も無視できません。売却時のデューデリジェンスで耐震性能は必ず確認される項目であり、「耐震診断済み」「改修済み」であることは、収益還元価格を守るための前提条件になりつつあります。詳細な補助内容や年度の受付状況は、開発建築課住宅政策係(電話048-423-3854)で必ずご確認ください。
創エネ・省エネ設備設置費補助金(令和8年度)
朝霞市の創エネ・省エネ設備設置費補助金は、令和8年度は2026年4月1日から2027年2月26日までの受付が予定されています。対象は、太陽光発電システム、蓄電容量2kWh以上の定置用リチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池(エネファーム)、雨水貯留槽、HEMS、V2Hと幅広く設定されています(出典:朝霞市「創エネ・省エネ設備設置費補助金制度」)。
オーナー目線で押さえておきたいのは、補助上限が「既存戸建」と「マンション管理組合」で分けて設定されている点です。たとえば太陽光発電は1kWあたり35,000円で、既存戸建の上限は10万円ですが、マンション管理組合は上限50万円まで。雨水貯留槽も戸建上限2万円に対し、管理組合上限は10万円と、共用設備としての導入に厚めの枠が用意されています。共用部の電力を太陽光と蓄電池でまかなえば、共用部電気代というランニングコスト(=NOIの押し下げ要因)を継続的に圧縮できます。募集要領は毎年更新されるため、2026年度分は市の応募要領(PDF)と環境推進課(電話048-463-1512)で最新条件をご確認ください。
個人住宅リフォーム資金補助金——オーナーが陥りやすい落とし穴
朝霞市には、対象工事費の5%(上限5万円、工事費税込10万円以上が要件)を補助する個人住宅リフォーム資金補助金があります。令和8年5月1日以降に着工し令和9年3月31日までに完了する工事が対象で、1住宅につき原則1回限り、過去5年以内に受給していないことなどが条件です(出典:朝霞市「個人住宅リフォーム資金補助金」)。
ここで私が投資家のみなさまに必ずお伝えするのが、対象者要件です。この制度は「朝霞市に住民登録をしている、リフォームをする建物の所有者」が対象です。つまり、他市にお住まいで朝霞市の物件だけを収益目的で保有されているオーナーは、原則としてこの制度の対象外になる可能性が高い。「リフォーム補助があるらしい」と聞いて安易に見込んでしまうと、あてが外れます。自分がどの制度の対象になるかは、住民登録の所在と物件用途で切り分けて判断する——この基本を、まず押さえてください。逆に、朝霞市内にお住まいで自宅を兼ねた賃貸併用住宅を運用されている方であれば、対象になり得ます。ご自身の状況を一度、窓口で確認する価値は十分にあります。
店舗等リフォーム資金補助金
1階に店舗区画を持つ複合ビルや、テナント誘致に苦戦している区画をお持ちのオーナーには、店舗等リフォーム資金補助金も関係します。これは対象工事費(税込)の30%を補助する制度で、市内の空き店舗等を利用して起業・出店する事業者が主対象です。賃貸の場合は物件所有者の承認が必要とされており、裏を返せば、オーナーがテナント誘致の一環としてこの制度を案内できるということです(出典:朝霞市「店舗等リフォーム資金補助金制度」)。空き区画の内装更新を入居希望者と一緒に設計し、補助金を活用できれば、成約スピードと家賃水準の両方を底上げできます。産業振興課(電話048-463-1903)が窓口です。私の経験でも、1階店舗の空室は建物全体の印象を左右します。ここが埋まるかどうかで、上階の住戸募集のしやすさまで変わってくるのです。
埼玉県レベルで使える制度——アスベスト対策
朝霞市は埼玉県内ですから、県の制度も重ねて使えます。とくに築古ビルオーナーに関係が深いのが、民間建築物のアスベスト対策補助です。埼玉県は、吹付けアスベスト等の含有調査費について、1検体あたり8万円かつ1棟あたり25万円を限度に補助しています(JIS A 1481に規定する調査方法が対象。出典:埼玉県「民間建築物のアスベスト除去等に対する補助制度」)。
私の経験上、1980年代以前に建てられたビルの外壁改修や解体を検討し始めると、まず立ちはだかるのがアスベストの有無の確認です。調査を後回しにしたまま工事を進めると、施工途中でアスベストが見つかり、工程が止まって追加費用が跳ね上がる——これは実際に何度も見てきた「詰み」のパターンです。調査費に補助が出るうちに、保有物件の含有状況を早めに把握しておく。これは、将来の大規模修繕や売却をスムーズに進めるための、地味だが効く先行投資です。
国の制度をオーナー目線で重ねる
自治体・県の制度に加えて、2026年度は国の省エネ系補助が賃貸オーナー向けに手厚く用意されています。国の制度は補助単価が大きい一方、登録事業者を通じた申請が原則で、対象機器や工事仕様の要件も細かい。だからこそ、制度に精通した施工パートナーと組めるかどうかが、受給できるかどうかの分かれ目になります。
賃貸集合給湯省エネ2026事業
賃貸オーナーにとって、2026年度の目玉のひとつがこの制度です。既存の賃貸集合住宅の従来型給湯器を、省エネ型(エコジョーズ/エコフィール)へ交換する際に、1台あたり5万円から最大10万円の補助が受けられます。補助対象者は賃貸集合住宅のオーナー等(交換工事の発注者)ですが、申請手続きは「賃貸集合給湯省エネ事業者」が行い、オーナーが直接申請することはできない仕組みです。交付申請の受付は2026年3月31日に開始し、締切は遅くとも2026年12月31日までとされています(出典:賃貸集合給湯省エネ2026事業【公式】)。
給湯器は、入居中は交換のタイミングを取りづらく、故障してから慌てて交換するケースが少なくありません。空室のタイミングで補助を使って省エネ型へ一斉更新しておけば、故障による突発的な出費と入居者クレームを同時に減らせます。1台あたり5万〜10万円の補助は、10戸、20戸とまとめれば無視できない金額です。
先進的窓リノベ2026事業
環境省の先進的窓リノベ2026事業は、内窓設置や外窓交換などの断熱改修を対象とする制度です。集合住宅(賃貸)については、1棟あたり「100万円×総戸数」を上限とする大きな枠が設定されており、賃貸に供する個人・法人の所有者も対象に含まれます。補助額が5万円以上となる規模で実施する必要があり、登録事業者による申請が前提です(出典:先進的窓リノベ2026事業【公式・環境省】)。
窓の断熱は、入居者にとっては光熱費と結露・カビの問題に直結し、オーナーにとっては満足度と原状回復コストに直結します。夏の暑さ・冬の寒さは、内見時の印象と退去後のクレームの両方に効く要素です。窓リノベは「入居者満足度への投資」として、賃料維持の説明材料にもなります。とくに1棟あたりの上限が総戸数に比例して大きくなる点は、規模のあるオーナーほど恩恵が大きい設計です。
マンションストック長寿命化等モデル事業
規模の大きい投資型マンションを保有されているオーナーには、国土交通省のマンションストック長寿命化等モデル事業も選択肢に入ります。老朽化マンションの長寿命化に資する改修や建替えのうち、先導性が高く創意工夫を含む取組を支援する制度で、先導的再生モデルタイプと管理適正化モデルタイプに分かれ、それぞれ計画支援・工事支援のステージがあります。令和8年度は複数回の公募が予定されています(出典:国土交通省 報道発表(令和8年度採択)/マンションストック長寿命化等モデル事業)。採択のハードルは高い制度ですが、大規模な長寿命化を計画されているなら、早い段階で専門家に相談する価値があります。
築年数別・朝霞市の物件で優先順位をどうつけるか
「制度は分かった。では、うちの物件はどこから手を付ければいいのか」——これが、オーナーさまから最も多くいただく質問です。私は現場で、築年数を大きく3つのゾーンに分けて考えることをおすすめしています。
築10〜20年ゾーン。この時期は、まだ大規模修繕の1回目前後です。外壁やシーリングの劣化はこれから本格化しますが、設備はまだ更新期に達していないことも多い。ここでは、給湯器の予防的な省エネ更新(賃貸集合給湯省エネ2026事業)と、内見時の印象を左右する共用部・窓まわりの小さな改善(先進的窓リノベ2026事業)を、空室のタイミングを狙って少しずつ進めるのが効果的です。競争力が落ちる前に、補助金で「守り」を固めるフェーズです。
築20〜35年ゾーン。朝霞市の収益物件のボリュームゾーンがここです。2回目の大規模修繕が視野に入り、外壁・防水・鉄部の劣化が明確になってきます。私がこのゾーンのオーナーさまに必ず申し上げるのは、「大規模修繕と設備更新と補助金を、別々の話にしないでください」ということです。足場を組む・組まないの工法選定、省エネ設備の導入、耐震の確認——これらを1つの中期計画に束ねてしまえば、工事の重複を避け、補助金の受け皿も最大化できます。
築35年以上ゾーン。旧耐震基準に該当する物件も出てくる年代です。耐震診断補助やアスベスト調査補助を使って、まず「建物の健康状態」を数字で把握することが最優先になります。出口(売却)を意識するなら、耐震性とアスベストの状況は、買い手が必ず見る項目です。長寿命化を本格的に検討するなら、マンションストック長寿命化等モデル事業のような大型制度も選択肢に入ってきます。
私自身、朝霞市に限らず埼玉県南部の物件を数多く見てきましたが、うまくいくオーナーさまに共通するのは「劣化が顕在化してから慌てる」のではなく「補助金の年度スケジュールに合わせて先に動く」姿勢です。補助金は先着順で締め切られることが多いからこそ、計画性がそのまま受給できるかどうかを分けます。
補助金とNOI・入居率・出口価格の関係——数字で体感する
ここで、補助金の効果を「オーナーの財布感覚」に翻訳しておきましょう。仮に総戸数20戸の賃貸マンションで、平均賃料が月7万円だとします。満室想定の年間家賃収入は7万円×20戸×12カ月=1,680万円です。ここで入居率が1%改善(=実質的に0.2戸分の空室が減る)すると、単純計算で年間約17万円のキャッシュフロー差が生まれます。入居率1%の改善が、年間これだけの差になる。設備更新や外観の改善は、この入居率と募集家賃を守るための投資です。
補助金は、この「守りの投資」を実質的に割り引いてくれます。給湯器を1台10万円の補助で20戸更新すれば、それだけで200万円のキャッシュアウト圧縮です。窓リノベや共用部の省エネ改修を重ねれば、補助総額はさらに積み上がります。そして、こうした投資で維持・改善したNOIは、そのまま収益還元価格(NOI÷キャップレート)に反映されます。仮にキャップレートが5%なら、年間17万円のNOI改善は理論上340万円の物件価値差に相当します。出口を見据えた修繕投資は、利回り改善だけでなく、物件価値そのものを底上げするのです。
もちろん、これはあくまで単純化した試算です。実際には募集賃料の設定、リフォームの内容、エリアの需給によって効果は変わります。ただ、「補助金を使って設備を更新する」という一手が、家賃・入居率・物件価値という3つの数字に同時に効くという構造は、どの物件にも共通します。私が現地調査でお見せしているのも、まさにこの「1棟の数字がどう動くか」のシミュレーションです。
税務の勘所——修繕費か資本的支出か、そして雑収入
補助金を語るうえで避けて通れないのが税務です。ここは私も税理士ではありませんので断定は避けますが、オーナーとして最低限おさえておくべき論点を整理します。詳細は必ず顧問税理士にご確認ください。
第一に、工事費用が「修繕費」なのか「資本的支出」なのかで、税務処理はまったく変わります。原状回復・維持管理の範囲なら修繕費として当年度の損金に算入できますが、資産価値を高めたり耐用年数を延ばしたりする支出は資本的支出として資産計上し、減価償却で複数年にわたって費用化することになります。給湯器の同等品交換は修繕費寄り、大規模なグレードアップや構造補強は資本的支出寄り——この線引きが、当年度のキャッシュフローと納税額を左右します。
第二に、受け取った補助金は原則として雑収入(益金)に計上され、課税対象になる点です。「補助金が出たから丸ごと得」ではなく、受給時に課税されることを織り込んでキャッシュフローを試算する必要があります。制度によっては圧縮記帳等で課税を繰り延べられる場合もありますが、適用可否は個別判断です。補助金は受給時に雑収入として課税される——この一点だけでも、頭に入れておいてください。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 補助金は複数を併用できますか。
制度により異なります。国・県・市の制度は、対象工事や対象経費が重複しなければ併用できるケースが多い一方、同一の工事・同一の経費に対する二重取りは認められないのが一般的です。組み合わせ方は制度ごとの要件確認が必須です。
Q. 自分で申請できますか。
朝霞市の耐震・省エネ系は所有者側での申請が基本ですが、賃貸集合給湯省エネ2026事業や先進的窓リノベ2026事業は登録事業者を通じた申請が前提です。制度に精通した施工会社と組むことが、受給の近道になります。
Q. 予算枠はいつまで持ちますか。
自治体・国いずれの制度も、予算額に達し次第、期限前でも受付終了となるのが通例です。「年度末まで大丈夫」と構えず、年度初めに動くのが得策です。
Q. 入居中の物件でも工事や設備更新はできますか。
できます。ロープアクセス工法であれば足場を組まずに外壁の部分補修や防水を行えるため、入居者の生活への影響を最小限に抑えられます。給湯器交換のように住戸内に立ち入る工事は、退去のタイミングや入居者調整を織り込んで計画すると、クレームなく進められます。
明誠だからできること——3工法からの最適提案
ここからは、私ども株式会社明誠のサービス紹介です(利益相反の明示のため、あえて見出しを分けています)。私たちの強みは、足場を組む従来工法・無足場のロープアクセス工法・両者を使い分けるハイブリッド工法の3つを、建物の形状とコストに応じて最適に組み合わせられる点にあります。日本でこの3つを自在に提案できる会社は多くありません。
たとえば朝霞市に多い中低層の賃貸マンションなら、部分的な外壁補修や漏水対応は足場を組まないロープアクセスでピンポイントに、全面改修は足場とロープのハイブリッド工法で総コストを最適化する、といった提案が可能です。足場費を抑えられれば、その分を補助金と合わせて設備更新の原資に回せます。私たちは塗装・防水・タイル・電気・看板など各分野の専門職が加盟するフランチャイズネットワークを持ち、高品質と低価格の両立を実現しています。マンション・ビルオーナー様向けサービスのページも、あわせてご覧ください。
補助金の活用可否は、物件の築年・構造・用途によって一つひとつ異なります。「うちの物件はどの補助金が使えるのか」「今の家賃を守るには、どこから手を入れるべきか」——お持ちの物件で、まだ検討を始めていないオーナーさまは、ぜひ一度お問合せください。1棟の現地調査と利回り改善シミュレーションだけでも、ご相談を承ります。まずはお問合せ・お見積り依頼から、お気軽にお声がけいただければと思います。
関連記事として、隣接エリアの制度をまとめた和光市の賃貸オーナー向け補助金ガイド、春日部市の賃貸オーナー向け補助金ガイドもご参考ください。近隣自治体で制度を比較すると、朝霞市の物件で「どこまで前倒しで手を打つべきか」の判断材料になります。
※本記事の補助率・上限額・受付期間等は2026年7月時点で確認した情報です。各制度は年度途中で予算に達し次第終了する場合があり、要件も更新されることがあります。申請前には必ず各制度の公式窓口で最新情報をご確認ください。


