相模原市で収益マンション・賃貸ビルを保有しているオーナーさまにとって、2026年度(令和8年度)は「修繕を、補助金と税制が乗っているうちに前倒しする」判断がしやすい年です。市の分譲マンション耐震補助、中小規模事業者向けの省エネ設備補助、そこに国の「住宅省エネ2026キャンペーン」と、賃貸オーナーを名指しで対象にした給湯省エネ制度が重なります。
本記事は、相模原市内に収益物件を持つ個人・法人オーナーさまを読者に想定し、補助金を「入居率・賃料・NOI(純営業収益=家賃収入から運営経費を引いた利益)・出口価格・税務処理」という収益指標に翻訳して整理します。制度の正確な金額・要件はすべて市・国の公式情報に基づき、出典を末尾に明記しました。判断材料としてお使いください。
私は大規模修繕の現場を長く見てきましたが、相模原のオーナーさまから一番多くいただく相談は「補助金は気になるが、自分の物件が対象なのかが分からない」というものです。結論から言えば、相模原市は「市の制度は管理組合・個人住宅・事業用設備に寄っていて、1棟所有の賃貸住宅オーナーがそのまま使える場面は限られる」という構造です。だからこそ、国の制度と市の制度を棲み分けて設計できるかどうかが、使える金額を大きく分けます。
1. なぜ今、相模原市の賃貸オーナーは「補助金を絡めた修繕」を投資判断に組み込むべきか
賃貸経営において、外壁・屋上防水・給湯設備・窓は「いずれ必ず手を入れる部分」です。問題は「いつやるか」。どうせ来る支出なら、補助金と税制優遇が乗っているタイミングで前倒しするほうが、保有中の利回りにも、売却時の出口価格にも有利に働きます。
私が現場で繰り返し感じるのは、築年数なりの劣化は「賃料の下落圧力」として静かに効いてくる、ということです。外壁の色あせ、共用部の古びた照明、冬場に寒いと言われる窓。一つひとつは小さくても、内見時の第一印象と退去理由に積み上がります。入居率1%の差は、20戸・平均賃料8万円の物件なら年間約19万円のキャッシュフロー差です。これが10年続けば、それだけで小規模な改修費に届きます。
相模原市は政令指定都市として緑区・中央区・南区の3区を擁し、橋本(リニア中央新幹線の神奈川県駅が予定される拠点)、相模大野、淵野辺、古淵など、エリアごとに賃貸需要の性格が異なります。橋本周辺は再開発と将来の交通結節点としての期待、相模大野は商業集積と住居需要、淵野辺は大学・学生需要。築古ストックが厚いエリアでは、設備の新しさと断熱性能が「選ばれる物件」と「見送られる物件」を分けます。補助金を使った計画修繕は、こうした競争環境のなかで物件のポジションを一段引き上げる手段でもあります。
「補助金で工事費が下がる」だけが価値ではありません。空室期間の短縮(設備の新しさ)、賃料の維持・微増(断熱・省エネ)、修繕履歴の明確化(売却時の評価)。この3つが、NOIと出口の両方を底上げします。
2. オーナーの物件タイプ別――相模原市の耐震補助は「分譲を貸しているか」で入口が変わる
相模原市の耐震補助は、賃貸オーナーにとって「自分がどのタイプの物件を持っているか」で入口がまったく変わります。ここを取り違えると、使えない制度に時間をかけてしまいます。
2-1. 分譲マンションの一室・複数室を貸している方――管理組合経由で耐震診断・改修補助
旧耐震基準(昭和56年5月31日以前に建築確認を得て着工)の分譲マンションを区分所有して貸している場合、相模原市の補助は「管理組合」を単位として使えます。
「相模原市マンション耐震診断補助制度」では、耐震診断に係る費用の6分の5以内の額で、1住戸あたり5万円を限度に補助されます(市の予算の範囲内)。対象は、市の耐震巡回相談を受けて耐震診断を行う決議書を得ており、昭和56年5月31日以前に着工した鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)・鉄骨造(S造)の分譲マンション管理組合です。
診断の結果、耐震改修が必要となった場合は「分譲マンション耐震改修補助制度」に進みます。耐震改修計画の作成費用は3分の2以内の額で1住戸あたり5万円を限度に、耐震改修工事費用についても費用の一部が助成されます(工事費の補助額は要問い合わせ)。補助対象は住居用に供する部分で、店舗等の用途部分は除かれます。
ポイントは、これが「オーナー単独の投資判断」では完結せず、管理組合の合意形成(総会・理事会)を起点にする点です。区分所有オーナーとしては、総会でこの補助制度を議題に上げ、共用部の耐震化を補助付きで進める形になります。
2-2. 一棟所有(賃貸マンション・ビル)の方――市の「分譲向け」制度は対象外、入口は別に設計する
ここが相模原市で最も誤解されやすい点です。上記の耐震補助は「分譲マンション」が対象であり、オーナーが1棟丸ごと所有する賃貸マンション・賃貸ビルは、この制度の枠組みからは外れます。市の補助メニューは「分譲マンション管理組合」「個人住宅(持ち家)」「中小規模事業者の事業用設備」に寄っており、賃貸住宅の居住部分にそのまま使える市単独の補助は限定的、というのが正直なところです。
では一棟所有のオーナーは打つ手がないのか。そうではありません。入口は二つあります。一つは後述する国の制度(賃貸集合給湯省エネ・先進的窓リノベ)で、これは賃貸物件を明確に対象に含みます。もう一つは、店舗・事務所・医療介護施設を併設・運営しているオーナー向けの「中小規模事業者省エネルギー設備等導入支援補助」です(第4章で詳述)。
2-3. まずは「無料の巡回相談・建築相談」を起点にする
相模原市には、既存分譲マンション向けの「耐震巡回相談(無料)」や建築相談(耐震)の窓口があります。分譲を貸しているオーナーは、ここを起点に管理組合での議論につなげるのが定石です。一棟所有のオーナーも、建築政策課(耐震推進班 電話042-769-8252)に自分の物件タイプを伝え、使える制度の有無を確認するところから始めると、無駄足を避けられます。
3. 省エネ改修を「賃料維持装置」に変える――国の2026年度制度
相模原市の賃貸オーナーにとって、2026年度の主軸は国の「住宅省エネ2026キャンペーン」です。市の制度が分譲・個人向けに寄っている分、国の制度が賃貸オーナーの実弾になります。
3-1. 賃貸集合給湯省エネ2026事業(賃貸オーナーを名指しで対象にした制度)
これは賃貸集合住宅のオーナーを正面から対象にした、経済産業省の制度です。賃貸アパート・マンションの既存給湯器を、省エネ型(エコジョーズ等の高効率給湯器)へ取り替える工事が対象になります。令和7年(2025年)11月28日以降に着工した工事が対象とされており、戸数の多い賃貸オーナーほど効きます。
給湯器は退去・入居のたびに必ず話題になる設備で、故障してからの緊急交換は単価も割高になりがちです。「どうせ取り替えるなら、補助が乗る今、計画的に」という判断が、もっとも素直に効く領域です。最新の補助単価・受付状況は公式サイトでご確認ください。
3-2. 先進的窓リノベ2026事業
環境省の制度で、既存の戸建住宅・集合住宅(新築は対象外)が対象です。重要なのは、賃貸物件にも適用でき、マンションの管理組合名義での申請も可能とされている点です。工事契約日から遡って1年以上前に建築された住宅が条件です。
補助単価は窓のサイズ区分(小・中・大・特大)と住宅区分(戸建てか集合住宅か)で細かく変わり、戸建住宅の場合の上限は1戸あたり100万円、240平方メートルを超える非住宅建築物の場合は最大1,000万円とされています。窓の断熱改修は、冬場の「寒い」というクレームと結露・カビの低減に直結し、賃料維持・退去抑制の観点で投資対効果を説明しやすい工事です。
3-3. 国の制度は「外壁・防水と同時施工」で足場を一度に使い切る
窓・給湯の省エネ改修は、外壁塗装や屋上防水といった大規模修繕と「同じ足場のうちに」まとめると、仮設費を二重に払わずに済みます。ここが工法選定と補助制度をつなぐ勘所で、後段(第7章)で改めて触れます。
4. 店舗・医療・介護を運営するオーナーへ――中小規模事業者省エネ補助(令和8年度)
テナントに飲食・物販を入れている、あるいはご自身でクリニック・サービス付き高齢者向け住宅・介護施設を運営しているオーナーには、相模原市の「中小規模事業者省エネルギー設備等導入支援補助」が有効です。令和8年度の内容は公式に公表されています。
補助率は補助対象経費の3分の1以内、上限100万円。さらに太陽光発電設備・蓄電池には特例加算があり、条件を満たせば合計で最大326万円(通常100万円+太陽光特例100万円+蓄電池特例126万円)に達する設計です。募集期間は令和8年5月15日~10月30日、予算額は3,200万円。予算枠に達すると締め切られるため、早めの動きが要点です。
対象は「中小規模事業者」で、事業者全体の年間エネルギー使用量が原油換算1,500キロリットル未満の事業者などが該当します。重要なのは、相模原市はこの定義に「病院」「学校」「社会福祉施設」を運営する事業者も含むと明記している点です。医療・介護施設オーナーにとっては、BCP(事業継続計画)と光熱費削減を兼ねた設備更新を補助付きで進める好機といえます。
対象設備は、高効率空調・高効率照明(LED)・高効率給湯・高効率ボイラー・業務用冷凍冷蔵設備・変圧器・建築物断熱工事・再生可能エネルギー設備など。条件として、(1) 市へ「地球温暖化対策計画書」を提出、(2) 過去3年以内に省エネアドバイザー派遣(相模原商工会議所 経営支援課 電話042-753-8135が窓口)を受けた設備であること、(3) 補助対象経費の総額が30万円以上、(4) 交付決定後に着工、が挙げられています。
ここで賃貸オーナーが必ず押さえるべき制約が一つあります。補助対象は「事業の用にのみ供する設備」であり、店舗兼住宅の居住スペース等へ効果が波及する設備・工事は対象外です。つまり、純粋な賃貸住宅の居住部分の空調・給湯には使いにくく、店舗・事務所・施設部分が主戦場になります。また、リースによる導入は対象外、設備を導入する事業所が自己所有でない場合は所有者の書面承諾が必要です。問い合わせ先は相模原市ゼロカーボン推進課(電話042-769-8240)です。
なお、神奈川県にも「自家消費型再生可能エネルギー導入補助金」「中小企業エネルギー設備導入費補助金」があり、市の制度と国・県の制度は要件次第で組み合わせも検討できます。
5. 税務で結果が変わる――損金算入・固定資産税減額・補助金の課税
補助金の損得は、税務処理まで含めて初めて確定します。私は工事屋ですので税の最終判断は税理士の領域ですが、現場で「ここを知らずに発注すると損をしやすい」という勘所だけ整理します。
第一に、修繕費か資本的支出かで税務処理が大きく変わります。原状回復・維持管理の範囲は修繕費として単年度で損金算入できる一方、価値を高めたり耐用年数を延ばしたりする支出は「資本的支出」として減価償却の対象になります。同じ外壁工事でも、内容により扱いが分かれるため、見積段階で工事区分を意識しておくと、キャッシュフロー計画が立てやすくなります。
第二に、耐震改修に伴う固定資産税の減額措置です。一定の耐震改修工事を行った住宅で要件を満たすと、工事完了の翌年度に、住宅床面積120平方メートル相当分までの固定資産税額の2分の1が減額されます(長期優良住宅の認定を受けた改修の場合は3分の2)。要件には、昭和57年1月1日以前から所在する住宅であること、耐震改修に要した工事費が一戸あたり50万円を超えることなどが含まれます。賃貸住宅にそのまま適用できるかは床面積要件や居住部分割合の判定が絡むため、相模原市の固定資産税担当窓口での事前確認が確実です。国土交通省の2026年税制改正でも、良質な住宅ストック形成に向けた措置として延長・拡充の方向が示されています。
第三に、補助金は受給時に原則として益金(雑収入)として課税対象になる点です。「補助で工事費が3分の1下がった」と思っても、その補助額に課税が乗れば手残りは変わります。修繕費による損金算入、固定資産税の減額、補助金の課税。この三者を発注前に税理士と一度整理しておくことを強くお勧めします。
6. 数字で見る――相模原市・1棟16戸・築30年のNOI改善シミュレーション
抽象論ではイメージが湧きにくいので、相模原市内によくある「築30年・RC造・16戸・1K中心」の賃貸マンションを例に、ざっくりとした考え方を示します(あくまで一般的な試算で、実際は物件・賃料相場により変動します)。
入居率が現状92%だとして、設備更新と窓断熱で内見時の印象が改善し、退去抑制と空室期間短縮で実質入居率が95%へ上がったとします。平均賃料6.5万円なら、3ポイントの改善はおよそ年間28万円の家賃収入差です。これは表面的な数字ですが、退去のたびに発生する原状回復・募集広告費・フリーレントの削減を含めると、体感のキャッシュフロー改善はさらに大きくなります。
ここに、給湯省エネ・窓リノベの国補助で初期費用を圧縮し、外壁・防水と同時施工で足場費を一度に使い切れば、「投資額あたりの利回り改善」と「物件価値(収益還元価格)そのものの底上げ」が同時に進みます。たとえばキャップレート(還元利回り)6%の市場で年間NOIが30万円改善すれば、収益還元の考え方では物件評価額が単純計算で約500万円押し上がります。出口を見据えるオーナーにとって、この「評価額への波及」こそが補助金活用の本丸です。
逆に言えば、補助の有無だけで工事の可否を決めるのは惜しい判断です。補助は「どうせやる工事の背中を押す材料」であって、補助がゼロでも収益的に合う修繕は前倒しすべきですし、補助に振り回されて不要な設備を入れるのは本末転倒です。
7. 工法の選択がNOIを左右する――明誠の「3工法」提案
ここまで制度の話をしてきましたが、最終的にオーナーの手残りを左右するのは「どう施工するか」です。私たち株式会社明誠は、通常の足場仮設、ロープアクセス(無足場工法)、そして両者を部位ごとに使い分けるハイブリッド工法の3つから、建物にとってベストな工法をご提案できる、日本でも数少ない会社です。
なぜ工法がNOIに効くのか。足場の架設・解体には相応の仮設費と工期がかかり、その間は建物に足場とメッシュシートが回り、入居者・テナントの生活や営業に影響します。高層部や狭隘地、足場架設が難しい立地では、ロープアクセス(産業用ロープによる無足場施工)が足場費の削減と工期短縮、そして居住者の生活影響の最小化に効くことが多くあります。一方で、全面改修や複雑な形状では、足場やハイブリッドのほうが総コストで有利になる場合もあります。
賃貸オーナーの視点で言えば、工期が短く生活影響が小さい工法は「工事期間中の退去・クレームリスク」を下げ、結果としてNOIを守ります。さらに明誠は、塗装・防水・タイル・電気・看板など各分野の専門職が加盟する、日本初のロープアクセス工事フランチャイズを展開しており、専門職の連携によって高品質と低価格を両立しています。補助制度の対象工事と工法選定をセットで設計できるのが、私たちの強みです。
大切なのは、補助金の制度設計(どの制度をどの工事に割り付けるか)と、工法選定(足場かロープアクセスかハイブリッドか)を、別々ではなく一体で考えることです。窓・給湯・外壁・防水を、足場を一度立てるうちにまとめ、補助が乗る工事から優先的に組み込む。この設計ができると、同じ予算でも手残りが変わります。
8. 申請の落とし穴と着手順ロードマップ
最後に、現場でよく見る「もったいない失敗」と、相模原市での実務的な進め方を整理します。
最大の落とし穴は「交付決定の前に契約・着工してしまう」ことです。市の中小規模事業者省エネ補助は、補助金の交付決定後に契約(発注)・工事着手することが明確に求められており、交付決定前に着手したものは補助対象になりません。良かれと思って早く動くと、補助がまるごと消えます。
第二に、予算枠と募集期間です。市の省エネ補助は予算額3,200万円・募集令和8年5月15日~10月30日と区切られており、枠に達すると締め切られます。第三に、省エネアドバイザー派遣(相模原商工会議所が窓口)を「過去3年以内に受けた設備」が対象という前提条件を満たしているか。これらは着工前に押さえる必要があります。
実務の着手順は、(1) 自分の物件タイプの確定(分譲を貸しているのか/一棟所有か/店舗・施設併設か)、(2) 使える制度の棚卸し(市の耐震・省エネは建築政策課・ゼロカーボン推進課へ、賃貸向けは国の制度を中心に)、(3) 工事内容と工法の設計(外壁・防水・窓・給湯をまとめ、足場の使い方を最適化)、(4) 補助の交付決定→契約→着工、(5) 完了報告・実績報告、という流れです。順番を守るだけで、取りこぼしは大きく減ります。
9. よくある質問(FAQ)
Q. 一棟所有の賃貸マンションですが、相模原市の耐震補助は使えますか?
A. 市の耐震補助は「分譲マンション管理組合」が対象で、1棟所有の賃貸マンションはこの制度の枠組みからは外れます。賃貸オーナーは国の省エネ制度(賃貸集合給湯省エネ・先進的窓リノベ)や、店舗・施設併設なら市の中小規模事業者省エネ補助を入口に検討するのが現実的です。
Q. 分譲マンションの一室を貸しています。耐震診断補助の単位は?
A. 管理組合が単位となります。区分所有者単独ではなく、総会での提案を起点に、管理組合として耐震診断・改修補助を進める形です。
Q. 給湯器の交換はいつの工事から対象ですか?
A. 賃貸集合給湯省エネ2026事業では、令和7年11月28日以降に着工した、従来型から省エネ型(エコジョーズ等)への取替が対象とされています。最新の受付状況は公式サイトでご確認ください。
Q. 市の省エネ補助は賃貸住宅の部屋のエアコンに使えますか?
A. 補助対象は「事業の用にのみ供する設備」で、居住スペースへ効果が波及する設備は対象外です。賃貸住宅の居住部分よりも、店舗・事務所・医療介護施設部分が主な対象になります。
Q. 補助金は課税されますか?
A. 原則として益金(雑収入)として課税対象です。修繕費・減価償却・固定資産税減額との組み合わせで実質負担が変わるため、発注前に税理士と整理することをお勧めします。
Q. どの工法が安いですか?
A. 一概には言えません。高層・足場架設が難しい立地ではロープアクセスが有利なことが多く、全面改修や複雑形状では足場やハイブリッドが適する場合もあります。現地調査のうえ、補助制度と合わせて総コストで比較するのが確実です。
結語
相模原市の賃貸オーナーさまにとって、2026年度は「どのみち来る更新を、補助と税制が乗るうちに前倒しで投資に変える」好機です。給湯・窓・耐震は、いずれ必ず手を入れる部分。だとすれば、空室率と賃料という「静かな数字」を底上げできるタイミングで実行するのが、保有中の利回りにも、出口の売却価格にも効いてきます。
特に相模原市は「市の補助は分譲マンション・個人住宅・事業用設備が中心で、一棟所有の賃貸住宅オーナーは国の制度が主軸」という棲み分けを理解しているかどうかで、使える金額が変わります。制度の割り付けと着手順、そして工法選定。この3点を設計できれば、補助金は単なる値引きではなく、NOIと出口価格を動かすテコになります。
お持ちの物件で、まだこの検討を始めていないオーナーさまは、ぜひ一度ご相談・お問合せください。1棟の現地調査と、利回り改善シミュレーション・工法比較(足場かロープアクセスか)だけでも承ります。補助金の制度設計から工法選定まで、数字でご一緒に試算しましょう。
なお、近隣の政令市・自治体のオーナー向け補助金については、横浜市の賃貸オーナー向け補助金ガイド、川崎市の賃貸オーナー向け補助金ガイド、千葉市の賃貸オーナー向け補助金ガイドもあわせてご覧ください。エリアごとに使える制度と限度額が異なります。
出典・参考資料
- 相模原市|旧耐震基準の分譲マンションの地震対策を支援します(耐震診断・改修補助)
- 相模原市|中小規模事業者省エネルギー設備等導入支援補助(令和8年度)
- 相模原市|助成・補助制度(住まい)
- 賃貸集合給湯省エネ2026事業【公式】(経済産業省)
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】(環境省)
- 住宅省エネ2026キャンペーン【公式】(国交省・経産省・環境省)
- 神奈川県|自家消費型再生可能エネルギー導入補助金
- 神奈川県|中小企業エネルギー設備導入費補助金
- 国土交通省 2026年度税制改正(良質な住宅ストック形成に向けた措置の延長・拡充)
本記事は2026年6月13日時点の公開情報に基づきます。各補助制度は予算上限・受付期間・要件が変更される場合があります。申請前に必ず各窓口の最新情報をご確認ください。


