大規模修繕はロープアクセスが提案可能な東京の明誠へ

創業から6000棟超の施工実績

「ランニングコスト削減」を過半数のビルオーナーが最重視する時代に──築年数の増えたビル・マンションで、私が無足場のロープアクセスを“必ずワンセット”で提案する理由

「ランニングコスト削減」を過半数のビルオーナーが最重視する時代に──築年数の増えたビル・マンションで、私が無足場のロープアクセスを“必ずワンセット”で提案する理由

「ランニングコスト削減」を過半数のビルオーナーが最重視する時代に──築年数の増えたビル・マンションで、私が無足場のロープアクセスを“必ずワンセット”で提案する理由

築年数が15年、20年と過ぎたビルやマンションのオーナーさまから、私が最近いちばん多くいただくご相談は、工事の中身そのものよりも「どうやって支出を抑えるか」です。家賃は思うように上げられない。一方で、修繕費・光熱費・人件費・法令対応のコストは、放っておいても増えていく。この「入りは横ばい、出は右肩上がり」の挟み撃ちが、いま全国のビルオーナーの共通の悩みになっています。

正直に申し上げます。私はこの相談に対して、「とにかく安い業者を探しましょう」とは決して言いません。なぜなら、価格だけで業者を選んだ結果、数年後にもっと大きな出費を抱えることになった建物を、現場で20年近く、何件も見てきたからです。

ここからが本題です。これからのビル経営で支出を本当に抑えられるかどうかは、「1社1社の見積もりを値切れるか」ではなく、「修繕の組み立て方そのものを変えられるか」で決まります。そしてその鍵を握るのが、足場を組まずに施工できるロープアクセス工法(産業用ロープで職人が壁面を上下しながら作業する無足場の工法)です。今日はこの話を、最近のビルオーナー調査と、見落とされがちな法律の話を絡めながら、現場目線で丁寧にお伝えします。

いま何が起きているか──ビルオーナーの過半数が「ランニングコスト削減」を最重視

きっかけは、2026年4月から5月にかけて行われた、あるビルオーナー向けの意識調査でした。管理物件のオーナーやPM(プロパティマネジメント=建物の管理運営)契約先を対象にした調査で、ビルオーナーの半数以上が、これからの建物管理において「ランニングコスト削減」を重視していると回答した、という内容です(出典:新栄不動産ビジネス「ビルオーナー意識調査」2026年)。

この「コスト削減を重視する」という空気は、私が現場で感じている肌感覚と完全に一致します。そしてこれは、もっと大きな公的・準公的な調査データとも符合しています。

たとえば、ビルオーナーの実態を長年追っている調査では、直近1年で「収入が増えた」と感じたオーナーよりも、「支出が増えた」と感じたオーナーのほうがはるかに多く、支出増を実感する割合は6割を超えています(出典:ザイマックス総研「ビルオーナーの実態調査2025」)。賃貸ビル経営における支出増の中身を見ると、修繕・更新費、エネルギーコスト、管理コストといった項目が軒並み押し上げられているのが実態です(出典:ザイマックス総研「賃貸ビル経営における支出増加の現状」)。

ビルメンテナンス業界の側でも、人手不足による賃金上昇とエネルギーコストの高騰を背景に、単なる価格競争から「付加価値の提案」へと軸足を移そうという議論が進んでいます(出典:公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会)。

つまり、「コストを削りたいオーナー」と「安売りでは続かない管理・工事業者」が、いままさに向き合っている。この構図のなかで、削るべきコストと、削ってはいけないコストを見分けることが、何より大切になっています。

築年数が増えると、なぜ支出が雪だるま式に膨らむのか

私が現場で見てきた範囲で言うと、築年数の増えた建物の支出が膨らむのには、はっきりした順番があります。

第一に、外壁や屋上防水といった「建物の外皮」の劣化です。新築から10年を過ぎたあたりから、外壁タイルの浮き、シーリング(窓まわりなどの目地に充填するゴム状の防水材)の硬化・痩せ、屋上防水層の膨れといった症状が出始めます。

第二に、これらを放置したことによる「二次被害」です。外壁のひび割れから雨水が入れば、内部の鉄筋がさびて膨張し、コンクリートを内側から押し割る「爆裂」が起きます。私が現場で20年やってきて、一番悔しい思いをするのは、早めに数十万円で直せたはずのひび割れが、放置された結果、数百万円の構造補修に化けてしまっているのを見るときです。

第三に、こうした症状が「同時多発」することです。築20年を超えた建物では、外壁・防水・鉄部塗装・設備が、申し合わせたように一斉に寿命を迎えます。だからこそ、修繕の周期と順番をあらかじめ設計しておく「長期修繕計画」が欠かせません。マンションでは国の作成ガイドラインが整備され、計画的な修繕の重要性が示されています(出典:国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」)。

支出が雪だるま式に膨らむのは、劣化そのものよりも、「後追いで、バラバラに、慌てて」直すからです。逆に言えば、ここに支出を抑える最大の余地があります。

見落とされがちな「10年に一度の義務」──建築基準法第12条の外壁全面打診調査

コスト削減の話をする前に、どうしてもお伝えしておきたい法律があります。建築基準法第12条に基づく、特定建築物の定期調査・定期報告の制度です。

専門的な話になるので、かみ砕いてお伝えします。一定規模以上のマンション・ビル・ホテルなどは、資格を持つ調査者による定期調査を行い、その結果を特定行政庁(都道府県や市など)に報告する義務があります。ホテルや店舗など不特定多数が利用する建物では、おおむね半年〜1年ごとの報告が求められます。

そのなかでも特に重要なのが、外壁タイルなどの「全面打診調査」です。国は、竣工または外壁改修から10年を経過した建物について、その後の最初の調査時に、落下によって歩行者などに危害を加えるおそれのある部分を、原則として全面的に打診などで調べるよう定めています(2008年〔平成20年〕4月の制度改正による)。この点は、東京都も定期報告制度のQ&Aで明確に説明しています(出典:東京都都市整備局「定期調査・検査報告制度」)。

ここで多くのオーナーさまが驚かれるのが、「全面打診のために、わざわざ足場やゴンドラが必要になるのか」という点です。確かに、足場を組んでテストハンマーで全面を叩く方法は王道です。しかし、調査方法はそれだけではありません。赤外線調査や、ロープアクセスによる打診も認められるケースがあり、近年はドローンを使った赤外線調査も、国土交通省によって全面調査の手法として正式に位置づけられました(令和4年〔2022年〕1月)。

私がここで申し上げたいのは、「10年に一度、外壁を全面的に見なければならない法的な節目が必ず来る」という事実です。そして、その節目をどう使うかで、コストは大きく変わります。

なお、定期報告は単なる努力目標ではありません。報告を怠ったり、虚偽の報告をしたりした場合には、建築基準法上の罰則の対象となり得ます。万一、外壁タイルの落下で通行人にけがをさせれば、オーナーが管理責任を問われることにもなりかねません。「報告のための調査」ではなく、「人を傷つけないための調査」だと捉えていただきたいのです。

ここが本題:足場を組むかどうかで、同じ工事の値段が変わる

大規模修繕の見積書を見るとき、オーナーさまの目はどうしても「塗装」「防水」「タイル補修」といった、実際に手を加える項目に向かいます。ところが、コストを左右する大きな要素は、その手前の「仮設」にあります。

仮設足場は、外周をぐるりと囲って組み、工事が終われば解体・撤去します。この足場の架設・解体・運搬・養生は、それ自体が建物に何かを足すわけではないのに、共通仮設費としてまとまった金額を占めます。建物の形状・高さ・敷地条件によって幅はありますが、規模の大きい修繕では無視できない割合になるのが実情です。

さらに見落とされがちなのが、足場の「副作用」です。足場を組むと、外からの侵入経路ができてしまうため防犯対策が必要になり、住戸やテナントの窓は養生シートで覆われて日当たりや眺望が損なわれます。商業ビルやホテルでは、外観が隠れること自体が営業上のマイナスになることもあります。

私はこれを、いつもオーナーさまにこうお伝えしています。「足場は、工事そのものではなく、職人を壁面に届けるための“移動手段”です」。だとすれば、移動手段にだけ別の選択肢があれば、その分のコストと副作用を減らせる、というのが自然な発想です。その選択肢が、ロープアクセスです。

無足場のロープアクセスが、ランニングコスト削減と相性が良い3つの理由

ロープアクセス工法は、産業用の高強度ロープを使い、訓練を受けた職人が壁面を上下しながら、調査・補修・塗装・防水・シーリングなどを行う無足場の工法です。私がこの工法を、コスト削減を重視するオーナーさまに繰り返しおすすめするのには、はっきりした理由が3つあります。

ひとつ目は、仮設費そのものを圧縮できることです。足場を全面に組まずに済むため、架設・解体・運搬にかかる費用と工期を抑えられます。「移動手段」の部分をスリムにできるわけです。

ふたつ目は、部分補修・スポット対応に強いことです。築年数の増えた建物では、「外壁の一部だけタイルが浮いている」「特定の階のシーリングだけ劣化している」といった、ピンポイントの不具合が頻繁に起きます。こうしたときに、わざわざ建物全体に足場を組むのは過剰です。ロープアクセスなら、必要な箇所に、必要な分だけ職人を届けられます。これは、まさにランニングコストの考え方そのものです。

みっつ目は、入居者・利用者の生活や営業への影響が小さいことです。足場と養生シートで建物全体を覆う期間が短く、あるいは不要になるため、住戸の眺望や日照、テナントやホテルの営業を損ないにくい。空室対策や賃料維持に神経を使うオーナーさまにとって、この「営業を止めない」という価値は、見積金額には現れにくいけれど確実なメリットです。

明誠では、この工法を独立した強みとして整理し、ロープアクセス工法のご紹介としてご案内しています。

現場であった話──「足場ありき」の見積もりが、組み立て直しで変わった一例

抽象的な説明ばかりでは伝わりにくいので、私が現場で実際に経験した話を、物件が特定されない範囲でお話しします。

あるオーナーさまから、「外壁の一部にタイルの浮きが見つかり、是正の指摘を受けた。修繕の見積もりを取ったら、思っていたより高かった」というご相談をいただいたことがあります。拝見すると、その見積もりは建物の外周をぐるりと全面足場で囲う前提で組まれていました。劣化していたのは主に高層部の一面と、窓まわりのシーリングだったにもかかわらず、です。

私はまず、劣化の範囲を一面ずつ確認させていただきました。そのうえで、「全面改修が必要な状態ではなく、傷んでいる箇所への部分補修で十分です」とお伝えし、足場を全面に組むのではなく、傷んだ面にロープアクセスで職人を届ける段取りに組み替えました。結果として、仮設にかかっていた費用と工期を圧縮でき、入居者の窓を長期間ふさぐこともありませんでした。

私がこの仕事でいちばんやりがいを感じるのは、こうして「工事の中身は変えずに、届け方だけを変える」ことで、オーナーさまの負担を軽くできた瞬間です。逆に言えば、足場ありきで話が進んでいたら、その分の費用はそのまま支出になっていたということでもあります。コスト削減の余地は、案外こういう「当たり前だと思っていた前提」のなかに眠っています。

無足場だからこそ問われる「安全管理」──私が職人に絶対に妥協させないこと

ここまでロープアクセスの利点を中心にお伝えしてきましたが、無足場の工法だからこそ、安全管理には人一倍うるさくあるべきだ、というのが私の考えです。これは、コストの話と同じくらい大切なので、あえて一節を割いてお伝えします。

ロープアクセスは、訓練を受けた職人が、二重のロープ(作業用と万一に備えるバックアップ用)で身体を確保しながら作業します。命綱が一本でも切れたら終わり、という工法では決してありません。むしろ、足場のように「組んでしまえば安心」と気が緩みがちな現場よりも、一手一手の確認が習慣として徹底されているのが、良いロープアクセスの現場です。

私が職人に絶対に妥協させないのは、支点(アンカー)の確認と、作業前の点検です。屋上のどこにロープを固定するか、その支点が本当に荷重に耐えるか。ここを曖昧にしたまま下降することは、どんなに工期が押していても許しません。現場で20年やってきて、私が一番こだわってきたのは、実はこの「地味な確認作業」です。

オーナーさまにお伝えしたいのは、「無足場=手抜き」では決してない、ということです。むしろ、足場という大掛かりな仮設を省くからこそ、職人一人ひとりの技量と安全意識が、品質に直結します。だからこそ私は、価格の安さだけでなく、「どんな職人が、どんな手順で施工するのか」まで含めて、必ずご説明するようにしています。

ただしロープアクセスが万能ではない──向き・不向きの正直な話

ここで、両論をきちんと併記させてください。ロープアクセスは魔法の杖ではありません。向かない場面が確実にあります。

たとえば、外壁の広い面を一斉に全面改修する場合や、複数の重い資材を同時に扱う工事では、足場のほうが効率的で、結果的に安く・早く終わることがあります。また、屋上にロープを固定する支点(アンカー)が十分に取れない建物や、隣地との関係で職人が安全に下降できない形状の建物では、ロープアクセスは適しません。低層で複雑な形状の建物も、足場のほうが扱いやすいケースが多いです。

だからこそ私は、「ロープアクセスありき」で話を進めることは決してしません。建物の高さ・形状・劣化の範囲・予算・住民やテナントの事情を一つひとつ確認したうえで、足場が向く部位は足場、ロープが向く部位はロープ、と使い分ける。これがいちばん誠実なやり方だと、現場で20年やってきて確信しています。

私が必ず提案する「3工法の使い分け」と、提案型ビル管理の中身

冒頭の調査では、これからのビル管理に「提案型」が求められている、という指摘がありました。では、提案型とは具体的に何か。私の答えは、3つの工法を建物ごとに最適に組み合わせることです。

ひとつ目は、従来型の通常足場工法。中低層や複雑な形状、外壁を一斉に全面改修する場面で力を発揮します。

ふたつ目は、無足場のロープアクセス工法。高層、足場の架設が難しい物件、部分補修、そしてコストと営業影響を最重視する物件に向きます。

みっつ目は、両者を部位ごとに使い分けるハイブリッド工法です。たとえば「劣化の激しい低層部は足場、高層部はロープアクセス」というように、一棟のなかで最適化します。大規模で複雑な建物ほど、この使い分けが総額を左右します。

正直に申し上げると、1つか2つの工法しか持たない会社は、どうしても「自社の持っている工法に合わせた提案」になりがちです。私はこれを、必ず3つの選択肢を机に並べてから提案するようにしています。大規模修繕の総合的なご提案は、大規模修繕工事のご紹介にまとめています。

ビルオーナー・管理組合が、次の修繕の前に確認すべき5つの実務

ここからは、読み終えたらすぐ動けるよう、具体的なチェックリストにまとめます。

実務1:直近の定期調査報告書を引っ張り出す

まず、建築基準法第12条に基づく直近の定期調査報告書を確認してください。外壁の指摘事項、次回の全面打診の時期がいつ来るのかを把握するだけで、「いつ、何にお金がかかるか」の見通しが立ちます。報告書が見当たらない、内容がよく分からない場合は、その時点が相談のタイミングです。

実務2:足場を「組む前提」で考えていないか疑う

過去の修繕見積もりが、すべて足場前提になっていないかを見直してください。共通仮設費の金額を確認し、「この工事は本当に全面足場が必要か」を一度問い直すだけで、選択肢が広がります。

実務3:劣化を「全面」か「部分」かで切り分ける

いま必要なのが建物全体の一斉改修なのか、それとも特定箇所のスポット補修なのかを切り分けてください。部分補修で足りるなら、ロープアクセスの出番です。

実務4:長期修繕計画と「同時施工」できる項目を探す

外壁の全面打診が必要な年に、防水や塗装、設備更新を同時に組み合わせられないかを検討してください。職人を壁面に届ける手間(仮設)を一度で共有できれば、トータルのコストは下がります。

実務5:複数工法で見積もりを取り、比較する

最後に、足場・ロープアクセス・ハイブリッドのそれぞれで、どう金額と工期が変わるかを比較してください。比較できて初めて、「どこを削れて、どこを削ってはいけないか」が見えてきます。ご相談だけでも遠慮なく、お問合せフォームからお声がけください。

数字の体感化:20年スパンで見た「削れるコスト」と「守れる資産価値」

抽象的な話だけでは実感が湧きにくいので、財布の感覚に置き換えてみます。

築20年を超えた建物は、その後の20年でおおむね2回の大規模修繕の節目を迎えます。このとき、毎回すべてを全面足場で囲うのか、それとも全面改修が必要な回だけ足場を使い、間のスポット補修はロープアクセスで機動的に対応するのか。この「組み立て方」の差は、20年というスパンで積み上がると、無視できない金額になります。

そしてもう一方の皿には、「守れる資産価値」が載ります。外壁の浮きやひび割れを早期に直し、雨水の侵入による爆裂を防いだ建物は、見た目が整っているだけでなく、構造そのものが健全に保たれます。実際、住環境が安定し、管理の行き届いた建物ほど資産価値が落ちにくいことは、市場でも繰り返し指摘されています。超富裕層が、派手な新築よりも「管理の行き届いた築古」を選ぶ、という話が語られるのも、根は同じです。

私はいつもオーナーさまに、「修繕は支出ではなく、資産を傷ませないための投資です」とお伝えしています。削るべきは、足場という“移動手段”のムダであって、建物を守る工事そのものではありません。

もう一段、具体的にお話しします。たとえば10戸のテナントが入る建物で、修繕のたびに長期間、外観が養生シートで覆われ、看板や入口が隠れてしまうとどうなるか。テナントにとっては集客のしづらい期間が生まれ、退去や賃料交渉の口実にもなりかねません。これを1戸あたり、1か月あたりの賃料の感覚に置き換えると、「工事金額には現れない損失」が、じわじわと積み上がっているのが見えてきます。無足場で工期を短くし、外観を隠す期間を減らせることは、こうした「見えない出血」を止めることでもあるのです。

私はこれを、「削減できるコスト」だけでなく「守れる収益」として、必ずセットでオーナーさまにご説明するようにしています。コスト削減という言葉を、単なる値切りで終わらせないために、です。

公共工事入札に挑む私が、民間オーナーに伝えたいこと

私はいま、これまでの民間の大規模修繕に加えて、公共工事の入札にも挑戦しています。公共の世界は、価格の妥当性、施工体制、品質の裏付けを、これでもかというほど厳しく問われる世界です。

その準備を進めるなかで、改めて思うことがあります。民間のオーナーさまも、本当はこの「厳しい目」を持っていいはずだ、ということです。提示された金額が、何にいくらかかっているのか。仮設に過剰な費用が乗っていないか。安いのには、安いなりの理由がないか。こうした問いを、遠慮なくぶつけてくださって構いません。むしろ、それに正面から答えられる会社こそ、長く付き合う価値があると、私は思っています。

ロープアクセス・フランチャイズだからできる、提案型の大規模修繕

最後に、自社のサービスについて、利益相反を開示したうえでお話しします。

明誠は、ロープアクセス工事の分野で、日本で初めてフランチャイズ展開を行っています。塗装・防水・タイル・電気・看板といった各分野の専門職が加盟しており、それぞれの専門性を持ち寄ることで、高品質と低価格を両立しています。1社で抱え込むのではなく、得意な職人が得意な仕事をする。この仕組みそのものが、コスト削減と品質の両立につながっています。

また私たちは、一般社団法人全国建設業支援協会(JCSA)を運営し、全国の建設業に向けて経営支援の情報発信やオンラインセミナー、交流会、ビジネスマッチングを行っています。業界全体の底上げに取り組んでいるからこそ、目先の安さではなく、長く建物を守る視点でご提案ができると考えています。

「ランニングコスト削減」という言葉は、ともすれば「とにかく安く」と受け取られがちです。けれど私が現場で20年やってきて出した答えは、安さの追求ではなく、「修繕の組み立て方を変えること」でした。足場とロープアクセス、そしてハイブリッド。この3つを必ずワンセットで机に並べ、建物にとって本当に最適な一手を選ぶ。これは私が現場で見てきた、嘘偽りのない実感です。次回も、現場で本当に使える話だけをお届けします。

出典・参考資料